注目のスタートアップ

店舗トラブル解決アプリ「Qナビ」を運営する「グローバー」が3億円調達

company

2023年4月21日、株式会社グローバーは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

グローバーは、店舗トラブル解決アプリ「Qナビ」の運営や、店舗・施設におけるメンテナンスのアウトソーシング事業(グリストラップ清掃事業、空調事業)、ダクト管清掃ロボット開発などを手がけています。

「Qナビ」は、店舗ビジネスで突発的に発生する空調・水回り・漏電などのトラブルを解決する業者と店舗を最短30秒でマッチングするサービスです。

また、複数店舗の状況の共有、見積承認機能、作業報告書の確認、店舗・本部・担当者・経理の連携、データのCSVによる出入力などが可能であるため、店舗におけるメンテナンス管理業務を効率化することができます。

今回の資金は、「Qナビ」の機能強化、開発体制の強化、新規プロダクトの開発、人材採用、マーケティングなどに充当します。


飲食店などの店舗では、空調換気設備、衛生設備、電気設備、配管、演出装置など、さまざまな設備の定期点検・メンテナンスが必要となります。

もし運営にかかわるような設備トラブルが発生してしまうと、店舗を一時的に閉めるしかなくなり、機会損失につながってしまいます。そのため定期メンテナンスは重要な業務のひとつです。

一方、定期メンテナンスを欠かさずに実施していたとしても、突発的なトラブルが発生する確率がゼロになるわけではありません。

そのためこうした突発的に発生するトラブルに対し、いかに柔軟に、素早く対応できるかが重要となってきます。

しかし多くの場合、こうした突発的なトラブルにおける業者の選定や、手続き、その後の事務処理などはアナログな作業となっており、業務に負担がかかっているという現状があります。

とくに複数店舗を運営する場合はより業務が煩雑になり、多くの関係者に負担がかかっています。

グローバーはこの課題を解決するため、業者とのマッチングから、メンテナンスにかかわるすべての作業員をアプリでつなぎ、業務をデジタル化することで、店舗メンテナンス業務を大幅に効率化するサービス「Qナビ」を提供しています。

飲食業界は深刻な人手不足にあります。小規模な店舗であってもデジタル化を実現することで大きな効率化を見込め、経営を改善させることも可能となります。シリーズ累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の飲食に特化した別冊「飲食開業手帳」では、会計ソフトの導入など、事務作業を効率化するノウハウについて解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ アウトソーシング マッチング メンテナンス 保守 実店舗 店舗 株式会社 清掃 点検 管理 資金調達 飲食店
飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ビデオゲームを活用したオンライン英語コミュニケーションレッスン「eスポーツ英会話」などを手がける「ゲシピ」が資金調達
2024年11月28日、ゲシピ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は5億円を超えています。 ゲシピは、ビデオゲーム(eスポーツ)を活用したオンライン英語…
組織幹細胞の制御による皮膚・毛髪の難病の治療薬を開発する「イーダーム」が5,000万円調達
2023年8月14日、株式会社イーダームは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 イーダームは、東京大学医科学研究所老化再生生物学分野の西村栄美教授の組織幹細胞技術をもとに、脱毛…
食品・化粧品・医薬品産業向けAIロボットを開発する「Closer」が1億円調達
2023年5月10日、株式会社Closerは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Closerは、食品、化粧品、医薬品(三品)産業を中心とした製造現場向けに、AI画像処理・ロボット制御…
微細藻類ガルディエリアの研究開発を通じ地球規模の環境課題解決を目指す「ガルデリア」が5.5億円調達
2023年10月4日、株式会社ガルデリアは、第三者割当増資等により総額約2.5億円を調達し、さらに国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のディープテック・スタートアップ支援事業…
データ戦略型アドエージェンシー「ADVA」などを展開する「サイカ」が8億円調達
2022年9月6日、株式会社サイカは、総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 直近では、2022年2月2日に37億円の資金調達を発表しています。 サイカは、総合マーケティング分析ツール「M…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集