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2021年5月27日日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」など日本酒事業展開の「Clear」が12.95億円調達

2021年5月26日、株式会社Clearは、総額12億9,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。
日本酒ブランド「SAKE HUNDRED(サケハンドレッド)」や、国内外に日本酒情報を発信する日本酒専門Webメディア「SAKETIMES(サケタイムズ)」を展開しています。
今回の資金は、主に「SAKE HUNDRED」の事業拡大に充当されます。
2021年5月現在、「SAKE HUNDRED」は香港・シンガポールを中心に輸出していますが、今後はエリアを拡大し、アメリカ・イギリス・中国・UAEなどに進出する予定です。
また、卸販売だけでなく、顧客に直接アプローチする対個人への販売を推進し、販路を拡大していきます。
「SAKETIMES」についても、英語版である「SAKETIMES International」や中国語版の「清酒指南」の本格展開の推進を予定しています。
日本酒造組合中央会の統計によると、清酒の販売(消費)数量は年々減少しており、苦境に立たされていることがわかります。
しかし、輸出量は増加しており、2006年~2016年の年平均成長率は6.7%と好調であり、清酒業界は海外展開が鍵となっています。
酒造は職人による属人的な製法が続いており、大きなイノベーションは起こっていませんでした。
しかし近年、獺祭で有名な旭酒造株式会社はデータを活用した酒造を推進していたり、酒造に参入するベンチャー企業も増えています。
今後、どのようなユニークな取り組みが出てくるのか注目が必要です。
国内では縮小傾向にあるものの、海外のマーケットに目を向けてみれば可能性があるケースも多くあります。「冊子版創業手帳」では、海外展開の始め方や、JETRO(日本貿易振興機構)の活用法について詳しく解説しています。
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