注目のスタートアップ

在宅診療所を中心に医療支援事業を展開する「株式会社地域医療パートナーズ」が資金調達

company

2025年7月18日、株式会社地域医療パートナーズは、資金調達を発表しました。

引受先は、東北ヘルスケアサポート第1号ファンドです。

地域医療パートナーズは、在宅診療所を中心とした医療機関の経営支援、運営代行、人材・人事支援事業を行っています

今回調達した資金は、地域医療の課題解決、医療人材の育成・雇用創出に活用します。


在宅診療所は、自宅療養中で通院が困難な患者に対して、医師が定期的に自宅を訪問し、診療を行う医療機関です。高齢化社会の進展とともに、その需要が急速に高まっています。

注目を集めている主な理由としては、過半数の高齢者が「最期は自宅で迎えたい」と考えていること、入院医療と比較して在宅医療のほうがコストを抑えられること、そして通院が困難な高齢者が増加していることなどが挙げられます。

今後も高齢者の増加に伴い、在宅医療のニーズはさらに高まると予測されており、在宅診療所は今後も成長が期待される分野です。

一方で、在宅診療所は複数の課題にも直面しています。

まず、医師や看護師の確保が難しいことが大きな問題です。とくに若手医師の参入が少なく、ベテランの医師に業務が集中する傾向があり、人手不足と業務負担の偏りが深刻化しています。

また、診療報酬の不安定さも課題の一つです。在宅医療の収益構造は安定性に欠けており、とくに小規模な診療所では継続が困難になるケースも少なくありません。

こうした課題を解決するために、地域医療パートナーズは、在宅診療所を中心とした開業支援、運営支援、人材・人事支援などの事業を展開しています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB コンサルティング パートナー 人事 人材 代行 医療 医療機関 在宅 地域 地域医療パートナーズ 支援 支援事業 株式会社 経営 経営コンサルティング 経営支援 育成 診療 課題解決 資金調達 運営 運営代行 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

電動キックボードシェアリングサービス展開の「Luup」が7.5億円調達
2021年5月19日、株式会社Luupは、総額7億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 電動キックボードや小型電動アシスト自転車などの、電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「…
MaaSプラットフォーム「SMOC」を手がける「Zenmov」が資金調達
2024年4月9日、Zenmov株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Zenmovは、MaaSプラットフォーム「SMOC(Smart Mobility Operation Cloud)」…
AIを活用して薬剤耐性菌問題の解決を目指す「GramEye」がNEDO研究開発型スタートアップ支援事業(STS)に採択
2022年3月30日、株式会社GramEyeは、NEDOの2021年度「研究開発型スタートアップ支援事業/シード期の研究開発型スタートアップに対する事業化支援(STS)」に採択されたことを発表しました…
トップ・クリエイターから学べる動画プラットフォーム「your school」運営の「TranSe」が1億円調達
2021年2月15日、株式会社TranSeは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 以下のサービスを提供しています。 ・取締役CSOでありYouTubeクリエイターの大川優介を起点とした…
AIスマートカメラ「SiNGRAY」シリーズを提供する「HMS」が3億円調達
2022年10月20日、HMS株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 HMSは、AIスマートカメラ「SiNGRAY」シリーズや、AI画像処理プラットフォーム「SiNGRAY N…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集