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自律ロボット遠隔支援サービスなどのロボットシステムやロボット開発技術を提供する「キビテク」が8.1億円調達

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2024年3月27日、株式会社キビテクは、総額8億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

キビテクは、東京大学の人型ロボット研究室JSK(情報システム工学研究室)出身者を中心に2011年に創業した知能ロボットの開発を行うスタートアップです。

高度自律型遠隔制御サービス「HATS」や、ロボット開発技術などを提供しています。

「HATS」は、人間のオペレーターが遠隔でロボットの動作を補完するロボットの遠隔制御サービスです。

さまざまなロボットにエッジ計算機やソフトウェアをアドオンすることで遠隔制御を実現し、さらに業務改善システムに操作データ連携を行います。

今回の資金は、エンジニア・営業担当の採用強化、ラボスペースの確保に充当します。


少子高齢化によってさまざまな業界で人手不足が深刻化しています。

こうした状況下で、省人化・自動化を実現するソリューションである自律ロボットへの注目が高まっています。

AIを搭載した自律ロボットは設定されたタスクの自動化に大きく貢献します。また人間にとっては危険な作業も安全に行うことが可能であるため、安全性向上にも寄与します。

一方、現在の自律ロボットは万能な存在ではありません。複雑な作業については行うことが難しい、あるいは高度なティーチング作業が必要となるため、導入に課題を抱えている現場も数多く存在します。

キビテクはこの課題を解決するため、ロボットの完全自動化にこだわらず、遠隔オペレーターを採用し、半自動化によるロボットソリューションを提供しています。

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また、設備投資には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
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