温室効果ガス削減のための国際イニシアチブ「SBT」取得を支援する「中小企業のSBT申請サポートサービス」がリリース

tool

2022年5月17日、株式会社エネルギーソリューションジャパンは、新サービス「中小企業のSBT申請サポートサービス」を2022年5月27日から開始することを発表しました。

「中小企業のSBT申請サポートサービス」は、パリ協定に沿った、5年~15年先を目標年として企業が設定する温室効果ガス排出削減目標である「SBT(Science Based Targets)」の取得を支援するサービスです。

具体的な支援としては、中小企業SBTの算定範囲のScope1および2の算定、申請手続きのサポート、算定ツールの提供を行います。

SBT(Science Based Targets)とは、企業が設定する温室効果ガスの排出削減目標のことです。数値としては、パリ協定が求める水準である、毎年2.5%以上の温室効果ガス排出量削減を目指します。

SBTには認証制度があり、この認証を取得することで、世界共通の目標にコミットしているということを対外的にアピールすることができるようになります。

さらにSBTには、大企業向けのものよりも条件が緩和されている、中小企業向けのものがあります。

この中小企業向けのSBTでは、Scope3(事業者の活動に関連する他社・者の排出)が対象範囲ではないことが大きな特徴です。他社・者の排出量を算定するのは中小企業にとっては大きな負担となるため、これをしなくていいというのは大きなことでしょう。

また、通常のSBTにおいては、事務局による審査が行われますが、中小企業向けSBTでは、目標提出後に自動的に承認されるため、認証に手間がかからないというメリットもあります。

環境、社会、ガバナンスに配慮する企業に積極的に投資するESG投資が世界的に盛んとなってきています。サプライチェーン排出量を把握・管理することは投資家に対するアピールにもなります。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 便利なサービス
関連タグ ESG SDGs サプライチェーン排出量 中小企業 株式会社 温室効果ガス 環境
詳細はこちら

脱炭素化で生き残る!「中小企業のSBT申請サポートサービス」を2022年5月27日より開始します。

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

便利なサービスの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

手芸のサブスク定期便「Craftie Home Box」を展開する「Craftie」が資金調達
2024年8月29日、株式会社Craftieは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、三菱鉛筆株式会社です。 Craftieは、手芸のサブスク定期便「Craftie Home Box」や、…
プリント基板製造における環境負荷を大幅に低減する製造技術を提供する「エレファンテック」が21.5億円調達
2022年10月17日、エレファンテック株式会社は、総額21億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エレファンテックは、プリント基板製造における水・資源・エネルギーを大幅に削減する革…
【東京都】「LED照明等節電促進助成金」【最大1500万円助成】
公益財団法人東京都中小企業振興公社「LED照明等節電促進助成金」のご案内です。 製造業を営む中小企業者等が、節電のための計画を策定し、その計画に必要な設備(LED照明器具、デマンド監視装置等)を自社の…
「ジャフコグループ」が「フジテックス」に資本参加
2022年7月28日、ジャフコグループ株式会社は、株式会社フジテックスに対し戦略的パートナーとして資本参加したことを発表しました。 フジテックスは、販促事業、環境事業、エネルギー事業、物流事業、リユー…
副業マッチング・サービス運営の「シューマツワーカー」が「副業系サービスカオスマップ 2020年版」を公開
株式会社シューマツワーカーは、2020年12月25日(金)に「副業系サービスカオスマップ 2020年版」を公開したことを発表しました。 「副業系サービスカオスマップ 2020年版」は、計186の副業系…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集