創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年1月30日在宅医療・介護の収益改善プラットフォーム「ZEST」を展開する「ゼスト」が1億円調達

2025年1月29日、株式会社ゼストは、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。
今回の資金調達により、累計調達額は16億円となります。
ゼストは、在宅医療・介護の収益改善プラットフォーム「ZEST」を展開しています。
AIを搭載した訪問スケジュール作成クラウド「ZEST SCHEDULE」や、現場スタッフが快適に働くための「ZEST HUB」、事業所の経営・運営状況を可視化するダッシュボード「ZEST BOARD」、多職種連携をサポートする「ZEST MEET」などを提供しています。
今回の資金は、「ZEST」におけるAIによる訪問スケジュール自動作成機能の高度化、AI基盤を活用した新たな収益化ソリューションの開発、他社ツールとの連携システム構築、開発を加速させるための人材採用に充当します。
訪問看護や訪問介護におけるスケジュール管理は、限られた人的リソースを有効に活用するうえで非常に重要です。しかしながら、訪問先の要望や、スタッフのスキル、時間的な制約を考慮しながら最適なルートを組む必要があるため、スケジュール作成には多大な労力がかかるという課題を抱えています。また、一般的な訪問看護・介護におけるスケジュール作成・管理は特定の人材のスキルに依存しており、属人化の課題も抱えています。
高齢化の進展に伴い、訪問看護・介護の需要は今後ますます増加すると予測されています。そのため、業務の効率化や自動化を進めることで、より多くの利用者に質の高いサービスを提供することが求められています。
また、医療・介護の分野では、地域医療連携の推進も重要な課題です。現在、大病院への患者集中が続いており、救急対応や高度な治療が必要な患者への対応が難しくなっています。一方で、地域の医療機関が持つリソースは十分に活用されていない状況です。この課題を解決するには、各医療機関が役割を明確にし、連携を強化することが不可欠です。
在宅医療・介護事業所にとって、利用者を獲得するためには、ケアマネジャーや医療ソーシャルワーカーなど地域の連携先へのアプローチが必要になります。したがって、効果的な営業活動を支援する仕組みが求められています。
ゼストは、在宅医療・介護事業所が抱える課題に対応するため、収益改善プラットフォーム「ZEST」を通じ、さまざまなソリューションを提供しています。
さまざまな業界でデジタル化などにより業務効率化が進んでいます。創業期は予算の問題から大規模なシステム導入は難しいかもしれませんが、負担の大きな部分をデジタル化することでかなりの負担軽減が可能です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。
また、抜本的なシステム導入には資金調達も重要です。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウについて詳しく開設しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | AI BtoB ZEST ZEST BOARD ZEST HUB ZEST RRM ZEST SCHEDULE クラウド スケジュール ゼスト プラットフォーム 介護 在宅介護 在宅医療 地域医療連携 株式会社 自動作成 訪問 訪問スケジュール 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2024年7月2日、株式会社KINSは、総額約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 KINSは、総合的な菌ケアサービスを展開しています。 具体的には、皮膚・腸内・口腔内などマイクロバイオーム…
2020年4月21日、株式会社エピグノは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ナース・マネジメント・ソリューション「エピグノ病棟ナース」を提供しています。 在籍する看護師のスキルなどの…
2022年11月24日、SDFキャピタル株式会社は、運営するスタートアップ・デットファンドより、株式会社10Xに投資実行したことを発表しました。 10Xは、小売ECプラットフォーム「Stailer(ス…
2020年2月3日、株式会社Rehab for JAPANは、総額約1億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 介護事業所向けリハビリSaaS「リハプラン」を開発・提供しています。 機…
2021年7月9日、エリー株式会社は、「SILKFOOD チップス」を自社ECショップで販売開始したことを発表しました。 エリーは、蚕専門の昆虫食スタートアップとして、養蚕や、原料の開発販売、商品開発…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…