志で繋がり日本を変えていくコミュニティ「暁の会」代表理事 木俣氏インタビュー&現地レポ

全国各地で若手経営者・起業家、士業を中心に経営・ビジネスだけでなく「志」を軸に講演、交流会の活動を行っている「暁の会」。日本全国、海外でも積極的に活動を行っているコミュニティです。
今回は、「暁の会」代表理事である木俣 佳丈氏インタビューと、創業手帳代表の大久保の現地レポートをお届けします。

暁の会とは
ー暁の会とはどういうコミュニティなのでしょうか?

暁の会とは、それぞれの志を立てた人物が有機的につながるコミュニティです。自分なりの型を作り、戦略眼を身につける相互研鑽の場です。
実践によってしか、世界を変える事はできません。世の為に何が出来るか考え、実践する集団でありたいという願いが込められています。

起業の動機は「世界を変えたい」という事。つまり【志】が無ければ起業する価値は無く。更に、これからの時代は「やり方」よりも「在り方」自分自身が良い人材になる事が自らの志を実現する唯一最短の道であると我々は考えます。

暁の会で何かやろう。事を成し遂げよう。というモノは実はありません。暁は組織ではなく、コミュニティ形成を目指しています。
関わって下さる方へ提供するのは「場と出会い」です。志を持つものが一同に会す。それだけで十分に高い価値が生まれると考えています。その為、誰でも良いわけでなく、主に紹介により当会は成り立っています。

暁の会の成り立ち

2009年のリーマンショック。日本全体に重い空気が覆っていました。
テレビニュースや新聞では、「株価暴落」「失業率」「企業の業績不振」等、暗い話題ばかり連日報道されていました。

日本はどうなってしまうのか?そんな漠然とした負の感情が漂うなか、名古屋で2人の若者が出会いました。長岡と梅村です。

人脈もお金も無い2人に出来る事はありませんでした。しかし、道行く人に元気を届ける事。挨拶をする事。これならできる!と考え、週1回の挨拶運動を始めました。これが暁のはじまりです。

暁には早朝という意味と、「〇〇の暁には」と用いられるように「待ち望んでいた夢が実現する」という意味があり。当時の2人が「これしかない」と直感し、名付けました。

その後、2人と代表の木俣が出会い、「一緒に何かやろう。面白いヒトを100人集めよう、そしたら何かが生まれるから」というお誘いを受けてはじまりました。しかし、ただ集まるだけでは終わると思い、当時流行していたビジネスプレゼンを参考にして、7分間で自分の志を話す型ができました。2012年に12月22日70名で第1回の例会を開催し、暁の会は新たな1ページを刻みました。

当初は二人の若者のから始まった、「何か自分たちにできる事はないのか?」という想いが、いつしか大きな志の輪になりました。
志を持った若者や経営者が、その「想い」「ビジョン」を発信する「場」と「出逢い」のプラットホームへと変貌を遂げ、全国へとその輪は拡がっています。

伝播し加速する志の輪

ー今後の展開を教えてください。

今年(2017年)は、3月11日に初の海外開催となる上海で第1回上海暁を開催。3月18日に第1回京都暁を開催。6月3日第2回東京暁を開催。更に12月3日には第1回信州(長野)暁を開催予定です。

私が「やってほしい」と各地に広げたのではなく、「是非、私にやらせてください」という方が広めてくれています。
名古屋では梅村、中嶋。東京では佐藤、柿山。上海では馬。京都には山村、本間。今度の信州では浅原、佐藤。というように、各地にコアとなる人物が現れ。その周囲を巻き込みながら暁の輪は全国各地に広がっています。

これからも多くの志をもった仲間と共に勉強会や企業視察会、社会貢献活動をしていくことで、違いに研鑽し。各々の業を通じて日本を変革していく集団となる事を目指します。

東京運営事務局 佐藤氏よりコメント

暁の会、東京運営事務局 佐藤氏からも、コメントを頂きました。

ー起業家へのメッセージをお願いします。

全国各地で志の輪を拡げ、暁のコミュニティーを作り、多くの志をもった仲間と共に勉強会や企業視察会、社会貢献活動をしていきたいと思っております。

起業家の皆さんは、一人一人起業にいたる「強い想い」や「ストーリー」をお持ちだと思います。
この暁は、業界の垣根を越えた交流から、志高い同世代のリーダー同士のコミュニティーを構築し互いに共感し共に行動できる仲間の集まりです。
是非、起業家の皆さんがお持ちのビジョンや想いを我々と共有し、志の輪を伝播し加速させましょう。

【創業手帳代表の大久保が現地レポート】

2017年6月3日に東京「暁」第2回例会が五反田(会場:アチーブメント株式会社・イベントホール)で行われた。
定員200名で当日は若手の起業家、士業を中心に満員。創業手帳の代表の大久保幸世も参加、登壇した。

当日は、代表理事の木俣佳丈氏、衆議院議員の浅尾慶一郎氏、経産省の起業担当、会場提供のアチーブメント株式会社の青木仁志氏、土屋純氏(三菱商事などの多数の企業の役員を歴任、ベンチャー支援を行っている。)による講演やトークセッションが行われた他、若手起業家によるプレゼンテーション、盲ろうの荒美有記氏による講演、交流会など盛りだくさんな内容が行われた。その中でも注目のトピックを2つ紹介したい。

~若手起業家4氏によるプレゼンテーション~

若手起業家のプレゼン大会で、4名のプレゼンテーションと会場での投票が行われた。

・株式会社柴田工業 代表取締役CEO 柴田 薫 氏 

柴田工業の柴田氏は耐久性に優れた太陽光発電で急成長している。自然エネルギーとして成長を期待される太陽光だが、耐久性が課題だが同社は、その技術力で課題を解決しており普及が進んでいる。環境ビジネスであり同時にビジネスとしても急成長を実現している会社だ。

・テレノイド計画株式会社 代表取締役 田野 宏一 氏

田野氏のテレノイドはあえてAIでは人が介在する高齢者向けの癒しロボットで実演で会場を沸かせていた。
AI系のロボットが注目を浴びる中で、あえて遠隔で人がコミュニケーションをとるというスタイル。また機能もコミュニケーションに特化しているのが特徴だ。介護・ロボット領域が注目されているが、新しいアプローチと言えるだろう。

・ナオライ株式会社 代表取締役 三宅 紘一郎 氏

ナオライ三宅氏は三角島からMIKADOブランドの、レモンの酒を全国、世界に向けて発売している。農業・酒・地方活性化という意味で注目の会社だ。若者が地方の農業や伝統産業と関わり、世界市場に向けて発信しているのは支援したい取り組み。

・表参道グループ 表参道相続専門税理士事務所 橘 慶太 氏

大手の税理士法人から若手士業グループの表参道グループに参画、起業した橘氏。日本の社長の平均年齢は60歳を超え、団塊の世代のオーナー社長の退職による事業承継や、相続はこれから大きな社会課題となる中で、社会課題に挑戦する注目の税理士。

いずれも劣らぬ熱弁をふるい会場を沸かせたが、
会場投票による「暁」アワードが、ナオライの三宅氏に贈られた。
また、他3氏にもそれぞれ、登壇者からの各賞が授与された。

~盲ろう者と社会のつながりを。「日本のヘレンケラー」荒美有記氏

ベンチャーだけでなく、社会貢献活動をしている荒氏の講演は会場の感動を呼んだ。
目が見えない盲目、耳が聞こえない聾唖、いずれも大きなハンディキャップだ。
しかし、両方の障害を持つのが「盲ろう」。
そのハンディキャップの大きさは想像を絶する。
朝日新聞や「報道特集」(TBS)で、特集され「日本のヘレンケラー」と呼ばれる盲ろう者の荒美有記氏。

病気により大学4年時に視力と聴力を完全に失い、コミュニケーションの手段は「指点字」。相手の指を「トントン」と叩いて気持ちを伝える。当日会場では指点字を代読する形式による講演が行われた。
「東京盲ろう者友の会」の理事として、自身のハンディキャップを受け入れ、乗り越える過程、他の「盲ろう」者を社会とつなげるための活動を紹介し、当日、多額の募金が集まった。

1.識者講演(インプット)
2.若手起業によるプレゼン(アウトプット)
3.荒氏講演による社会貢献への意識(広い意識)
4.交流

という4つの要素が織り込まれたイベントとなった。
今後の全国、世界展開が注目される。

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