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ファウンダーとは?

ファウンダー(Founder)とは、「創業者」や「設立者」を意味します。企業や組織において、資金を出す投資家や経営を担う経営者とは分けて、創業あるいは設立した者を指します。

それでは、ファウンダーの役割や使い方についてくわしく説明します。
ファウンダーは企業や組織における創業者や設立者のことで、主に米国から使用され、現在は日本でも浸透している用語です。
企業や組織をスタートするにあたって、アイデアを企画して実行し、創業した者がファウンダーとなります。この際、資金を出すことや、組織を経営することも必要となりますが、ファウンダーが全てを担う場合もあれば、別の投資家や経営者が担う場合もあります。いずれにしても、ファウンダーは創業した者を意味しますので、投資家や経営者とは異なります。
一般的には、創業をしたファウンダーが経営を担うことで、法律的な役職として米国では最高経営責任者であるCEO、日本では代表取締役となります。そして、役職を退いたり、組織を離れたりする場合に、ファウンダーとして位置づけられます。

ここで、実際の使い方を企業のタイプに分けて紹介します。
たとえば、米国でのスタートアップなどの場合は、ファウンダーがCEOとして経営を行ったのち、他社へ売却することも少なくありません。その企業のCEOは別の者となり、ファウンダーは企業や経営に直接関連しませんが、創業者としての名前は残ることになります。
また、日本での大手企業などの場合は、ファウンダーが経営から離れたときに、企業の対外的な活動やイメージ維持のために、会長職としてファウンダーと位置づけることもあります。

続いて、ファウンダーとしての報酬や持ち株についても補足します。
国や企業、個人によっても様々ですが、一般的に創業者としての報酬は多い一方で、ほぼ0としていることも少なくありません。これは、自身の報酬を事業拡大や社会貢献に使いたいといった思いや、イメージを伝えるためでもあります。逆に報酬を得ない分、自社の株を多数持つことで、資産や収益を確保するケースもあります。

その他に、ファウンダーに関連する用語として、コファウンダー(Co-Founder)があり、「共同創業者」や「共同設立者」を意味します。
企業や組織をスタートするにあたって、二人以上がファウンダーとなるもので、それぞれの異なる得意分野をあわせるためや、リスク分散のためなどで広く使われます。

このように、ファウンダーの役割や使い方をまとめると、次の通りとなります。
・ファウンダーは企業や組織の創業者、設立者である。複数名の場合はこファウンダーとなる。
・ファウンダー自身が投資、経営を行う場合もあるが、第三者が行う場合もある。
・ファウンダーは企業や組織から離れても名前を残すためや、対外的なイメージ維持などのためにも用いられる。

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