通販事業に使えるオススメ商品特集!品揃え全国No.1のシモジマに聞いてみた!【通販編】
~梱包資材・緩衝材の選び方~
(2015/11/25更新)
通販ビジネスが台頭し、ネットでの買い物は当然のこととなりました。
それにより、実店舗で購入品を持ち帰らずとも、「発送」を選択するシーンが増えています。
また通販以外にも、特定の取引先様に定期的に自社商品を送る……というシーンもありますよね。
その発送業務に欠かせないのが、梱包資材です。
「配送中に商品が壊れた……」なんてトラブルは絶対に避けたいもの。
たとえば商品にフィットしない梱包材を使うと、配送中に商品が暴れ破損するリスクが発生します。
また、破損していなかったとしても、受け取ったお客様も気持ちのいいものではありません。
ここでは梱包資材を上手に選ぶコツについて、シモジマ浅草橋本店フロアマネージャーの手島崇氏にお話をお伺いしました。
段ボールで発送する際の基本アイテム
まず、通販の商品発送に欠かせない、段ボール。特にネット通販であれば、茶色のクラフト素材よりも白段ボールの方が、印象がいいと人気です。
手島氏は「シモジマでは何十種類もの箱のサイズがあります。
お客様のニーズに合わせてサイズを開発していますので、おそらくどれかは近いサイズの箱が見つかるはずです」と言います。
その言葉通り、シモジマの一角には幾種類ものサイズの箱がサンプルとして並んでおり、商品を持ち込んで実際に箱に入れて試してみることも可能です。
入れたい商品にフィットしたサイズの箱であるほど緩衝材の量が減りますし、もっともコンパクトなサイズで発送できますので、発送費用を最低限に抑えます。
また、シモジマ店舗でまとめて購入すれば、割引になるサービスもあります。
段ボール
代表的な段ボールのタイプをいくつかを紹介します。
- 通常の段ボール
- ワンタッチ段ボール
- タトウ式段ボール
- ブルームBOX
- ナチュラルボックス
- フリーボックス
- その他……丸筒
箱の底と天井部分をテープで止める、もっとも一般的な形状の段ボールです。
サイズにより無地と白の二色があります。
たたんだ状態から立ち起すと、底が自動的に組み上がる優れものです。
梱包作業の効率があがるので、大量に発送する場合にオススメです。
高さを必要としてないカタログや書籍の発送に適したサイズの段ボールです。B5・A5・B4・A4サイズがあります。
5段階で厚み調節ができ、最薄で梱包すればメール便での発送にも対応可能です。
主に食品の発送用に開発されたアイデア商品です。
箱の四隅にフラップがついているため、箱内に遊びがなく、破損帽子に役立ちます。
身とフタが一体型の組み立て箱です。実用的な梱包材としてはもちろん、ギフトの収納としても利用されています。
ナチュラルボックスの表面を白色にした箱です。小物に対応した規格を中心にラインナップしています。
ボール紙素材の筒状梱包材です。特にポスターやカレンダー、壁紙などを丸めて封入し、そのまま発送します。折り目を付けたくない場合に最適です。
緩衝材
箱が決まったら、商品を保護する「緩衝材」を用意しましょう。
緩衝材にはいくつかの種類があります。とくに割れ物であれば緩衝材は必需品ですから、商品の形状や強度に合ったものを選択してください。
- ボーガスペーパー
- 紙パッキン
- カラーコーン
- クッションペーパー
- エアーパッキン
厚手の紙素材で、クシャッとまるめて隙間を埋めます。
商品がある程度大きく、見た目をさほど気にする必要がない場合に適しています。
古紙等を利用しているため非常にリーズナブルで、しかも高いクッション性があるため安心です。
上質紙を1~2mm幅にカットしたもので、フワッと盛ることで商品を包み込みます。
カラーバリエーションも豊富で見栄えもいいので、ギフト包装にもってこいです。
トウモロコシのでんぷんで作られたエコ緩衝材。約3cm四方の大きさで、電子製品の緩衝材としてよく利用されます。
業務用として使用されることが多いですが、使い方によってはファンシーに見せることも可能です。
約2mm巾の細かい切れ目がついており、引っ張ると網状になるため、不定形の物への対応も自在です。
もともとは食品包装用に開発された商品ですが、ナチュラル感を活かして、ブーケやポット苗のラッピングアイテムとしても人気です。
気泡がクッションの役目を果たすおなじみの緩衝材です。シートタイプ、ロールタイプ、封筒タイプがありますが、手軽にカットでき、自在に形作れるのが利点です。
くるんだり、サンドイッチしたり、隙間に埋めたり、使い勝手も非常に良いです。
また、すでに封筒状になっていて、DVDなどにピッタリの規格サイズもあります。
オーソドックスな緩衝材は、無地や白や透明ですが、色の選べる紙パッキンやカラーコーンは季節イベントに合わせてカラーを変えるのもおすすめです。
商品を傷つけないための封筒
商品が掌サイズほどの小さなものや、薄いものの場合は、段ボールではなく封筒で送りましょう。
- 破損が心配な場合
- 書類を送るとき(パンフレット他)
例えばCDなどのプラスチックケースを発送するとしましょう。その際、ただの紙の封筒だと、発送途中で衝撃を受け、商品に傷がついてしまうかもしれません。
それを避けるために、エアパッキンなどの緩衝材で包んでから封筒に入れるか、「クッション封筒」などの内部に緩衝材が使われている封筒を利用するといいでしょう。
書類は薄手で破損のリスクが低いため、内部にクッションのない封筒でも充分でしょう。
とはいえ、普通のクラフト封筒では、発送中に封筒ごと折れ曲がることも想定されます。
そんな時は、一般の封筒よりも厚手で丈夫な「レターパック」がおすすめです。
価格もクッション封筒よりリーズナブルです。
粘着テープでオリジナリティにこだわる
商品を封筒や段ボールに詰めたら、最後にテープ留めをします。その際、一般的には透明やクラフトの無地テープで封をする場合が多いでしょう。
清潔感を演出するには、白いクラフトテープがおすすめです。
ほかにも、赤・オレンジ・緑・青など幾種類ものテプカラーがあるので、利用シーンに合わせ使い分けてはいかがでしょうか。
最近では、とくにBtoC向け通販商品の梱包において、カラフルな色テープや柄テープでデコレーションして発送するのも人気です。
オリジナルデザインのテープをオーダーすることも可能なので、商品が届いた時にショップイメージを印象づける効果は抜群です。
他者に差をつけ、受け取った人に喜んでもらうには、こういった一工夫があるといいでしょう。
+αの発送用シールが印象を上げる
以上が、これさえ揃えれば!という梱包用資材です。
最後に、発送です。
梱包が完成したら、運送会社の方に見えるように「発送用シール」を貼りましょう。
「取扱注意」「われもの注意」「天地無用」などの赤地に白文字で書かれたものが一般的です。
最近はデザインも豊富で「ドライバーの方へ」などとイラストとともに書いてあるものも人気です。
安全に届けて欲しいというショップの気持ちは、配達員の方だけでなくお客様にも伝わることでしょう。
万が一のトラブルを避けるためにも、注意深く扱ってもらうための一手間を惜しまないようにしましょう。
受け取ったお客様にも「商品を大事にしている」ようすが伝わり、非常に好印象です。
このように箱形以外の梱包外装資材も各種ありますから、自社の商品を持ってシモジマ店舗で相談してみると、思わぬ便利グッズにも出会えるでしょう。
店舗に行く時間がない場合などは、通販サイト『商い支援』でも各種資材が掲載されています。カタログのダウンロードもできますので、まずはサイトを覗いてみてください。
■総合通販サイト『商い支援』
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シモジマの直営店舗は、浅草橋、心斎橋、名古屋を中心に、全国17箇所で営業中。小売業だけでなく、サービス業、飲食業、一般企業などにも幅広く対応。
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シモジマが運営する包装用品・店舗用品の総合通販サイト「商い支援」。 入会費・年会費無料の会員登録することで会員優遇割引などの各種サービスを受けられる。 法人・事業主の方なら売掛決済も可能。
(協力:株式会社シモジマ)
(編集:創業手帳編集部)