注目のスタートアップ

低コストの二酸化炭素分離膜を開発する「OOYOO」が4.3億円調達

company

2024年10月18日、株式会社OOYOOは、総額4億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

OOYOOは、独自の分離膜技術を搭載した省エネルギーかつコンパクトなCO2回収システムを開発しています。

今回の資金調達により、実証試験機の開発と、将来的なスケールアップに向けた検討に着手します。


温室効果ガスの一種である二酸化炭素(CO2)は、気候変動の主な要因のひとつとされており、世界各国で排出抑制や削減に向けた取り組みが進められています。

こうしたなかで、根本的な脱炭素化に資する技術として、CO2をはじめとする気体の分離・回収技術の開発やその実用化が進められています。

この技術は、大気中からCO2を直接回収することで、大気のCO2濃度を低下させたり、火力発電や工場などからの排気ガスからCO2を回収することで、大幅な脱炭素化を実現したりすることが可能です。

OOYOOは、京都大学iCeMS(物質‐細胞統合システム拠点)教授のシバニア・イーサン氏を中心に開発された先進的な研究成果をもとに、独自の気体分離膜技術を開発し、CO2をはじめとするさまざまなガスの効率的な分離・回収を実現することを目指しています。

OOYOOの膜技術は、従来の技術と比較して分離効率が大幅に向上しています。とくにCO2の分離においては、高い精度と高い透過速度を同時に実現しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB CO2 DAC GHG OOYOO 二酸化炭素 京都大学 低コスト 分離 分離膜 回収 実用化 技術 株式会社 温室効果ガス 省エネルギー 脱炭素化 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

検索しない検索エンジン「aics」開発の「Manifold」が資金調達
2020年3月31日、Manifold株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 検索しない検索エンジン「aics」を開発しています。 タイムライン形式で、受動的・自動的に情報収集を行うことが…
Webサイト多言語化ソリューション「WOVN.io」提供の「Wovn Technologies」が36億円調達
2021年7月28日、Wovn Technologies株式会社は、総額約36億円の資金調達を実施したことを発表しました。 たった1行のコードを追加するだけで、Webサイトを多言語化するサービス「WO…
SNSを活用したグロース・ハック事業展開の「Bsmo」が資金調達
2020年4月23日、株式会社Bsmoは、資金調達を実施したことを発表しました。 調達額は、数十億円規模だと発表しています。 企業から依頼を受け、国内外においてSNSマーケティングを実施し、広告運用か…
介護施設向け医療相談・夜間オンコール代行サービス提供の「ドクターメイト」が10億円調達
2022年5月23日、ドクターメイト株式会社は、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ドクターメイトは、オンラインでの医療相談サービスと夜間オンコール代行サービスを組み合わせた、介護施…
ホットチェーン弁当自動販売機サービス「和田弁当」を展開する「Kamakura Foods Limited」とグループ企業「和田フードテック」が4億円調達
2023年9月13日、Kamakura Foods Limited(本社:香港・Cyberport)と同社グループ企業である和田フードテック株会社は、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集