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AIが会話からカルテ原稿を自動生成する診療支援ツール「medimo」を展開する「Pleap」が1.5億円調達

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2025年1月28日、株式会社Pleapは、総額1億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Pleapは、医療従事者と患者の会話からAIがカルテ原稿を自動生成する診療支援ツール「medimo」を展開しています。

正確な文字起こしとSOAPに沿ったカルテ原稿の作成により、カルテ作成の業務負荷を軽減するツールです。

今回の資金は、プロダクト開発の加速、医療施設への導入拡大、チーム体制の強化に充当します。


カルテは、患者を診察した際の情報を記録するためのツールであり、診療の継続や適切な医療の提供に欠かせないものです。

カルテには、患者の症状、治療内容、検査結果などが記載され、主治医以外の医療従事者も臨床経過を把握できるようになっています。さらに、カルテは保険請求の根拠となるため、医療機関の経営面でも重要な書類といえます。

かつては紙に記録し、保管・活用を行うのが一般的でしたが、近年では業務の効率化や情報共有の円滑化を目的に、電子カルテの導入が進んでいます。

カルテの記載形式には決まったフォーマットはありませんが、多くの医療機関ではSOAP方式が採用されています。SOAPとは、主観的情報(Subject)、客観的情報(Object)、評価(Assessment)、計画(Plan)の順に体系立てて診療情報を記録する方法です。

この方式は、誰が見ても分かりやすいカルテを作成できるというメリットがあります。しかし、詳細に記録する必要があるため、記載に時間がかかるという課題も抱えています。そのため、カルテ作成を効率化するツールのニーズが高まっているのです。

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カテゴリ 有望企業
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