注目のスタートアップ

SES(システムエンジニアリングサービス)事業やSES特化営業支援システムなどを手がける「Saiteki」が資金調達

company

2024年7月23日、株式会社Saitekiは、資金調達を実施したことを発表しました。

IT業界における多重下請け構造の解消を目指し、SES(システムエンジニアリングサービス)事業、SES特化営業支援システム(SaaS)の提供、IT業界特化事業承継支援を展開しています。

SES事業では、商流の浅い案件を紹介することで、エンジニアに適切な報酬額が支払われるようなサービスを展開しています。

SaaS事業では、SES営業を対象に、メールを活用した業務や情報管理をサポートするSaaSを提供しています。


SES(システムエンジニアリングサービス)とは、システムの開発、保守、運用などの特定の業務に対して、ITエンジニアを提供するサービスです。派遣契約と異なるのは、ITエンジニアの指揮命令権がクライアントではなく、SES会社側にある点です。

SESの利点として、ITを専門としない企業が必要なときに希望するITエンジニアを確保できることや、ITエンジニアがクライアントの指示に拘束されずに働けることが挙げられます。

IT業界において、客先常駐を行っている企業の割合は全体の9割を超え、客先常駐のITエンジニアも7割以上にのぼるというデータがあります。これからもわかるように、SESはIT業界で重要な存在です。

しかし、現在のSESビジネスモデルには、複数のSES企業が関わることで生じる多重請負による中間搾取、業務情報の遅延、契約の複雑化などの問題が存在します。

こうした背景を踏まえ、ITエンジニア不足の解消を目指すためにも、SES業界の課題解決に取り組むSES企業が増加しています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との連携・提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB IT SaaS SES エンジニア システムエンジニア システムエンジニアリングサービス メール 事業承継 営業 営業支援 株式会社 案件 紹介 資金調達
事業承継手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

コミュニケーションのAI解析「UpSighter」提供の「コグニティ」が1.9億円調達
2020年1月15日、コグニティ株式会社は、総額1億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIがトーク内容を自動解析し改善点を提示するサービス「UpSighter(アップ・サイター)…
内視鏡AI開発の「AIメディカルサービス」が46億円調達
2019年10月4日、株式会社AIメディカルサービスは、総額約46億円の資金調達を実施したことを発表しました。 消化器に対する内視鏡検査を支援するAIを開発しています。 このAIは、早期の胃がんを発見…
寺社仏閣コンサルティング事業など展開の「ELternal」が資金調達
ウエルインベストメント株式会社は、株式会社ELternalへの出資を決定したことを発表しました。 この出資は、学校法人早稲田大学と2018年10月29日に締結された提携契約に基づいて組成された「早稲田…
AIデータ分析自動化ツール「AMATERAS RAY」など提供の「aiforce solutions」が2.6億円調達
2020年9月14日、株式会社aiforce solutionsは、総額2億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIデータ分析自動化ツール「AMATERAS RAY」や、 AI人材…
会計税務の相談プラットフォーム「会計・税務君」を開発する「Huberitus」が「HBD(光通信グループ)」と資本業務提携
2023年6月21日、Huberitus株式会社は、株式会社光通信グループの連結子会社である株式会社HBDを引受先とする第三者割当増資を実施し、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 Hube…

大久保の視点

スタートアップワールドカップ九州大会:優勝は医薬品開発のStapleBio!熊本で開催
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の九州予選である「KYUSYU REGIONAL 2024」が、2024年8月27日(火)に開…
(2024/8/27)
「スタートアップビジネスMBA講座」明治大学MBAの執筆陣と出身起業家が解説
創業手帳代表も執筆陣に参加。注目のスタートアップ本 起業家教育が近年注目を浴びています。しかし、スタートアップはまだ新しい領域であり、不確実性も高く、学問に…
(2024/7/29)
世界最大級のビジネスコンテスト・スタートアップワールドカップ東京大会優勝はDigital Entertainment Asset山田耕三さん
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の東京予選である「TOKYO REGIONAL 2024」が、2024年7月19日(金)に開催…
(2024/7/19)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】