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不動産マーケットプレイスや不動産仲介業務に特化したSaaSを手がける「カナリー」が40億円調達

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2025年12月5日、株式会社カナリーは、総額約40億円の資金調達を発表しました。

今回の資金調達により、累計調達額は約80億円となります。

カナリーは、不動産マーケットプレイス「カナリー(CANARY)」と、不動産仲介業務に特化した顧客管理・営業支援システム「カナリークラウド(CANARY Cloud)」を展開しています。

「カナリー」は、豊富な物件数と充実した機能により、ユーザーに対し最適な部屋探し体験を提供しています。また、不動産仲介会社に対しては、新規顧客開拓や成約率向上、業務効率化を後押ししています。

「カナリークラウド」は、自動追客や物件紹介の自動化、多様な分析機能などを備え、顧客対応の質を高める仕組みを提供しています。

今回調達した資金は、開発体制や技術基盤の強化、サポート体制の強化に活用します。


賃貸物件探しでは、スマートフォンひとつで全国の物件を閲覧できる部屋探しサイトや不動産ポータルの利用が一般的となり、利便性が大幅に向上しています。しかし、実際には希望物件に問い合わせてもすでに成約済みで別の物件を紹介されるケースや、存在しない「おとり物件」の掲載、成約済み情報の反映遅れといった課題が残り、ユーザー満足度を低下させる要因となっています。

このような背景のもと、カナリーは誰でも使いやすく、迅速に物件を探せる賃貸アプリを提供しています。豊富な条件を設定可能な検索機能、地図から自由に範囲を指定して検索できる機能、アプリを通じた内見予約機能など、充実した機能を備え、最適な部屋探し体験を実現しています。

また、不動産仲介会社に対しては顧客管理・営業支援システムを提供し、業界課題の解決にも寄与しています。さらに、蓄積されるデータを活用し、不動産領域に特化したVertical AIを展開し、不動産会社のDXとAIの実装を支援していく方針です。

事業のさらなる成長には戦略的な資金調達やシナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受ける際の注意点など詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ CRM カナリー 不動産 不動産仲介業
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