創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年3月17日食に特化した事業承継プラットフォームを展開する「まん福ホールディングス」が3億円調達

2025年3月12日、まん福ホールディングス株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。
まん福ホールディングスは、食に特化した事業承継プラットフォームを展開しています。
後継者不在の食関係の中小企業の事業を受け継ぎ、暖簾と雇用を守りながら、第二創業を軌道に乗せて発展・進化させるロールアップ事業を展開しています。
今回調達した資金は、事業継承した12社(米国内における事業含む)への収益性改善・成長への再投資、国内外での新たな事業承継への投資、本部機能の強化・拡充などに活用する予定です。
国内企業の99%を占める中小企業のうち、半数以上は60歳以上の経営者によって運営されています。経営者の高齢化が進むにつれ、引退するケースが増加しており、培われた知見・経営資源・雇用を維持するためには、円滑な事業承継が重要な課題となっています。
「2024年版 小規模企業白書」によれば、後継者不在率は2018年以降減少傾向にあります。しかしながら、2023年時点でも54.5%と依然として高い水準にあります。この問題を解決する手段として、M&Aによる事業承継が注目されています。
M&Aによる事業承継では、企業や事業を第三者に引き継ぐことで、事業の継続や従業員の雇用維持、売却益の獲得といったメリットがあります。ただし、スムーズな引き継ぎには、社内の理解を得ることが不可欠であり、引き継ぎ希望者を一定期間社内で受け入れ、企業文化や事業内容を共有することが望ましいとされています。
新たに企業を引き継ぐ経営者にとっても、既存のノウハウ・経営資源・ブランド・人材を活用できるため、ゼロからの創業に比べて成長戦略を立てやすいというメリットがあります。
まん福ホールディングスは、食に特化した事業承継を展開し、近しいエリアでグループ企業を形成することでシナジーを発揮し、事業の成長を促進しています。
M&Aは財務基盤の強化やEXIT戦略として重要です。M&Aを成功させるには、早期から戦略を立て、企業の基盤を整備することが重要だといわれています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、M&Aのメリットや成功パターンについて詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | BtoB ブランド まん福ホールディングス 事業承継 後継者不足 株式会社 資金調達 食 食品 飲食 飲食店 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年10月30日、株式会社DRIPSは、累計3億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 DRIPSは、マウスピース歯科矯正サービス「hanaravi(ハナラビ)」を手がけています…
2023年6月30日、株式会社FUNDiTは、NOW株式会社が運営するファンドと株式会社エアトリを引受先とする第三者割当増資を臨時株主総会で決定したことを発表しました。 FUNDiTは、IT領域での事…
2022年12月27日、株式会社天地人は、資金調達を実施したことを発表しました。 天地人は、JAXA衛星をはじめとする地球観測衛星などから得られる宇宙ビッグデータを活用した土地評価サービス「天地人コン…
2022年4月13日、株式会社HashPortは、株式会社ナナメウエと、日本国内でのIEO(Initial Exchange Offering)実現に向けたパートナーシップ契約を締結したことを発表しま…
2023年9月12日、cars株式会社は、総額約15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 carsは、グローバルカーライフテックサービス「cars」を展開しています。 生活者のカーライフをエン…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…