注目のスタートアップ

契約書レビューAIクラウド「LeCHECK」提供の「リセ」が5.5億円調達

company

2021年11月24日、株式会社リセは、総額5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

契約書レビューAIクラウド「LeCHECK(リチェック)」を開発・提供しています。

「LeCHECK」は、契約書の作成から、レビュー、翻訳、管理、ノウハウ共有を実現するクラウドサービスです。

月額2万円(翻訳機能や英文レビュー機能含は月額3万円)で提供することにより、これまでコストの面から法務を充実できなかった中小企業を支援しています。

スタートアップにおいても、取引を開始する際にはしっかりと契約書を作成したほうがよいといわれます。

従来まで契約書を準備するためには、弁護士などの専門家に依頼するか、専門的な知識を持つ人材を雇用するという方法しかありませんでした。

特に創業期にあるスタートアップは法務にコスト・時間をかけられるリソースがないことが大多数であるため、しっかりとした契約書を作成しなくてはならないと理解していても実行できず、トラブルに見舞われてしまうというケースもあります。

そこで近年のAI技術の進展によって登場したのが、契約書レビューサービスです。

契約書レビューとは、作成した契約書のリーガルチェック(レビュー)を行うことを指します。

AI契約書レビューは、作成した契約書をアップロードするだけでAIが自動で契約書レビューを行ってくれるシステムです。

レビューだけでなく、雛形などによって契約書の作成を支援してくれるシステムもあるため、専門家を雇用しなくても自社で一からしっかりとした契約書を作成することができます。

また契約書レビューサービスには、契約書の作成のスピードが大幅に向上するというメリットがあります。

創業期はビジネスを軌道に乗せるまでにフットワークの軽い対応をしなくてはならないことが多いため、契約書レビューサービスはとても役立ってくれるでしょう。

ビジネスでは様々な法律が関わってきます。近年はガバナンス・コンプライアンスを重視する時代となってきていますので、スタートアップであってもきちんと法律を把握しておくことが肝心です。「冊子版創業手帳」では、創業期における気をつけておくべき法律について詳しく解説しています。また、無料で弁護士などの専門家も紹介していますので、ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI LeCHECK リーガルテック リセ リチェック レビュー 共有 契約書 契約書レビュー 株式会社 法務 管理 翻訳 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

IT・SaaS営業人材育成のキャリアスクール運営の「ゼンフォース」が7,000万円調達
2021年9月16日、ゼンフォース株式会社は、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 IT・SaaS営業として活躍するために必要なスキル・マインドを身につけられるオンライン完結型…
ディープ・ラーニングを応用したソリューションを提供する「LeapMind」が35億円調達
2019年10月15日、LeapMind株式会社は、総額約35億円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIの要素技術であるディープ・ラーニング技術をソリューションを企業向けに提供しています。 「…
AIによる位置情報分析事業を展開する「LocationMind」が「日野自動車」と資本業務提携
2022年6月30日、LocationMind株式会社は、日野自動車株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 LocationMindは、位置情報をAIで分析する事業を展開しています…
資源循環プラットフォーム「POOL」を提供する「レコテック」が資金調達
2022年11月25日、レコテック株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、三井住友信託銀行株式会社です。 レコテックは、資源循環プラットフォーム「POOL」を提供しています。 静…
キューブ衛星による小型衛星コンステレーションの構築を目指す「アークエッジ・スペース」が16.7億円調達
2022年1月26日、株式会社アークエッジ・スペースは、総額16億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 2リットルペットボトルサイズや引き出しサイズの超小型衛星の開発・提供や、衛星コ…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集