「地域独立系統構築支援事業」補助金 7/14締切

subsidy

一般社団法人環境共創イニシアチブは、「地域独立系統構築支援事業」について発表しました。

日本国内において、配電事業等の参入を見据えてマイクログリッドの構築を図る事業に補助金を交付します。

対象事業

以下の要件すべてを満たす事業。
(1)配電事業等の参入を見据えて、災害等による長期停電時に発動可能なマイクログリッドを構築すること。
(2)配電事業に係る兼業規制の適用除外基準に該当する事業規模であること。
(3)原則、下記①~③の全ての設備の活用を含むマイクログリッドであること。
 ①再生可能エネルギー発電設備
 ②需給調整設備
 ③エネルギーマネジメント設備
(4)系統線の活用が含まれるマイクログリッドであること。
(5)平常時から需給バランスのモニタリング等を行うこと。
(6)災害等による長期停電時には、マイクログリッド運用者が需給の調整を行う仕組みを有すること。
(7)マイクログリッドをおこなう地域の地方公共団体が指定する防災に資する施設を含むこと。
(8)以下①~④を含む共同事業体(コンソーシアム)にて運用されるマイクログリッドであること。
 ①地方公共団体
 ②マイクログリッドにおいて活用する設備(補助対象設備以外を含む)を所有・活用する事業者
 ③マイクログリッド内の電力安定供給に係る需給バランスの調整を行う事業者
 ④その他、マイクログリッドの運用に必要不可欠な事業者
(9)コンソーシアム契約(案)には、以下①~⑤を含むこと。
 ①当該マイクログリッドの構築範囲(地方公共団体が指定する防災に資する施設を含む)
 ②コンソーシアム各者の体制及び役割
 ③地方公共団体が示す防災上の位置付け
 ④マイクログリッドの発動条件
 ⑤マイクログリッドの発動から切り戻しに関する手順
(10)マイクログリッドの構築完了後1年以内に、災害等による長期停電時を想定した災害対応訓練(設備点検及び電力供給手順の確認を含む)を実施できるマイクログリッドであること。

補助対象設備

再生可能エネルギー発電設備、エネルギーマネジメント(EMS)設備、需給調整設備、受変電設備、保安・遮断設備、その他。

補助金

・1申請あたりの上限:4億円・経費の1/2以内。


マイクログリッドとは、平常時には再生可能エネルギーを効率よく利用し、非常時には送配電ネットワークから独立し、地域でエネルギーの自給自足を行う送配電の仕組みのことです。

これにより非常時の停電の発生を防いだり、地域での再生可能エネルギーの地産地消を実現することができます。

近年は、SDGs(持続可能な開発目標)の推進により、世界的に再生可能エネルギーの構築・普及に向けた取り組みが進められています。

国内では主に小規模な太陽光発電が全国各地に広がっており、これを分散型電源と呼びます。マイクログリッドはこの分散型電源を有効的に活用するためのエネルギーシステムであり、再生可能エネルギーを社会実装するために重要なシステムであると考えられています。

これまで配電事業は、地域の電力会社が運用する方式でしたが、2022年4月に改正電気事業法が施行され、新たに配電事業が位置づけられ、新たな事業者が配電事業に参入することが可能となりました。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、それぞれ最適化してメールでお知らせをする「補助金AI」をリリースしました。こちらもご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ エネルギー マイクログリッド 再生可能エネルギー 分散型電源 助成金 地域独立系統構築支援事業 発電設備 補助金 配電事業等の構築支援および計画策定支援事業
詳細はこちら

公募情報(地域独立系統構築支援事業)

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【農林水産省】令和6年度「産地生産基盤パワーアップ事業のうち園芸作物等の先導的取組支援」公募
2025年1月28日、農林水産省は、令和6年度「産地生産基盤パワーアップ事業のうち園芸作物等の先導的取組支援」の公募について発表しました。 需要の変化に対応し、新品目・品種、省力樹形の導入や産地の改革…
「スマート水産業推進事業のうちスマート水産業普及推進事業」補助金
水産庁は、令和7年度「スマート水産業推進事業のうちスマート水産業普及推進事業」の公募について発表しました。 地域におけるスマート化の取組をリードする伴走者の育成を支援するとともに、伴走者のサポートの下…
核融合の商用化に必要な主要コンポーネントの研究開発を行う「京都フュージョニアリング」が13.3億円調達
2022年2月2日、京都フュージョニアリング株式会社は、総額13億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、国内大手金融機関との間において総額7億円の無担保融資契約の締結も進めてい…
【東京都】第1回「設備投資緊急支援事業」 2024年問題対策に取り組む中小企業を支援(最大1億円)
第1回「設備投資緊急支援事業」のご案内です。 この事業は、公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施する助成金事業です。 働き方改革関連法の時間外労働上限規制が2024年4月から運送・物流、建設業のにも…
「観光振興事業費補助金(全国の観光地・観光産業における観光DX推進事業)」(6/3締切)
令和7年度「観光振興事業費補助金(全国の観光地・観光産業における観光DX推進事業)」のご案内です。 観光地の販路拡大・マーケティング強化/観光産業の収益・生産性向上 消費拡大に向けた観光地の多様なコン…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集