2017年のIPO総まとめ!注目の企業は?推移は?

創業手帳

2017年にIPOした注目の企業をまとめました

(2018/01/31更新)

会社を始めたからには、いつかは上場したい!
起業家の中には、上場を見据えて事業を展開している方も多いことでしょう。そこで今回は、近年における日本のIPO(新規株式上場)の動きと、2017年にIPOした注目企業をまとめました。

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日本のIPO企業数推移

リーマンショック後の2009年を底に6年連続の増加を経て、2015年が直近10年でピークとなる92社。2016年は83社に留まっていました。

そして、2017年に再び増加を見せ、IPOした企業は90社にのぼりました。

なお、2018年のIPOはまだ未定ですが、2017年と同じ水準になるか、さらに企業数を増やす可能性もあると言われています。

2017年IPO銘柄 時価総額TOP10

順位 会社名 時価総額(初値)
1 SGホールディングス 608,375 百万円
2 オプトラン 108,056 百万円
3 スシローグローバルホールディングス 94,184 百万円
4 LIXILビバ 87,070 百万円
5 マクロミル 72,107 百万円
6 Technology 70,029 百万円
7 カチタス 65,477 百万円
8 西本Wismettacホールディングス 64,043 百万円
9 マネーフォワード 54,838 百万円
10 森六ホールディングス 50,456 百万円

2017年IPO企業の中で時価総額トップとなったのは、「佐川急便」の親会社にあたる「SGホールディングス株式会社」で、初値に基づく時価総額は約6,083億でした。創立60周年という節目の年での上場で、今年最大のIPOとしても話題となりました。課題の多い物流業界の中での上場、今後のサービス展開にも注目して行きたいですね。

第2位は、LEDなどさまざまな光学部品などのコーティング装置の製造・販売をする「株式会社オプトラン」で1080億、第3位には、回転寿司チェーンでおなじみの「スシロー」を展開する「株式会社スシローグローバルホールディングス」が約941億と続きます。

2017年IPO銘柄 公募価格比TOP10

続いて、公募価格比ランキングをみてみましょう。
※公募価格比:はじめに設定した売り出し価格(公募価格)から、株式公開して初めてついた価格(初値)への変化率

順位 会社名 公募価格 初値 初値/公募価格
1 トレードワークス ¥2,200 ¥13,600 618.20%
2 ウォンテッドリー ¥1,000 ¥5,010 501.00%
3 ビーブレイクシステムズ ¥1,670 ¥7,700 461.10%
4 ポエック ¥750 ¥3,280 437.30%
5 ユーザーローカル ¥2,940 ¥12,500 425.20%
6 シャノン ¥1,500 ¥6,310 420.70%
7 エル・ティー・エス ¥680 ¥2,810 413.20%
8 サインポスト ¥2,200 ¥8,530 387.70%
9 インターネットインフィニティー ¥1,320 ¥5,040 381.80%
10 力の源ホールディングス ¥600 ¥2,230 371.70%

トップとなったのは、証券やFX業界向けのシステム開発を行う「株式会社トレードワークス」でした。公募価格比はなんと618%!
第2位はベンチャー企業界隈ではおなじみの「ウォンテッドリー株式会社」。第3位はERP(基幹業務システム)事業やその他システム開発事業を展開する「株式会社ビーブレイクシステムズ」でした。

公募価格比でみると、やはりテック系企業の注目度の高さが伺えます。

ちなみに、2017年IPOした全90社中、公募価格比100%超の企業はなんと82社にものぼり、全体の約91%が公募価格に対して初値が上回ったという結果になりました。
2016年は、全83社の中で公募価格比100%超となったのは67社(全体の約80%)でした。

全株式市場の中でも、特にIPO市場の注目度が上がっているといわれるのも納得です。

編集部注目の企業をピックアップ!

ここからは、銘柄別に創業手帳編集部が気になる企業をピックアップしていきます!

トレードワークス

公募価格比驚異の618%を叩き出した、証券やFXなどの企業向けシステム開発事業を行う「トレードワークス」。
今回の初値高騰の要因は、Web脆弱性診断サービスなどをもつ、セキュリティ事業への高い注目度からもきているのではないかと思います。

ネットセキュリティ関連の事業は、近年急増しているサイバー攻撃やハッキング被害などの影響で、いま非常に注目されている分野です。
今年IPOした企業の中でネットセキュリティ関連事業を行なっている会社には、トレードワークスのほか「アセンテック」や「No.1」があります。

ウォンテッドリー

ビジネスSNSを展開する、2010年創業の「ウォンテッドリー株式会社」。求人に特化したビジネスSNS「Wantedly」を展開し、企業とのつながりが持てる機能やメッセージ機能などの利便性から、特にベンチャー企業中心にサービスが広がっています。
ウォンテッドリーは、公開株式数149,500株と今回のIPOの中でも一番少なく、初値が著しく上昇。公募価格比501%にまでなりました。

2017年には「ウォンテッドリーピープル」という名刺管理アプリもローンチ。さらに、先日発表した「Wantedly AI/Robot Fund」というスタートアップへの投資プロジェクトなどでも話題となっています。

ユーザーローカル

公募価格比425%の注目株「ユーザーローカル」。ビッグデータなどを用いてさまざまな業界のマーケティング支援を行なっています。

事業内容もさることながら、「ビッグデータ」や「AI」などといったトレンドキーワードも、投資家の注目を集める要因となったのではないでしょうか。

マネーフォワード

家計簿アプリや、クラウド会計システム「MFクラウド」などを展開する2012年創業の「株式会社マネーフォワード」。BtoB事業、BtoC事業ともに好調で、わずか5年でのスピード上場を成し遂げました。

さらに、2018年1月15日にはフィンテック分野への投資プロジェクト「マネーフォワードファンド」の立ち上げを発表しています。

今回唯一の赤字上場となったマネーフォワードですが、今後のさらなる発展が期待されています。

クラウド関連事業のIPOは近年特に増えてきており、マネーフォワードの他にも、「ナレッジスイート」「エコモット」「ビーブレイクシステムズ」「オロ」「シャノン」など、2017年は90社中6社がクラウド事業を行っている企業でした。

まとめ

インターネットの発展やVCの台頭に伴い、企業がIPOするスピードは徐々に上がってきています。
メルカリやウォンテッドリー、マネーフォワードのように、個別の企業がスタートアップ投資を行う動きも目立つようになり、ベンチャー企業の上場までのスピードは今後さらに加速していく可能性もあるでしょう。
そして、近年のIPOの中には、人工知能やクラウド、IoT、ネットセキュリティなど、21世紀型の技術・サービスを展開する企業が増え、市場の注目を集めているのも特徴的です。

さて、2018年はどんな企業が上場していくのでしょうか。創業手帳でも引き続き注目していきたいと思います。

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(執筆:創業手帳編集部)

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