創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年5月15日令和6年度第1回「地熱発電理解促進事業費補助金」公募

経済産業省資源エネルギー庁は、令和6年度第1回「地熱発電理解促進事業費補助金」に係る補助事業者の公募について発表しました。
地熱発電の導入を目的として地熱資源開発をしているまたは今後地熱資源開発を予定している地点(地熱資源開発地点)において実施する、地熱資源開発への理解促進に資する事業(補助事業)に要する経費を補助することにより、地熱資源開発地点における周辺住民等(周辺住民等)の地熱資源開発に対する理解を促進し、もって地熱資源開発の推進に資することを目的とします。
事業内容
地熱資源開発地点において、周辺住民等の地熱資源開発に対する理解を促進するために実施する以下の(1)、(2)の補助事業に要する経費について補助します。
(1)勉強会等事業
①対象事業
地熱資源開発に関する講習会・勉強会等。
②対象地点
出力1,000kW以上を念頭に地熱資源開発を進めているまたは今後地熱資源開発を予定している地点(ただし、継続事業として実施する場合の出力要件は、この限りではない)。
③対象者
・地熱資源開発事業者
・地熱資源開発地点が所在する地方自治体
(2)温泉影響調査等事業
①対象事業
地熱資源開発が進められた後、地熱資源開発地点の周辺温泉において、万が一何らかの理由により温泉の湧出量等が過度に減少した場合における温泉資源の調査や掘削事業。
②対象地点
出力5,000kW以上を念頭に地熱資源開発を進めている地点、5,000kW以上の出力を持つ既設発電所の周辺または既設発電所の出力を5,000kW以上に増強するための追加掘削をおこなっている地点。
③対象者
・地熱資源開発事業者
・地熱資源開発地点の周辺温泉事業者
・地熱資源開発地点が所在する地方自治体
公募期間
2024年5月10日(金)~2024年5月31日(金)12時必着
SDGs(持続可能な開発目標)の推進により、世界中で再生可能エネルギーの普及が進んでいます。
化石燃料の問題点は、枯渇リスク以外にも、CO2を含む温室効果ガスの排出が気候変動に影響を与えていることが指摘されています。
再生可能エネルギーは、太陽光や風力などの枯渇しない資源を活用したエネルギーのことであり、持続可能な社会を構築する上で不可欠なものとして開発が進められています。
地熱発電は、主に地球の熱を利用して発電する方法であり、再生可能エネルギーの一形態です。
地熱発電の利点としては、資源量が豊富であり、天候や季節、昼夜の影響を受けずに安定した発電が可能であることが挙げられます。そのため、日本などの火山国では大いに可能性があります。
しかし、調査や開発にはコストや時間がかかるほか、温泉の湧出量の減少リスクや自然災害リスクなどが指摘されています。これらの問題を解決することが、地熱発電の普及において重要です。
とくに日本では、温泉が観光資源として重要視されているため、地熱発電所の開発に対する地域住民の反対運動が起こりやすいという課題があります。
そのため、地熱資源の開発には地元や周辺住民の理解を得るための努力が欠かせません。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。
また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。
ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 公募 |
---|---|
関連タグ | エネルギー 地熱 地熱発電 地熱発電理解促進事業費補助金 地熱資源 温泉 補助金 |
公募の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
農林水産省は、令和6年度「麦類供給円滑化推進事業」の5次公募について発表しました。 麦(大麦、はだか麦、小麦)の安定供給体制を構築し、供給を円滑化するための産地や実需者による余剰在庫の保管等に要する経…
2023年9月4日、住友商事株式会社は、超電導センサテクノロジー株式会社に出資したことを発表しました。 超電導センサテクノロジーは、超高感度の超電導磁気センサーを用いた電磁探査技術を提供しています。 …
2023年9月15日、「事業承継・引継ぎ補助金」の7次公募が開始されました。 「事業承継・引継ぎ補助金」は、事業再編、事業統合を含む事業承継を契機として経営革新等を行う中小企業・小規模事業者に対して、…
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)は、「障害者作業施設設置等助成金」「障害者福祉施設設置等助成金」を実施しています。 障害者作業施設設置等助成金 障害者を常用労働者として雇い入れる…
2022年7月5日、株式会社パワーエックスは、電源開発株式会社より出資を受けることを決定したと発表しました。 パワーエックスは、電気運搬船「Power Ark」の開発や、大型蓄電池の製造・販売を行って…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…