注目のスタートアップ

外科系チーム医療のDXを推進する「クオトミー」が資金調達

company

2025年12月8日、株式会社クオトミーは、資金調達を発表しました。

クオトミーは、スマート手術台帳「OpeOne」を開発・提供しています。

AI-OCR技術を活用し、外科系医療チームにおける手術症例情報の簡単かつ安全な確認・共有を実現するシステムです。

手術前後に発生する情報・データ共有を効率化し、医療従事者のノンコア業務の削減に貢献しています。

さらに、外科系チーム医療が抱える構造的な課題へのニーズに応えるため、外科系チーム医療全体を支える「OpeOneシリーズ」へと発展させる計画です。

今回調達した資金は、「OpeOneシリーズ」としてのプロダクト開発、カスタマーサクセス体制の強化に活用します。


医療技術の進展により高難度の手術が増える一方、高齢化による患者数の増加や人手不足によって医療従事者の負担は高まっています。そのため、医療の質を維持し、持続可能な体制を築くためにテクノロジーの活用が進められています。

特に医療現場では情報共有が依然としてアナログに依存しているケースが多く、非効率な作業が長時間労働につながっています。なかでも外科医は資格取得に時間がかかり、勤務時間が長く、給与が勤務量に見合わないうえに医療訴訟リスクも抱えているため、担い手不足が深刻です。

こうした背景のもと、クオトミーはチームの手術症例情報を簡単に確認・共有できるシステムを提供し、外科系医療現場の業務効率化を支援しています。

さらに、外科系診療科以外の効率化ニーズにも対応するため、外科系チーム医療全体を支える「OpeOneシリーズ」への発展を目指しています。

事業のさらなる成長には戦略的な資金調達やシナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受ける際の注意点など詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ クオトミー 医療 情報共有 手術
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

不動産会社向けに物件写真データを軸としたBPaaSプラットフォームを運営する「Live Search」が資金調達
2024年11月26日、株式会社Live Searchは、資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は7億円超となりました。 Live Searchは、物件撮影・間取り図…
高齢者の転倒による骨折を減らす転んだ際に柔らかくなるマット「ころやわ」を展開する「Magic Shields」が2.3億円調達
2023年5月10日、株式会社Magic Shieldsは、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Magic Shieldsは、転んだ時に柔らかくなる床材「ころやわ」を提供し…
エクソソーム創薬の「EXORPHIA」が2億円調達
2022年5月19日、株式会社EXORPHIAは、2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)が運営するファンドです。 EXORPHI…
海外の製品特化した新規治療薬開発・市場化の「ヘカバイオ」が5.5億円調達
2018年12月7日、ヘカバイオ株式会社は、総額5億5,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 海外の製品の導入に特化して新規治療薬の開発や市場化を展開しています。 主にがん、自己免疫性炎…
オンライン診察システム「YaDoc」の開発元が7.5億円調達!
平成30年4月16日、株式会社インテグリティ・ヘルスケアは、総額7億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 オンライン診療システム「YaDoc」を開発・提供しています。 モニタリング、…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集