注目のスタートアップ

フードロス削減ボックス「fuubo」を手がける「ZERO」と「JFE商事」が資本業務提携

company

2024年7月2日、ZERO株式会社は、JFE商事株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

ZEROは、無人販売機フードロス削減ボックス「fuubo」の開発・製造を行っています。

フードロス削減や、CO2排出量削減、福利厚生の充実を図る企業と契約し、オフィスなどに「fuubo」を設置します。そして、食品メーカーや食品卸企業から、廃棄される可能性のある食品を安価に仕入れて提供し、導入先からサービス料を回収するというビジネスモデルを展開しています。

導入先企業においては、「fuubo」活用によるCO2排出量削減効果を可視化することで、貢献度の訴求を可能とします。

全国の駅、商業施設、オフィスなど、さまざまな場所に設置されており、一般消費者や導入企業の従業員に利用されています。

JFE商事は、持続可能な社会の実現に向けて、気候変動問題の解決に貢献可能な鉄鋼製品やバイオマス燃料など「環境配慮型商品」を顧客のニーズに応じて提供しています。

今回の提携を通じ、JFE商事は「fuubo」を使用する鋼材に、JFEスチール株式会社が製造するグリーン鋼材「JGreeX」を供給し、より一層のCO2排出量削減を図ります。

さらに、JFE商事グループが有する鋼材加工設備やノウハウなどのリソースを活用して製品の開発、設計、製造を支援していきます。


食べられるにもかかわらず、何らかの理由で捨てられてしまう食品を「フードロス(食品ロス)」と呼びます。

フードロスは、生産現場、倉庫での保管、食品加工、卸売・小売、外食、家庭といった食品流通のさまざまな段階で発生します。

SDGsの推進に伴い、フードロスは環境負荷を高める要因として批判され、削減に向けた取り組みが求められています。

このような背景のもと、フードロス削減が進められるのと同時に、これまで活用されていなかった未利用食品の有効活用に向け、多様な主体による積極的な取り組みも進行中です。

ZEROは、無人販売機「fuubo」の設置を通じて、フードロス削減に貢献するとともに、設置企業のCO2排出量削減にも寄与しています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB fuubo JFE商事 SDGs ZERO オフィス サステナブル フードロス 企業 削減 可視化 株式会社 無人販売機 環境対応 福利厚生 資本業務提携 資金調達 食品 食品ロス
オフィス移転手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」の設立方法完全ガイド|流れ・費用・必要書類など解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

転倒ハイリスク者を可視化するAIアプリ「Reha3.0」を提供する「Rehabilitation3.0」が資金調達
2025年5月28日、Rehabilitation3.0株式会社は、資金調達を発表しました。 Rehabilitation3.0は、睡眠時のバイタルデータをAI技術で解析し、転倒ハイリスク者を可視化す…
AIキャラクターを開発する「EuphoPia」が3,700万円調達
2023年6月6日、EuphoPia株式会社は、総額3,700万円の資金調達を実施したことを発表しました。 EuphoPiaは、没入的な対話体験の実現のため、AIキャラクターの開発(Project I…
月々の生活費からCO2排出量を計算する「家計炭素簿_α版」 無料提供が開始
2022年5月12日、株式会社テックシンカーは、「家計炭素簿_α版」をリリースしたことを発表しました。 「家計炭素簿_α版」は、月々の生活費を入力することで、月間の支出額とCO2排出量、年間の支出額と…
画像解析と3Dプリンタによるオーダー・メイド・インソールなどの「ジャパンヘルスケア」が1,100万円調達
株式会社ジャパンヘルスケアは、総額約1,100万円の資金調達の実施を発表しました。 AIによる写真解析と3Dプリンタを活用したオーダー・メイド・インソール「HOCO(ホコウ)」を開発しています。 スマ…
半径500m圏内のユーザーに宣伝ができるスマホアプリ「テイクGO」がリリース
2021年11月18日、株式会社ゼムスは、「テイクGO」をリリースすることを発表しました。 「テイクGO」は、サービス登録をしている飲食店の半径500m圏内に一般消費者が近づいた場合、スマートフォンの…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集