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2023年10月3日【補助金】令和5年度「水産加工・流通構造改善取組支援事業」(2次募集)
公益財団法人水産安定供給推進は、令和5年度「水産加工・流通構造改善取組支援事業」の2次募集について発表しました。
漁業者、流通業者、加工業者等、これらの団体(加工業者等)が、漁獲量が減少し入手困難な魚種から漁獲量が豊富な魚種等の新たな魚種に主たる加工原料を転換する取組(魚種転換プロジェクト)、連携して協議会を構成し国産加工原料の確保や新規販路の開拓等の課題に対処する取組(連携プロジェクト)に対して支援します。
魚種転換プロジェクト
転換した新たな国産水産物の供給に取組むため、市場調査・商談等、コンサルティングによる技術の改良等、対象商品のプロモーション等、買取・保管・加工・輸送・販売、加工・集出荷・貯蔵・販売等に必要な機器・資材の導入等を行います。
連携プロジェクト
連携して国産水産物の供給に取組むため、連携体制の構築、市場調査・商談等、コンサルティングによる技術の改良等、対象商品のプロモーション等、買取・保管・加工・輸送・販売等を行います。
近年、海洋環境の変動などの影響により、大幅に漁獲量が減少した魚種があります。
たとえば、スルメイカの漁獲量は2013年に18万トンだったものが、2020年には3万トンと大幅に減少しています。
ほかにも日本でもっとも獲れる白身魚であるスケトウダラは、1972年には全国で約300万トンの水揚げがありましたが、2018年には13万トンを割り込んでいます。
スケトウダラの卵はたらこや明太子の原料となるほか、身はかまぼこやちくわなどの練り物の原料として広く利用されており、日本の食にとって重要な位置を占める魚といえます。
しかし漁獲量の減少によって単価が上がっており、こうした魚種を利用した加工食品も危機に陥っています。
「水産加工・流通構造改善取組支援事業」は、こうした漁獲量が減少した魚種を利用した加工食品において、別の漁獲のある魚種へと転換する取り組みを支援するものです。
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