注目のスタートアップ

SNS動画素材の収集サービス「DeLMO」を提供する「マキヤマブラザーズ」が5,000万円調達

company

2022年7月8日、マキヤマブラザーズ株式会社は、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

マキヤマブラザーズは、個人が撮影したショートムービー(動画)を簡単に収集できるサービス「DeLMO」を提供しています。

「DeLMO」を利用することで、動画広告のクリエイティブ制作に必要な素材収集を、最短1分で完了することができます。

ショートムービーは、女性のための複業サービス「DeLMO for Creator」によりユーザーから買い取って掲載しています。

また、掲載されている動画素材だけでなく、指定の商品を「DeLMO」登録クリエイター(モデル)に郵送し、オリジナル動画を撮影することもできます。

今回の資金は、プロダクトの認知拡大、採用の強化に充当します。

YouTube、Instagram、TikTokなどの動画コンテンツが大きく拡大するなか、動画広告市場もすごい勢いで拡大しています。

動画の情報量はテキストや静止画の5,000倍ともいわれており、短時間でユーザーに多くの情報を伝えられることを特徴としています。

一方で、動画広告制作には、企画・撮影・編集といったプロセスが必要となり、時間とコストがかかることが課題となっています。

そのため、インフルエンサーと企業をマッチングすることで撮影の依頼を簡略化したり、AIなどによって編集を効率化するサービスのニーズが高まっています。

「DeLMO」は、女性向けのSNS・インフィード広告に特化し、個人が撮影した短い動画素材を提供するサービスです。

動画素材については、複業アプリ「DeLMO for Creator」によって女性の登録ユーザーから買い取ることで豊富に揃えることを可能としています。

マキヤマブラザーズ株式会社のコメント

このニュースを受けまして、マキヤマブラザーズ株式会社 代表取締役 鬼山真記氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

プロダクトの認知拡大並びに人員拡大に投資を行います。

・今後の展望を教えてください。

中期的にはIPOを目指しており、IPOを通じて会社としての基礎体力をしっかりと強化していきたいと考えております。

その上でTAM(total addressable market)の拡張及びクロスボーダーな展開を視野に入れていきたいと考えております。

・読者へのメッセージをお願いします。

日本ならではの強みは間違いなく『クリエイティブな力』であり、30年後の国際競争力を支えるのも『クリエイティブな力』だと信じています。

世の中、DX(デジタルトランスフォーメーション)の流れが勢いを増していて、生産性の向上は待った無しの状況かと思います。しかし、DXは日本だけではなく全世界のトレンドでもあり、DXだけでは世界との差は縮まらない為、他の何かで優位性を見出さなければいけない、、、だからこそ強みの最大化(クリエイティブな力)こそが30年後の日本を豊かにする最重要KWである、それが弊社のスタンスです。

人より少しだけ『笑顔に自信がある』『手が綺麗』『良い声してる』『ダンスが得意』『絵を描くのが得意』『息子、娘が自慢』『ペットが可愛い』など、何かあればそれを本業以外のスキマ時間に第二、第三の顔(複業)として働かせる必要があります。

そんな少しの自信を日本の活力に転換していける社会を僕らは創っていきたいと考えております。

動画だけでなくSNSを活用したマーケティングもスタンダードな手法となってきています。「冊子版創業手帳」では、創業期におけるSNSやインターネットを活用したマーケティングのノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ DeLMO DeLMO for Creator SNS ショート・ムービー マキヤマブラザーズ 動画 動画広告 収集 広告 映像 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

商業用不動産データ分析基盤「estie pro」を提供する「estie」が金融機関からの長期借入などにより16億円調達
2023年4月19日、株式会社estieは、商工中金、三菱UFJ銀行など複数の金融機関より長期借入及びコミットメントライン(融資枠)等による総額16億円の資金調達(融資枠を含む)を実施したことを発表し…
「オリックス」が足場・仮設機材レンタル大手の「杉孝グループホールディングス」に出資
2020年12月14日、オリックス株式会社は、株式会社杉孝グループホールディングスの発行済み株式の過半数を取得することで合意したことを発表しました。 杉孝GHDは、足場機材を取り扱う株式会社杉孝を中核…
バーチャルインテリアサービスを提供する「カラーアンドデコ」が資金調達
2022年9月5日、株式会社カラーアンドデコは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、IDATEN Venturesです。 カラーアンドデコは、不動産会社・売買・賃貸仲介・デベロッパー・オ…
太陽光発電投資ファンドの「ゼック」とドイツのVPP事業者「in.power」の合併会社「ZECPOWER」が始動
2020年12月4日、株式会社ゼックは、in.power GmbHとの合併で今年新たに設立した株式会社ZECPOWERが始動したことを発表しました。 ゼックは、太陽光発電投資ファンド事業を展開していま…
天体への(再)突入技術を活かした宇宙利用サービスの提供を目指す「BULL」が1.05億円調達
2023年6月20日、株式会社BULLは、総額1億500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 BULLは、天体への(再)突入技術を活かした宇宙利用サービスの提供を目指しています。 デブリ対策装…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集