注目のスタートアップ

材料を識別できる超高感度・高解像X線カラー・イメージ・センサー開発の「ANSeeN」が10.8億円調達

company

2020年9月7日、株式会社ANSeeNは、総額10億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

静岡大学の技術である化合物半導体放射線センサの製造技術をコアとして、2011年に設立した大学発ベンチャーです。

2020年9月現在、以下の事業を展開しています。
・フォトンカウンティングLSIの設計開発
・計測システム・ソフトウェアの開発
・放射線計測機器(プリアンプ、MCA、波形分析装置)の試作・販売

ANSeeNのセンサーは、X線の波長を見分けることができるため、材料識別を実現することが可能です。従来は可視化が難しかった、自動車や鉄道などの金属鋳造部品などの可視化を実現することができます。

今回の資金は、超高解像X線イメージ・センサーとX線カラー・カメラの量産設備の導入に充当されます。2021年中の量産体制の構築を目指すようです。

センシング技術は様々なIoTプロダクトのコアとなる技術です。そのためセンシング技術の向上は革新的なプロダクトの開発にとって必須です。

ANSeeNの技術は高精度の非破壊検査が可能となるため、たとえばドローンによるインフラの検査などへの活用が期待されています。

最先端の技術の開発には資金調達が必要不可欠です。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、創業期の資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ANSeeN X線 イメージ・センサー センサー 株式会社 研究開発 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

中重度障害者に特化した就労支援サービスなどを展開する「リハス」が資金調達
2025年1月16日、株式会社リハスは、資金調達を実施したことを発表しました。 リハスは、中重度障害者に特化した就労支援サービスや、企業のSX(サステナビリティトランスフォーメーション)の支援サービス…
空間レイヤープラットフォームを提供する「STYLY」が「三菱商事」から資金調達
2024年4月8日、株式会社STYLYは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、三菱商事株式会社です。 空間レイヤープラットフォーム「STYLY(スタイリー)」を提供しています。 VRやA…
アスリートを支える専門人材とスポーツの仕事をつなぐ「Ascenders Partners」などを運営する「Ascenders」が資金調達
2022年7月7日、Ascenders株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Ascendersは、アスリートを支える専門人材とスポーツの仕事をつなぐプラットフォーム「Ascenders …
製造業向け生産計画自動立案システム「最適ワークス」を提供する「スカイディスク」が資金調達 「西日本シティ銀行」と業務提携
2023年2月13日、株式会社スカイディスクは、株式会社西日本シティ銀行の子会社である株式会社NCBベンチャーキャピタルを引受先とした第三者割当増資を実施したことを発表しました。 また、西日本シティ銀…
AIソリューションベンダーの「ギリア」と「日本郵船」が資本業務提携
2023年1月30日、ギリア株式会社は、日本郵船株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 ギリアは、AI開発スタートアップのUEIと、ソニーコンピュータサイエンス研究所の合弁会社として…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集