収入印紙はコンビニでも手に入る?購入可能な場所から買い方まで徹底解説!
コンビニでも収入印紙は購入できる!金額をチェックし、収入証紙と間違えないように気を付けよう
文書の作成と取引において安心を作り出すために収入印紙を必要とすることは多くあります。ここでは収入印紙の購入方法をまとめており、利用頻度の高いコンビニで収入印紙が買えるかどうかをお伝えしていきます。
その他の購入可能な場所や買い方も詳しくご紹介しているので、事業をはじめる方はぜひ必要な知識のひとつとして心得ておきましょう。
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この記事の目次
収入印紙はどこで購入できる?
印紙税を納めるために使用する収入印紙は、どこで購入できるのか気になる人が多いことでしょう。
実は、収入印紙は意外と多くの場所から購入できるようになっています。
まずは、収入印紙を購入できる場所をご紹介しましょう。
コンビニ
基本的に24時間営業で便利なコンビニですが、収入印紙も購入できたのはご存知でしょうか。
コンビニでは通常収入印紙は陳列されていないため、販売していないものだと考えてしまうことでしょう。
しかし、どの店の方にも問い合わせれば、収入印紙を販売してくれるので安心してください。
物を買うついでに利用できて大変便利なため、コンビニで収入印紙を購入する方も増えているようです。
郵便局
切手のような見た目をしている収入印紙は、郵便局でも購入が可能です。
営業時間がコンビニよりも短いですが、様々な種類の収入印紙を取り扱っているというメリットがあります。
ただし、小さな郵便局であると全部で31種ある収入印紙の一部しか取り扱いがないところもあります。
使用予定の収入印紙の金額が大きい方は、規模の大きい郵便局に行くと目的の収入印紙が購入できるのでおすすめです。
法務局
あまり利用する機会は少ないかもしれませんが、収入印紙は法務局でも購入できます。
法務局内の「印紙売りさばき所」や「印紙」の文字が表記されている場所で手に入りますが、場所によっては取り扱っていない法務局もあるので注意が必要です。
事前に扱っているかどうかを調べておくのが良いでしょう。
金券ショップやネットオークション
せっかく購入したものを使用しなかったとなれば、印紙代が無駄になってしまいます。
そのため、日本では金券ショップやネットオークションで収入印紙の取引が可能になっており購入者に無駄なく、第三者に収入印紙を引き渡すことができます。
金券ショップやネットオークションで購入すると、通常よりも安く手に入る傾向にあります。
一度他の人に渡ってしまっているので、収入印紙の状態が悪い場合も考えられますが、安く購入できる点もメリットです。
もし収入印紙をできるだけ安く手に入れたい場合は、金券ショップやネットオークションでの購入も視野に入れておきたいところです。
たばこ店など
意外に思う方も多いかもしれませんが、収入印紙はたばこ店などの「印紙売りさばき所」に該当する店でも購入が可能です。
また、日本郵便株式会社から委託を受けている場所であれば、用意されている傾向にあります。
郵便切手を取り扱っているならば収入印紙も取り扱っている可能性が高いので、店員に聞いてみましょう。
コンビニで取り扱っている収入印紙の種類
店舗数が多く、身近に利用できるコンビニで収入印紙を購入できるのは、便利です。
しかし、コンビニでは取り扱っている収入印紙は種類が少ないため注意が必要です。
ここからは収入印紙の種類について詳しくご紹介していきながら、コンビニで取り扱う種類が少ない理由についても触れていきます。
収入印紙は31種類も存在!
収入印紙の種類は全部で31種類あります。
非常に数が多いため、どれを買っていいのか分からずに悩んでしまう人もいるでしょう。
通常、契約金額や受取金額が5万円未満であれば、非課税として収入印紙は必要ありません。
これが5万円以上になってくると印紙税として200円が必要です。
ちなみに、金額が100万円以下であれば200円の収入印紙でも問題ありません。
100万円以上200万円以下ならば、400円の収入印紙を貼り付けなければいけません。
契約金額や受取金額が高くなればなるほど、必要な収入印紙の額も高くなると覚えておきましょう。
収入印紙の最高額は10万円になります。3億円超え5億円以下の契約金・受取金額の際には10万円の収入印紙を使います。
しかしこうした大きな取引が発生することはほとんどなく、一番多く使われるのは200円の収入印紙です。
一見すると200円が最低金額だと考える人も多いと思いますが、実は違います。
200円の下には1円、2円、5円、10円、20円、30円、40円、50円、60円、80円があり、収入印紙としての使いどころは少ないですが、細かく用意されているのです。
このため、全部で31もの種類が存在しています。
コンビニで取り扱っているのは「200円」だけ
コンビニで用意されているのは一番多く使用される200円の収入印紙のみです。
その他は使用頻度が少ないことから、用意されていることはほとんどないため注意しておきましょう。
一方、郵便局であれば確実に、豊富な種類の収入印紙が用意されています。
高い受取金額が発生した時に収入印紙を何枚か重ねて使用するのは可能ですが、封筒一面収入印紙だらけになっては見た目が非常に悪いです。
1,000円以上の収入印紙が必要な場合には、郵便局で購入したほうがいいでしょう。
なぜ200円しか置いていないのか?
たくさんの人に利用され、収入印紙の購入頻度も高いとされるコンビニにおいて、なぜ200円の印紙しか置いていないのでしょう。
その理由は31種類の中でも一番よく使われているからであって、正直200円以外の収入印紙を用意していても購入する人がほとんどいないのです。
場合によっては200円の収入印紙さえも用意していないコンビニがあります。
不便に感じてしまうかもしれませんが、特にフランチャイズではない個人商店や駅構内のコンビニであると、取り扱っていることは少ないので注意しましょう。
収入印紙を買う場所としてコンビニを選ぶメリット
収入印紙の購入先として一番おすすめなのはコンビニです。コンビニには様々なメリットがあり、平日のみならず土日祝日どちらでも購入ができます。
また、時間帯にも左右されることなく、深夜や早朝でも手に入るのが大きなポイントでしょう。
そして収入印紙を取り扱うコンビニは基本的に全国にあります。
一部取扱いのない店舗がありますが、コンビニは数が多いので近くに少なくとも一店舗は収入印紙を購入できる店舗も見つかるはずです。
その他にも各種手続きや支払いができるので買い物と一緒にまとめて一箇所で支払いができるという点も、コンビニがたくさんの人に選ばれるポイントになっています。
200円以外の収入印紙を購入するには?
200円以外の収入印紙の購入に一番適しているのはやはり郵便局でしょう。
小さな郵便局であってもある程度の金額までの収入印紙は用意されていて、それで十分事足りることが多いです。
その他にも法務局で様々な金額の印紙が用意されていることもありますが、用意していない場所が多いです。
そのため、200円以外の収入印紙を購入したい場合は、郵便局へ行くことをおすすめします。
収入印紙の買い方
続いては収入印紙の買い方について詳しく説明していきます。
はじめて購入する方はぜひ参考にしてみてください。
コンビニは大手チェーンなら多くの店舗で取り扱っている
コンビニは大手チェーンであればほとんどの店舗で収入印紙を用意しています。
印紙を置いてない店舗は、駅の中のコンビニや個人経営でやっているような店舗です。
それ以外の場所では基本的に200円の収入印紙を取り扱っているので、気になったら問い合わせてみるといいでしょう。
取り扱っているか確認するには?
収入印紙を取り扱っているかどうか、判断する方法があります。
それは、店舗入口付近に「収入印紙」や「切手」と書かれた郵便マークの有無を調べる方法です。
店舗の前に「収入印紙」と掲示されていれば確実ですし、「切手」と書かれている場合であっても用意されている可能性が高いので、直接聞く価値はあるでしょう。
ただし、どちらのマークも掲示されていない場合には、収入印紙を取り扱っているか、期待できないかもしれません。
実際に店舗に行って確認するのが面倒だという方は、電話で問い合わせてみるのもおすすめです。
郵便局と異なり、大手コンビニは24時間開店している所も多いので、どのような時間でも問い合わせは可能です。
レジで店員に「収入印紙を購入したい」と伝える
収入印紙を用意している店舗であっても、印紙が売り場に出ていることはありません。
必ず店員に、「収入印紙を購入したい」と伝えなければ購入できないようになっています。
店の方からは「何枚購入するのか?」と問われるので、必要な枚数を伝えましょう。
200円の収入印紙しか用意されていない場合が多いため、取引金額に合わせて買う枚数を調整してください。
200円以外の収入印紙は取り寄せも可能
200円の収入印紙を複数枚購入するだけでは収まらない額が必要な方も、少なからずいることでしょう。
しかし、忙しくなかなか郵便局や法務局に行く機会がない、となったら不安を感じてしまうかもしれません。
そんな方のためにコンビニでは、一部の店舗に限り収入印紙を取り寄せてくれることもあります。
普段は200円しか置いていない店舗でも、あらかじめ注文しておけば400円以上の印紙を取り寄せてくれるかもしれません。
近くに大きな郵便局がない方はコンビニでの取り寄せを上手く活用しましょう。
購入時に気を付けたいこと
収入印紙を購入する際には、様々なことに気を付ける必要があります。
各注意を怠ると損につながってしまいますので、これからご紹介していく内容にもぜひ目を通していきましょう。
額面が合っているか確かめる
収入印紙を一度課税文書に張り付けてしまうと交換ができません。
そのため、購入時には契約金額・受取金額に対して購入する収入印紙の金額に間違いがないか、よく確認しておきましょう。
また、現在5万円から100万円までの領収証において、200円の収入印紙を貼るようになっていますが、平成26年4月以前までは3万円から印紙税を納めなくてはなりませんでした。改定前の知識で購入に至ると損をする可能性もあるので、しっかりと5万円以上の契約や受取であることを再確認してください。
切手や収入証紙と間違えていないか確認する
店員によっては間違えて切手や収入証紙を持ってくる可能性があります。
間違って購入してしまっても後から返金は可能であるため問題ありませんが、その切手や収入証紙を貼り付けてしまっては無駄になってしまいます。
表面に「収入印紙」と印字されているか、必ず確認してから購入するようにしてください。
現金を持っていく
収入印紙の購入は現金が基本です。
クレジットカード払いには対応しておらず、キャッシュレス化の時代には少々不便に感じてしまうかもしれません。
しかし、場合によっては現金ではない方法で決済することも可能です。
どうすればキャッシュレスで収入印紙を購入できるのでしょうか?
クレジットカードで決済したい場合は?
現金でしか購入できないとされている収入印紙ですが、実はクレジットのような機能を有したカードを利用すると、現金を持たずとも印紙の購入は可能です。
コンビニチェーン店ごとに違いがあるので説明していきましょう。
セブンイレブンならnanacoカード
セブンイレブンであればnanacoカードにて収入印紙の購入が可能です。
クレジットカードを利用してnanacoカードにチャージを済ませておけば、間接的ではありますがクレジットを利用した形になります。
ファミリーマートならファミマTカードクレジットカード
ファミリーマートで購入予定の方であればファミマTカードクレジットカードを持っている人に限りクレジット決済ができます。
ただし、他のクレジットには対応していないので注意してください。
ミニストップならWAON
ミニストップで購入する方もスマートな支払いが可能です。
クレジットでチャージしたWAONカードを利用すれば、収入印紙も問題なく購入できます。
まとめ
全国各地にコンビニが置かれるようになり、様々なことがコンビニでできるようになりました。その中で、収入印紙もコンビニで購入することが可能です。
200円の収入印紙しか置いていないことがほとんどですが、取り寄せでその他の種類の印紙購入もできますし、早急に求めていなければわざわざ郵便局に行く必要もありません。
ただし、確実に200円以外の収入印紙を手に入れるならば大きな郵便局がおすすめです。収入印紙の購入についてその他困りごとがある方は、下記ページも参考になるので、ぜひ目を通して見てください。