注目のスタートアップ

アフリカで電動モビリティ(電動二輪車)事業を展開する「Dodai」が300万米ドル(約4.5億円)調達

company

2024年3月13日、Dodai Group, Inc.は、300万米ドル(約4.5億円)の資金調達を実施したことを発表しました。

Dodaiは、日本人が経営し日本のVCが出資する米国企業です。

アフリカ・エチオピアにおいて、電動モビリティ(電動二輪車)の輸入・販売・充電ステーション提供などを行っています。

Dodaiが手がける電動二輪車は、エチオピアで唯一リチウムイオンバッテリーを搭載しており、一般的な電動二輪車と比較してバッテリー寿命が約4倍長く、走行距離では約2倍程度の走行を可能としています。

また、販売後のアフターセールスも行っています。メンテナンスは随時無料で行い、スペアパーツを豊富に揃え、故障しても継続的に利用できる環境を整えています。

さらに、現地のマイクロファイナンス機関・VisionFundと業務提携し、ローンによる購入を可能としています。

2023年8月にエチオピアで事業をスタートして、2027年以降アフリカ各国でのサービス展開を目指しています。

今回の資金は、車両の仕入れに充当します。今年中に5,000台の販売を目指しています。


世界の二輪車(オートバイ、スクーターなど)の需要は年々増加傾向にあります。

さらに2022年の電動二輪車世界販売台数は前年比で約2倍と大幅に拡大しており、今後は電動二輪車が市場を牽引していくことになると予測されています。

また、電動二輪車においては、これまでは各国の新興企業が市場をリードしてきましたが、近年は大手企業の本格参入が相次いでおり、競争の激化が見込まれています。

こうした中で、エチオピアの二輪車需要は、交通システム開発などの政府の取り組みにより成長が見込まれています。

また、エチオピアは2022年にガソリン車の輸入を全面禁止にするなどの空気汚染対策を行っており、電動モビリティの普及が進んでいます。

そしてエチオピアは人口1.3億人、平均年齢20歳という若い国であり、アフリカの中でも大きな成長可能性を秘めています。

Dodaiは、こうした背景のもと電動二輪車の販売を行っています。また、将来的な電動三輪事業への進出、電動モビリティのバッテリー充電ステーションを主軸とするプラットフォーム展開を目指しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Dodai アフリカ エチオピア オートバイ バッテリーステーション 二輪車 充電ステーション 販売 資金調達 輸入 電動バイク 電動モビリティ 電動二輪車
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

目標達成を支援する営業予実管理クラウド「GRAPH」提供の「グラフ」が2,000万円調達
2021年10月15日、株式会社グラフは、総額2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、目標達成を支援する営業予実管理クラウド「GRAPH(グラフ)」を2021年9月末に正式ローン…
卓球プロ・チーム「琉球アスティーダ」が「MTG Ventures」などから資金調達
琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、MTG Venturesや、テック起業、エンジェル投資家などです。 琉球アスティーダスポーツクラブは、卓球プ…
プリントオンデマンドを活用したオンライン書店サービス「BOOKSTORES.jp」を運営する「セルン」が1億円調達
2023年1月10日、セルン株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 セルンは、プリントオンデマンドを活用したオンライン書店サービス「BOOKSTORES.jp」、全国の印刷会社…
腸内細菌叢バンクの構築・腸内細菌叢移植(FMT)の社会実装・マイクロバイオーム創薬を推進する「メタジェンセラピューティクス」が6億円調達
2023年6月15日、メタジェンセラピューティクス株式会社は、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、直近では2023年4月5日に総額11億円の調達を発表しており、シリーズA総額で1…
AIテスト自動化プラットフォーム「Magic Pod」運営の「TRIDENT」が3億円調達
2021年7月7日、株式会社TRIDENTは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIテスト自動化プラットフォーム「Magic Pod」を運営しています。 モバイルアプリテスト、ブラウ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集