【東京都】「Old meets New 日本文化を活用した観光振興事業助成金」

subsidy

東京都は、令和3年度「Old meets New 日本文化を活用した観光振興事業助成金」について発表しました。

新たな観光コンテンツの開発や発信に対する取り組みに助成金を交付します。

「対象事業」
都内の観光振興を図ることを目的とし、文化・芸術団体との連携により文化・芸術団体が持つ専門性を活かしながら、東京にある芸術・音楽・伝統芸能や伝統工芸、神社仏閣や歴史的建造物等の日本文化と自然などの地域資源を効果的に結びつけて実施する以下の事業。
・新たなイベント事業
・新たな情報発信の事業
また、これらの事業を実施するにあたり、以下の条件等を満たすことが必要です。
・観光振興を図る目的の事業であり、事業の実施を契機として、地域内の周遊や再来訪の促進など、観光需要の創出につながると見込まれること
・新たな事業であること(「新たな」とは、これまでに実施したことのない新たな事業、または、既存の事業を本事業の目的のために新たな形に再構築した事業を指します)

「対象者」
観光協会、商工会等、商店街、町会・自治会、文化・芸術団体、その他の法人、民間企業など都内で活動する複数の団体・企業が連携し設置する、以下のAまたはBの協議会。
・A協議会:都内で活動する複数の団体・企業が3者以上連携し設置する協議会(文化・芸術団体を1者以上含むこと)
・B協議会:都内で活動する複数の団体・企業が2者以上連携し設置する協議会(都内の地域で主体となって観光まちづくりに取り組む団体等(観光協会、商工会等)および文化・芸術団体を各1者以上含むこと)

「助成金」
・A協議会が実施する事業:1,000万円・経費の1/2以内
・B協議会が実施する事業:500万円・経費の1/2以内

「募集期間」
2021年10月27日(水)~同年12月17日(金)正午まで

第1回募集では2件の事業が採択されました。

そのうちのひとつが「夏詣盆をどり」というイベントです。

夏詣(なつもうで)とは、2014年に浅草神社が提唱した新たな習慣です。

日本では大晦日に年越しの祓(はらえ)によって罪や穢れを払い、翌日である元日に初詣を行います。

そして半年後である6月30日には夏越の祓(なごしのはらえ)を行い、半年ぶんの罪・穢れを払います。

この2つの大祓(おおはらえ)では、神社前に設置された大きな茅の輪をくぐるという風習があり、みたことがある人もいるかもしれません。

しかし大祓は全国的にみるとあまり知名度の高いものではなく忘れられた風習のひとつです。初詣だけが突出して生き残ったのです。

そこで浅草神社は、この大祓を再度定着させるため、夏越の祓の翌日にも詣でるという習慣を新たにつくることにしました。

2021年7月時点で、夏詣に参画している寺社仏閣は計293社にのぼります。

また浅草神社はこの夏詣をさらに盛り上げるため、2021年に「夏詣盆をどり」というイベントを立ち上げました。

「夏詣盆をどり」は歌詞制作等を地域参加型で行い、浅草神社にて披露しました。踊りはYouTubeでも公開されています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ Old meets New 日本文化を活用した観光振興事業助成金 コンテンツ 助成金 文化 東京都 観光
詳細はこちら

令和3年度新規事業 Old meets New 日本文化を活用した観光振興事業助成金の募集を開始(第2回)

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

Webメディア運営の「BuzzFeed Japan」が「朝日放送グループホールディングス」・「バリューコマース」と資本業務提携
2022年5月16日、BuzzFeed Japan株式会社は、朝日放送グループホールディングス株式会社・バリューコマース株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 これにより、Zホール…
「事業再構築補助金」第11回公募 補助金交付候補者が採択
2024年2月13日、独立行政法人中小企業基盤整備機構は、「事業再構築補助金」(第11回公募)の補助金交付候補者を採択したことを発表しました。 この補助金は、新分野展開、事業転換、業種転換、業態転換、…
スマホ発小説投稿プラットフォーム「Teller Novel」を運営する「テラーノベル」が6.5億円調達
2023年2月22日、株式会社テラーノベルは、総額約6億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 テラーノベルは、スマホ発小説投稿プラットフォーム「Teller Novel(テラーノベル…
都内中小企業とベトナム・インドネシア・タイ・インド在住の外国人材のマッチングイベント「Tokyo Job Fair」出展企業募集
東京都は、合同企業説明会「Tokyo Job Fair」の開催を発表しました。 「Tokyo Job Fair」は、東京都主催「海外高度人材獲得支援事業」の一環として開催される、都内中小企業とベトナム…
令和5年度補正予算「IT導入補助金」概要発表
2023年12月時点における、令和5年度補正予算「IT導入補助金」の概要が発表されました。 業務の効率化やDXの推進、セキュリティ対策に向けたITツール等の導入費用を支援する補助金制度です。 令和5年…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集