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2023年8月30日グローバルカーライフテックサービスを提供する「cars」が「日本特殊陶業」と資本業務提携

2023年8月29日、cars株式会社は、日本特殊陶業株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。
carsは、グローバルカーライフテックサービス「cars」を提供しています。
AI社員による顧客のカーライフに寄り添った共感マーケティングオートメーションを実現する「cars MANAGER」、スマート乗り換え「cars MARKET」、顧客基盤・従業員・社用車のスマートカーライフ事業提携サービス「cars GROWTH」などを展開しています。
今回の提携により、「cars MANAGER」「cars MARKET」などのグローバル展開をはじめ、次世代のモビリティサービスやカーライフサービスを事業共創していきます。
また、日本特殊陶業が提供する自動車整備向上向けコネクテッド予防整備サービス「ドクターリンク」と連携した自動車業界向けの新サービスを検討していきます。
日本における自動車販売の推移は、増減を繰り返しつつも総じて減少している傾向にあります。同様に、国内における新車の販売台数も頭打ちの状態にあります。
国内の自動車販売が低調な要因は複数存在しますが、長期的な視点では、都市化の進展に伴い自動車を必要としない世帯が増加していること、国民の所得が変わらないにもかかわらず自動車価格が上昇していることが挙げられます。
一方で、自動車整備市場は2012年ごろから微増傾向にあります。作業内容別では、車検整備と定期点検整備が増加しており、一方で事故関連の整備やその他の整備は減少しています。
こうした状況から、自動車整備においては、事故を未然に防ぐための整備ニーズが徐々に高まっていると分析できます。また、定期点検整備は主に法人顧客を対象としているため、企業のガバナンスとコンプライアンス意識の向上も一因と考えられます。
将来的には、自動運転技術の普及、シェアリングエコノミーの拡大、サブスクリプションサービスの広がりなどにより、個人所有の自動車が減少すると予測されます。しかし、自動車の用途が多様化することで、自動車整備の需要も多様化し複雑化するとの見方があります。したがって、柔軟にサービスを提供していく自動車整備会社・サービスが増加していくと考えられます。
事業の拡大のためには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。
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