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オンラインアシスタントサービス「フジ子さん」を運営する「フジア」が4.65億円調達

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2022年10月18日、フジア株式会社は、総額4億6,500万円の資金調達を実施しました。

直近では、2022年8月2日に、総額3.35億円の資金調達を発表しています。

フジアは、オンラインアシスタントサービス「フジ子さん」を運営しています。

企業のバックオフィス業務を、必要なときにメール・チャットなどのオンラインでアシスタントに依頼できるサービスです。

経理・人事労務・総務業務などの事務作業、Webデザイン・サイト運営、翻訳、コール業務など幅広い依頼に対応しています。

今後、書類整理や紙ファイルの作成などのオフライン業務にも対応し、サービスを拡大していく予定です。

今回の資金は、「オンラインアシスタント」サービスの認知度の向上を目的としたマーケティング活動、「フジ子さん」で活躍する人材の獲得、サービス内容の自動化のためのシステム開発の加速に充当します。

経理・財務・人事などのバックオフィス業務は、企業に直接利益を生み出さないものの、会社を運営するために必要不可欠な業務です。

しかし、スタートアップや中小企業などではコスト削減や人手不足などにより、経営者(起業家)自身がバックオフィス業務を担当するケースが見受けられます。

経営者がバックオフィス業務を担当してしまうと、本来リソースを割くべきコア業務がおろそかになってしまう可能性があります。これにより、成長が遅くなる、機会が失われるといった問題が生じます。

また、創業期はバックオフィス体制を構築することはコスト的に難しいため、構築が後回しになってしまいます。成長段階になってもバックオフィス体制が構築できていない場合、請求・契約・人事労務の手続きなど、さまざまな段階でトラブルが発生してしまいます。

さらに、エクセルなどのアナログ的なツールを使っている場合は、新たなツールに切り替えるのに思いの外労力がかかるため、できるだけ早いうちにSaaSなどを導入したほうが良いといわれます。

近年はスタートアップや中小企業向けのバックオフィスのアウトソーシングサービスやスポット依頼サービスも増えています。

オンラインアシスタントはこうしたアウトソーシングサービスの一種であり、オンライン秘書やバーチャルアシスタントなどとも呼ばれています。

自社の業務を社外のスタッフがオンラインで代行してくれるサービスで、専門的なスキルが必要となる業務でも低コスト・短期間で利用できるため、スタートアップなど社内の環境が目まぐるしく変化する組織において有効に活用できます。

創業期はフットワークの軽い運営が求められます。事務作業などをアウトソーシングすることで、企業を成長させることに集中することができます。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、アウトソーシングの導入方法や、外注の活用法について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
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