儲かるビジネスの特徴とは?成功している事業の共通点と儲けるための秘訣を解説

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儲かるビジネスに共通する特徴を押さえよう


物価の高騰といった様々な理由で会社が倒産したニュースを目にする機会も多いです。しかし、その一方で着実に売上を伸ばしている企業が多く存在するのも事実です。
「なぜ生き残っているのか」「なぜ順調に売上を伸ばしているのか」などと疑問に感じている人もいるでしょう。
儲かるビジネスには、様々な特徴があり共通点も存在します。
ビジネスをスタートするのであれば「儲けたい」と考えるのは一般的なので、儲かりやすいビジネスの特徴やジャンル、ビジネスアイデアの出し方などを解説していきます。
儲かるビジネスで成功を目指したい人は、ぜひ参考にしてみてください。

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儲かるビジネスにみられる特徴

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「儲けたい」「稼ぎたい」と考えても、どんなビジネスをスタートすれば良いのか悩んでしまうでしょう。
ビジネスの種類は多岐にわたりますが、儲かるビジネスには共通点があります。
以下の特徴に当てはまるビジネスであるか、事前に確認してからビジネスを始めてみてください。

利益率が高い

利益率が高い事業は、収益性の高いビジネスに共通する特徴の1つです。利益率が高いとは、売上に対して手元に残るお金が多いことを意味します。
例えば、原価が低く設定できるビジネス、人件費の負担が少ないビジネスは、比較的利益率が高くなりやすい傾向にあります。

一方、売上が多くても原価や経費が高いビジネスは、利益が上がらないため、儲かるビジネスとは言えません。
そのため、単に売上だけではなく、どれだけの利益が確保できるのか考えた上でビジネスの種類を選ぶことが大切です。

コスト負担が少ない

儲かるビジネスの特徴として、コスト負担が少ない点も挙げられます。
例えば初期費用です。初期費用が多くかかるビジネスは、最初に多くの投資が必要になるため黒字化するまでに一定の時間がかかります。
そのためビジネスをスタートする際にはできる限り初期費用を抑えることで、早い段階で利益を出すことができ、儲かるビジネスを目指せるようになるのです。

また、ランニングコストにも注意が必要です。
ビジネスを運営するために継続的にかかる費用をランニングコストと言いますが、儲かるビジネスにおいてはランニングコストが少ない特徴もあります。
売上があってもコストがかかれば利益が圧迫されるため利益率の高いビジネスの実現を目指せません。
ランニングコストが少なければ、たとえ少ない売上でも利益を確保しやすいため、安定した経営が可能になります。
儲かるビジネスを目指すなら、コスト負担を抑えることを意識してみてください。

競合が少ない

市場において競合が集中していることをレッドオーシャンと言います。その対義語としてブルーオーシャンと言う言葉があり、市場において競合がほぼいない状態のことです。
ビジネスで儲けるためには、競合の少ないブルーオーシャンに位置している業種でビジネスを始めることが得策と言えます。
これは、競合が少なければ必然的に顧客を習得しやすいためです。

競合の多い市場に手を出してしまえば、多くのシェアを他社が占めているため新規参入では売上を確保するのも難しいです。
競合が少ないとなれば参入障壁が高いリスクもありますが、ブルーオーシャンでのビジネスであれば、儲かるビジネスを実現しやすくなります。
レッドオーシャンに挑戦したい場合には、初めにブルーオーシャンで実績を残し、世間からの認知度を高めてからチャレンジするのもおすすめです。

顧客を獲得しやすく、リピートが見込める集客

儲かるビジネスを始めるためには、顧客の獲得のしやすさも重要なポイントです。
消費者からのニーズが高ければ、継続的な収入を目指せるので、利益の安定化を図ることができ、収益の予測もしやすいです。
顧客を獲得しやすく、リピートが見込めるビジネスを選んで事業をスタートしてみてください。

ただし、現段階で集客がしやすくても、景気やトレンドの変化に左右されやすければ事業の継続が困難になってしまいます。
リスクを抑えるためにも、景気やトレンドに左右されにくいジャンルを選ぶことも大切です。

収益が自動発生する「ストック型」を採用している

儲かるビジネスの特徴として「ストック型」も当てはまります。一度獲得した顧客から継続的に収益を得られるようなビジネスモデルを指します。
サブスクリプションサービスやオンラインスクールが主な例です。

ストック型のビジネスは、毎月安定した収益が見込めるので、事業の安定性が高まります。
短期的な利益だけではなく、長期的な収益を見込めるビジネスを目指すことが大切です。

将来性がある

将来性がある点も儲かるビジネスの特徴の1つです。特に近年はAIの活用が様々な業種で進んでいます。
AIが人間の仕事を代替する可能性が高まるため、AIによる代替が難しい事業を選ぶことがポイントです。
例えば、一般事務や運転手、スーパーやコンビニの店員、ライターなどは、将来的にAIに代替されると言われています。

一方、高度なコミュニケーションが必要な仕事や最終的に人間のチェックが必要な業種は、AIの影響を受けにくいと言えます。
そのため、将来性があり尚且つAIの影響を受けにくいジャンルを選ぶことも、長期的に儲かるビジネスを目指すために重要です。

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成功事例から学ぶ!儲かるビジネスのジャンル別紹介


儲かるビジネスは前述したような特徴だけではなく、実際の事例を見ることでイメージがより明確になります。
ここでは代表的なジャンル別に、なぜ利益が出やすいのか、どんな仕組みで成長しているのかを解説していきます。

オンラインコンテンツ・サブスクモデル

儲かるビジネスのジャンルとして、オンラインコンテンツ・サブスクモデルが挙げられます。
動画配信サービスやオンライン学習などは、一度作ったコンテンツを繰り返し販売できる「ストック型」の代表例です。
そのため、サブスクリプション形式に当てはまる事業を展開することで、継続的な収益が見込めるようになります。

EC・無在庫販売

ECや無在庫販売も儲かるビジネスに当てはまるジャンルの1つです。
ネットショップやドロップシッピングは、在庫を抱えずに販売できる仕組みがあるため、リスクを抑えて始められます。
儲かるビジネスの特徴でもある初期コストが小さいビジネスや需要が高い商品を選べば高い利益率の実現を目指せるでしょう。

シェアリングエコノミー

レンタルスペースやカーシェアなど、遊休資産を活用するビジネスは近年需要が伸びています。
資産を効率的に運用できるため、安定的な収益源となりやすい特徴があります。ニーズがあり、競合が少ない地域で始めれば優位性を築ける可能性が高いです。

専門スキル系サービス

専門的なスキルを持っているのであれば、それを活用して事業をスタートするのもおすすめです。
プログラミング教育、デザイン、語学レッスンなど、自分のスキルをサービス化するモデルは利益率が高く、オンライン展開によって全国・海外の顧客も対象にできます。
個人からスタートして実績を積み、徐々に生徒を増やしていけば事業を大きくすることも可能です。

フランチャイズビジネス

フランチャイズビジネスも儲かるビジネスの一種と言えます。
飲食店やクリーニングなどのフランチャイズは、すでに成功しているブランドのノウハウを活用できるため、集客や運営の仕組みが整っています。

ある程度の初期投資は必要ですが、売上の安定性が高く、未経験者でも成功しやすいモデルです。
特化したスキルがない、事業に関するノウハウが少ないといった場合はおすすめのビジネスです。

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儲かるビジネスアイデアの探し方


ここからは、ビジネスアイデアの探し方を紹介していきます。

成功しているビジネスからヒントを得る

儲かるビジネスのアイデアを探す際に実践しやすい方法として、成功しているビジネスからヒントを得ることが挙げられます。

  • 都市部で人気となっているサブスクリプション型のジムを地方向けにアレンジする
  • 流行っているアプリの機能を特定の業界に特化して再構築する

上記のような形でヒントを得ると、成功しやすいです。
単なる模倣ではなく、切り口を変えることが重要となり、ターゲット層や提供チャネルを変更することで差別化を図れます。

広告やチラシから消費者のニーズを見極める

広告やチラシからヒントを得ることも可能です。
DMやSNS広告、YouTubeの動画広告など、日常で目にする販促物は非常に多く、その中にはビジネスのアイデアも隠れています。
特に、何度も目にするような広告は、継続的に広告を投じても利益が出ている証拠となるため、「ニーズが高い」「問題を解決したい消費者が多い」ことを予想できます。

  • 目についた広告の写真を撮る
  • キャッチコピーや価格などをチェックする
  • 頻繁に見る広告をリスト化する
  • ビジネスの展開を考えている地域や興味に合った形で再構成する

上記を参考に、アイデア出しの参考にしてみてください。

身近にある困りごと・要望を洗い出してみる

自分の周辺に入る人たちの困りごとや要望でビジネスのヒントを得ることもできます。実際にヒットした商品の多くは、日常に起こる不便なことから生まれたものが多いです。
そのため、自分が不満を感じた瞬間をメモに取るだけではなく、家族や友人に困っていることをヒアリングしてみてください。

そして、それを解決できる商品やサービスを実際に使う中で考えられる改善点を見つけて、自分が行うビジネスの参考にしてみましょう。
SNSやレビューで消費者の不満を調査するのも大切です。

複数の事業を掛け合わせてみる

ゼロからアイデアを出すことが難しくても、複数の事業を掛け合わせれば、新しいビジネスを生み出すことが可能です。
例えば、スマートフォンは電話だけではなくインターネットや音楽プレイヤーなど、既存の機能を掛け合わせて作られており、より便利なアイテムとなっています。

既存のビジネスでは面白みがないものでも、複数を組み合わせることで斬新なアイデアに変わる可能性が考えられるので、便利で使い勝手の良い掛け合わせがないか考えてみてください。
意外な掛け合わせから新しいアイデアが誕生するケースもあるので、様々な種類のビジネスをピックアップして検討してみましょう。

企業のIR情報を参考にしてみる

上場企業が投資家に向けて経営方針や事業戦略、業績情報を公開することをIR情報と言います。
どんな事業を行っているのか、業績はどうなっているのかなどを知るために有効な情報ですが、アイデア出しの参考にもなります。

成長戦略は注力している市場や領域を知ることができ、新規事業についてはどんな分野に参入しているのかを知ることが可能です。
そして、策を実行した結果の売上の変化を施策実績で読み取れます。
業界のニーズや流行の兆しといった部分を知る材料となるためビジネスのヒントになるはずです。競合分析にもつながるので、IR情報にも注目してみてください。

好きなこと・得意なことを深掘りする

自分の好きなこと・得意なことを深掘りすると、どんな分野で起業すべきなのかが見えてきます。
自分がどんな分野であれば輝けるのかをイメージして、その中からビジネスアイデアを探ってみてください。
好きなことであればモチベーションを維持しながらビジネスも続けられます。

ただし、好きなこと・得意なことだけで成功できるとは限りません。ビジネスとして成り立つのか判断することも重要なので、しっかり考えた上で起業してください。

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儲かるビジネスを見つけるためのポイント


最後に、儲かるビジネスを見つけるためのポイントを解説していきます。

1人でも起業できるビジネスを選ぶ

近年、様々な企業で人材不足が深刻化しています。採用募集をしても人が集まらず苦労する企業も多いです。
起業したばかりの会社であれば知名度や信用力の低さから採用にはさらに時間がかかってしまいます。
そのため、人手を使わずに儲かるビジネスを選ぶことで成功を目指せるようになるでしょう。

フリーランスエンジニアや税理士、司法書士やネットショップ経営などが考えられます。1人でも起業できるスモールビジネスから始めることが大切です。

ニッチな市場に注目する

広い市場ではなく、ニッチな市場に注目することも大切なポイントです。特定の顧客層、特定の地域などに絞った限定的なマーケットをニッチな市場と言います。
大企業が参入しにくいニッチな市場に特化することで、限られた資源の中でも最大の成果を出すことにつながるでしょう。

  • 30代女性向けのグルテンフリーのスイーツ店
  • 高齢者専用のスマホ教室

 
上記のように対象を絞れば、競合の少ないポジションでの成功を築きやすいです。

トレンドだけで判断しない

トレンドの移り変わりが激しい分野を選ぶと、安定した収入が得られないリスクがあります。
タイミング良くトレンドのビジネスをスタートできれば売上アップを狙えますが、長期的に安定した利益を得ることは難しいです。

参入後すぐにトレンドが衰える、といったようにタイミングが悪ければ初期費用を回収できないまま事業継続が困難になる可能性もあります。
トレンドだけを意識せず、安定的な収益を目指せる事業への算入を考えてください。

まとめ・自分だけの儲かるビジネスを見つけよう

儲かるビジネスには、需要が高く利益率の良い仕組みや、継続的に収益を生み出すモデルなど、いくつかの共通点があります。
ビジネスアイデアを探す際には、市場ニーズや時代の流れを意識し、リスクを見極めながら実現可能性を検討することが大切です。
この記事で紹介したポイントを参考に、あなた自身の強みや価値観に合った“自分だけの儲かるビジネス”を見つけていきましょう。

儲かるビジネスは、大きく始める必要はありません。重要なのは“広げられる設計”があるかどうか。
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(編集:創業手帳編集部)

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