注目のスタートアップ

女性のための金融コミュニティを運営する「きんゆう女子」が資本提携・出資受け入れ

company

2022年9月1日、株式会社きんゆう女子は、個人投資家の田沼豪氏、ベンチャー投資を行うAI・テクノロジー・イノベーション・ファンド有限責任事業組合、株式会社KIJと資本提携及び出資を受けたことを発表しました。

きんゆう女子は、どの金融機関にも属さないポジションで女子会スタイルのイベントの開催や、SNSで金融に関する体験談・情報の発信を行うコミュニティ「きんゆう女子。」を運営しています。

2022年9月現在、会員数は3,000名以上、メルマガ開封率は50%を超えています。

今後、金融の中でももっともコアでわかりにくい部分である「投資・資産運用」にテーマを絞ってサービスを提供していきます。

「きんゆう女子」は、株式会社TOE THE LINEの1事業として運営していましたが、より事業に集中するため、2022年9月1日付で株式会社TOE THE LINEを株式会社きんゆう女子に社名変更しました。

国内ではお金に関する教育が行われてこなかったことから、諸外国と比べて資産運用に関して保守的な人が多いといわれています。

たとえば、日本証券業協会の「2021年度 証券投資に関する全国調査(個人調査)」によると、株式や投資信託を購入しない理由では、「知識を持っていない」という人が約20%、「ギャンブルのようなもの」だと思っている人が株式では約24%・投資信託では約17%であり、「興味がない」という人が5割以上存在しています。

現在の金利は限りなく0%に近い低金利であるため、預金だけで資産を増やすことは難しい状況にあります。

また、公的年金の支給水準が2割減るとの試算が公表されたことなどもあり、若年層からの資産形成の重要性が高まっています。

こうした資産形成の重要性の高まりや、金融リテラシーの醸成のため、さまざまな金融サービスが登場しています。

そのサービスの幅は広く、AIが投資を行うことで知識がなくても資産運用ができるロボアドバイザーや、自身のライフプランなどを踏まえて長期的かつ総合的な視点からアドバイスや資産設計を行うファイナンシャルプランナー、お金に関するリテラシーを身につけるためのパーソナルトレーニングなどさまざまです。

企業経営においてもお金はもっとも重要な要素のひとつです。とくに創業期は出ていくお金のほうが多くなるため、資金繰り表をつくり、お金の流れを把握することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期における資金繰り表の作成術など、資金に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ TOE THE LINE きんゆう女子 きんゆう女子。 出資 女性 投資 資本提携 資産形成 資産運用 資金調達
創業手帳woman
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「早稲田大学ベンチャーズ」が極微量タンパク質の検出を可能とする技術を保有する研究開発型スタートアップ「BioPhenoMA」に2億円の創業投資を実行
2023年5月24日、早稲田大学ベンチャーズ株式会社(WUV)はWUV1号ファンドより、株式会社BioPhenoMAに約2億円の創業投資を行ったことを発表致します。 BioPhenoMAは、早稲田大学…
電動マイクロモビリティー「Striemo」を開発する「ストリーモ」が2億円調達
2022年8月17日、株式会社ストリーモは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ストリーモは、電動マイクロモビリティー「Striemo」を開発しています。 キックボードに似た形の電動マ…
ゲーミングデバイスブランドを展開する「AndGAMER」が2億円調達
2025年5月14日、AndGAMER株式会社は、総額2億円の資金調達を発表しました。 AndGAMERは、複数のゲーミングデバイスブランドを展開しています。 現在展開しているブランドは、高性能カスタ…
量子科学に基づく新規材料の社会実装を目指す東大発スタートアップ「TopoLogic」が1.3億円調達
2022年4月7日、TopoLogic株式会社は、総額1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 TopoLogicは、量子科学に基づく新規材料の社会実装を目指す東大発スタートアップで…
医療通訳サービス「mediPhone」など展開の「メディフォン」が11億円調達
2022年6月30日、メディフォン株式会社は、総額11億円の資金調達を実施したことを発表しました。 医療通訳サービス「mediPhone(メディフォン)」や、健康管理SaaS「mediment(メディ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集