りそな銀行法人口座の基本機能を解説!気になるメリット・デメリットは?

創業手帳

りそな銀行法人口座の基本機能や、保有するメリット・デメリットについてご紹介します。

りそな銀行法人口座開設

法人企業として、ほかの企業と取引を行う際には、法人口座が便利です。とはいえ、銀行ごとに基本機能が異なるため、ニーズに適しているかが気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回の記事では、全国にネットワークを持つ「りそな銀行」の法人口座について解説します。初めて法人口座を持つ企業にも便利な基本機能や、メリット・デメリットも合わせてチェックしてみてください。

※この記事を書いている「創業手帳」ではさらに充実した情報を分厚い「創業手帳・印刷版」でも解説しています。無料でもらえるので取り寄せしてみてください

りそな銀行とは?


りそな銀行は、国内の三大メガバンクに次ぐ規模の大きい銀行です。りそなホールディングス傘下には、大阪市に本店がある「りそな銀行」に加え、「埼玉りそな銀行」も傘下に持ち、関東圏でも知名度があります。平日の営業時間を午後5時までとしており、利用者目線を意識した経営を行っているのが特徴です。

りそな銀行法人口座の基本機能


りそな銀行の法人口座を開設する前に、基本機能をチェックしておきましょう。窓口に行かなくても取引可能な「インターネットバンキング」や、経理作業の負担軽減につながる「デビットカード」を発行できます。

業務向上に最適な「インターネットバンキング」

りそな銀行法人口座では、自社のパソコンで取引を行える「インターネットバンキング」に対応しています。月額3,300円(税込)の「りそなビジネスダイレクト(Mini)」と、月額7,700円(税込)の「りそなダイレクト」の2種類を提供しており、機能に差がありますが、残高照会・振込・Payーeasyといったサービスはどちらでも利用可能です。

キャッシュレス決済に対応した「ビジネスデビットカード」を付帯

りそな銀行法人口座を開設する際に、「ビジネスデビットカード」を申し込めます。1回の支払につき、最大1,000万円までの限度額に対応しているため、キャッシュレスによる業務効率の向上を期待できます。
また、りそなビジネスデビットカードの発行は、審査が不要です、月間の利用金額に対して、0.6%キャッシュバックされるため、お得に利用することができます。

社内で資金管理を行える「マネー宅急便」

社内で複数の銀行取引口座を一括で管理できる「マネー宅急便」も、りそな銀行法人口座の便利な機能です。自社のパソコンを使用して、本社から支社への資金配分や、支社から本社への資金移動をスピーディに行えます。

さらに、支社の法人口座が、りそな銀行以外の他行でも利用できるため、これまで複雑になっていた資金管理をシンプルにまとめられます。

りそな銀行法人口座を開設するメリットとは?


りそな銀行法人口座は、起業家にとってメリットと感じられるサービスを提供しています。経費を抑えたい企業にぴったりな「創業応援パック」や、りそな銀行のネットワークを活用したる「ビジネスマッチングサービス」も魅力です。

経費精算業務に便利!「JCB銀行提携法人カード」

りそな銀行法人口座では、ビジネスデビットカードのほかに、「法人向けクレジットカード」の発行も行っています。年会費1,375円(税込)の「一般カード」と、11,000円(税込)の「ゴールドカード」の2種類を用意しており、カード利用額・海外旅行傷害保険・空港ラウンジサービスといった使い方に応じて、どちらか選べるのがポイントです。

また、JCBブランドを採用しているため、日本国内ではほとんどの場面で使用可能であるほか、アジアを中心とした海外でも加盟店であればクレジットで支払えます。クレジットカードの発行には審査が必要ですが、保有をしておくことで利便性を高められます。

起業家を支援!「創業応援パック」を活用できる

設立1年未満の法人企業を対象にした「創業応援パック」を利用できるのも、りそな銀行法人口座のメリットです。創業応援パックを活用することで、月額7,700円(税込)の「りそなダイレクト」が12ヶ月無料になるほか、「りそなJCB法人カード(一般カード)」または「りそなデビットカード」を保有していると、13ヶ月以降も半額です。
また、上記の法人一般カード、デビットカードに関しても、初年度に限り年会費無料で利用できます。ほかにも、経営者にとって有益な情報を得られる「りそなCollaborare」や、会計ソフトの月額利用料金が2ヶ月無料になるなど、資金が限られている創業期に最適なサービスです。

全国ネットワークを活かした「ビジネスマッチング」

りそな法人口座を開設すると、全国に約50万社の取引先を有するネットワークを活かした「ビジネスマッチングサービス」を利用できます。販路や事業といったビジネスを拡大する際に、自社だけでは対応できないことも多くあります。
そこで、ビジネスマッチングを活用することで、りそな銀行の取引先からニーズに合った相手を探してもらえます。小規模な企業ほど活用するメリットが大きく、今後のビジネスを有利に進めたい場合に便利です。

りそな銀行法人口座を開設するデメリットとは?


一方、りそな銀行法人口座を開設する際には、デメリットにも注意しましょう。振込手数料が高く設定されている点や、海外送金も高額な手数料が発生します。

振込手数料が高めに設定されている

経費を削減したい企業にとって、振込手数料が高い点がデメリットに感じるかもしれません。りそな銀行同一支店宛ての振込の場合、手数料が発生しませんが、それ以外のケースでは手数料を支払う必要があります。とくに、他行宛ては「660円(税込)」と高い手数料が発生するため、送金頻度が多いと経費もかさんでしまいます。

海外送金に「送金手数料」と「為替手数料」が発生する

りそな銀行では、海外送金に対応しているものの、「送金手数料」と「為替手数料」が発生します。1件あたりの送金手数料7,500円に加え、送金費用に応じて1/20%(ミニマム2,500円)の為替手数料が必要です。海外との取引がある企業にとって便利ですが、取引件数が多いと費用もかかってしまう点に気をつけましょう。

りそな銀行法人口座を開設するためには?


りそな銀行は、インターネットから法人口座を開設できます。ただし、一部支店では窓口でしか対応していないため気をつけましょう。また、基本的には、「企業所在地の最寄り支店」で開設する必要があるため、あらかじめオンライン開設に対応しているかの確認も大切です。

法人口座開設の審査難易度は?

法人口座を悪用した詐欺事件が発生していることを受け、りそな銀行でも口座開設の際に厳しい審査が行われています。企業情報や提出した書類の内容によっては、法人口座を開設できないこともあるため注意が必要です。

法人口座開設に必要な書類

りそな銀行の法人口座を開設する際、以下の書類が必須です。

・印鑑証明書(発行後3ヶ月以内)
・履歴事項全部証明書(発行後3ヶ月以内)
・閉鎖事項全部証明書(一定の場合のみ)
・お取引担当者の方の本人確認資料(運転免許証など)
インターネットから口座開設を申請できますが、一次審査通過後に、取引を希望する窓口に来店します。その後、担当者との面談を経て、5営業日ほどで審査結果が通知されます。

まとめ

りそな銀行は、基本機能が充実しており、初めて法人口座を開設する際におすすめです。また、起業家を支援する創業応援パックや、ビジネスマッチングサービスなどを活用することで、企業経営においてメリットを感じる場面も多くあります。インターネットから簡単に申請できるため、この機会に法人口座開設を検討してみてください。

創業手帳冊子版では、法人口座の情報だけでなく、ビジネスをスムーズに進めるための情報が掲載されています。この機会にWeb版と合わせて、ぜひご活用ください。

関連記事
起業後のスムーズな法人口座開設にはポイントがある?!メガバンクに法人口座を開設するための準備と流れ
経営者はどうやって法人口座を選んでいるのか? 405人の起業家に聞いてみた

創業手帳
この記事に関連するタグ
創業時に役立つサービス特集
このカテゴリーでみんなが読んでいる記事
カテゴリーから記事を探す