実質無料で手厚い支援!博報堂グループ 「SEEDATA」の起業家支援プログラムとは

創業手帳
※このインタビュー内容は2016年09月に行われた取材時点のものです。

「実質無料」で新規事業創出のサポートが受けられる!

(2016/09/13更新)

seedata

ーQ今回のプログラムについて教えてください。

国から交付される助成金を活用して、創業したての企業様に対して、
「実質無料」で新規事業創出のサポートをするプログラムです。

ーQどんなメリットがありますか?

国から交付される助成金を活用した新規事業創出のサポートなので、
実質無料でサポートを受ける事ができる点ですね。
助成金の申請に必要な書類作成等、面倒な手続きは全て専門家にやっていただくので、
御社の手間も少ないです。新規事業を始める際に、リスクとコストがかからない点がかなりのメリットだと思います。

ーQどんな人に向いていますか?

中小企業の方や創業したての方で、「新たな事業を始めたいが、リスクは冒したくないし、色々とやることがあるから他のところにあまりコストをかけている余裕もない」と思っている方には、是非ともお勧めしたいプログラムです。

ーQSEEDATAとは何ですか?
seedata

私たちSEEDATAは「イノベーターのためのシンクタンク」というコンセプトのもと2015年10月に、博報堂の社内ベンチャー制度によって設立された会社です。
業務としては、ヘルスケアや教育など、あらゆる領域の消費者を徹底的に調査し、
今後求められてくるであろうビジネスチャンスをデータベース化しています。

また、この蓄積されたデータベースを元に、様々な企業様の新規事業開発や新商品開発のコンサルティングを行っています。

今までは、大手企業が主な顧客だったのですが、創業したての企業様や中小企業様の新規事業開発のサポートもできないかと思い、助成金を活用した新規事業開発サポートプログラムを考案しました。

ーQ博報堂、SEEADATAの創業支援の強みは?

私たちの創業支援の強みは、
「年間300を超える、今後求められてくるであろうビジネスチャンスを保有していること」と「大手企業に事業を紹介・譲渡できるパイプを保有していること」の2点ですね。

私たちSEEDATAはヘルスケアや教育など、あらゆる領域の消費者を徹底的に調査しています。
その調査結果をもとに、今後、それぞれの領域で消費者に求められてくるであろうビジネスチャンスをデータベース化してます。創業10ヶ月の当社ですが、すでに計300を超えるビジネスチャンスを保有しています。

そこで、私たちの保有するビジネスチャンスを元に、「創業したての企業様や次の事業の柱を見つけたい中小企業様と一緒に新規ビジネスを創出していけないか」と考えました。
しかし、創業したての企業様からコンサルティング料をいただく訳にはいかないだろうとも思ったので、専門家の方々とうまく連携をとりながら、国から交付される助成金を活用し、「実質無料」で事業創出のサポートをするプログラムを構築しました。

もう一つの強みとしては「大手企業に事業を紹介・譲渡できるパイプを保有していること」ですね。
私たちSEEDATAは博報堂の社内ベンチャー制度で出来た会社ですので、得意先には大手企業の方がたくさんいらっしゃいます。
この大手企業様とのコネクションをいかし、創業して間もない企業様の保有するリソースとSEEDATAの知見をうまく組み合わせた作り上げた事業を説明する企画書を作成し、大手企業様のところまでプレゼンしに行きます。これを全部SEEDATAがやってくれるというのがポイントですよね。必ず売れるという保証はないのですが、そもそも大手企業にプレゼンする機会を得るのも難しいのが現状の中、他の創業支援をしている会社にはない、SEEDATA独自の強みだと思います。

ーQ SEEDATAさんも社内起業でできたんですよね?創業の経緯は何ですか。

これまで新事業や新製品の開発サポートを生活者調査の内容を武器にコンサルティングしてきました。その集大成として法人化させてもらいました。
きっかけは、2年ほど温めていたアイディアを、博報堂DYグループ内の新規事業提案制度である「AD+VENTURE」(アドベンチャー)に応募したことです。
我々は「トライブ」という「意外性のある消費行動を取る人たち」に注目して、彼らの内面、ファクトの裏側にある「インサイト」を掘り下げることで、よりユニークなマーケティングができるのではないかと考えたんです。
「トライブ」とは、私たちが独自の調査網で発見した「先進的な消費者群」のことで、特に際立った価値観で消費行動をする「尖った生活者」です。

例えば健康食品であれば一つのサプリですべて賄える「完全食品」に特に興味がありその商品だけは盛んに消費する、という普通のパターンと違う人たちが存在します。こうした動きは全体の傾向だけ見ていても分からない。こういう特定の層を掘り下げることで、新たなマーケティングの切り口やオープン・イノベーションのきっかけが作れると考えており、現在約400のトライブをストックしています。

ーQ創業してみて感想はどうですか?

毎日楽しくてしょうがないです。すばらしい仲間にも恵まれました。もう昔の自分には戻れませんね。

ーQプログラムに興味ある方は具体的にはどうしたらいいですか?

まずは遠慮無くメールください。考えがまとまってなくても我々がガイドしますので、まずはメールをすることが大切です。タイトルは「創業手帳さんのコラム見ました」で本文にお名前と会社名を記載のうえ、kyohei.kojiri(あっと)seedata.jpまでお送りください。(あっと)の部分を@に変換してくださいね。当社の新規事業スペシャリストの小尻が対応します。

ーQ創業手帳の読者、創業者に向けてメッセージをどうぞ!

これから創業しようとしている方、創業してさらに事業を飛躍させたい方。我々の知見を活用してください。メール1本で人生変えられるかもしれませんよ!

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(取材協力:博報堂グループ「SEEDATA」)
(編集:創業手帳編集部)

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