注目のスタートアップ

セキュリティテスト自動化ツール「AeyeScan」提供の「エーアイセキュリティラボ」が3億円調達

company

2022年2月3日、株式会社エーアイセキュリティラボは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

セキュリティテスト自動化ツール「AeyeScan」を提供しています。

AIによってWebサイトやWebサービスの脆弱性を自動で診断するSaaSです。

診断結果は、画面キャプチャつきの画面遷移図と日本語によるレポートでわかりやすく提供することも特徴としています。

これにより、脆弱性診断の内製化や、アプリケーション開発時におけるセキュリティテストの自動化、DevSecOpsの実現を支援します。

今回の資金は、開発体制拡大のための人材採用の強化に充当されます。

脆弱性診断とは、WebサイトやWebサービスなどに脆弱性がないか診断することです。

もし商品として開発したシステムに脆弱性が存在していると、悪意ある攻撃によって情報が流出してしまい、顧客に大きな損害を与えてしまうことになります。

もちろんソフトウェアやWebサービスを開発する企業は、脆弱性を持たないように開発を行っていますが完璧に実施できるわけではありませんし、エンジニアの知らない脆弱性が発見されることも多くあります。

そのため開発においてはセキュリティテストや脆弱性診断が必要となってきます。

脆弱性診断は、従来は専門的な知識を持っていた人・組織によって行われていましたが、近年はAI技術の進展により高精度の自動診断が可能になっています。

サイバー犯罪の検挙数は年々増加を続けており、Webサービスやソフトウェアを導入する企業のセキュリティ意識も向上しています。

セキュリティ面を重視して導入を決める企業も増えてきているため、プロダクト開発企業の脆弱性診断ニーズもさらに高まっていくと考えられます。

適切なセキュリティの構築ができず顧客や社会に損害を与えてしまうと大きな損失となるため、セキュリティ対策はコストと捉えるのではなく、事業活動・成長に必須のものと位置づけ、投資と捉えることが重要だと経済産業省は示しています。「冊子版創業手帳」では、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期に実施できるセキュリティ対策について詳しく伺っています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Webサービス Webサイト セキュリティ テスト 自動化
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

メディカルセキュリティクラウドサービス「Mowl」を提供する「MTU」が3.8億円調達
2024年4月1日、MTU株式会社は、総額3億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 MTUは、メディカルセキュリティクラウドサービス「Mowl(マウル)」や、AIメディカルデータサー…
防犯・見守りAIカメラ「JUSTY」提供の「JUSTICEYE」が8億円調達
2022年4月14日、株式会社JUSTICEYEは、総額約8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 JUSTICEYEは、防犯・見守りAIカメラ「JUSTY」を提供しています。 「JUSTY」は…
「中小企業省力化投資補助事業(一般型)」サイトが公開
2025年2月28日、「中小企業省力化投資補助事業(一般型)」のサイトが公開されました。 中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするため、人手不足に悩む中小企業等が、IoT・ロボット等の人手不足解消…
飲食業界向けの調理ロボットを開発・提供する「New Innovations」が11.6億円調達
2025年5月27日、株式会社New Innovationsは、総額約11億6000万円の資金調達を発表しました。 New Innovationsは、飲食業界向けの調理ロボットを開発・提供しています。…
ブロックチェーン・プラットフォーム開発の「ToposWare」が1億9,700万円調達
2020年5月11日、株式会社ToposWareは、総額1億9,700万円の資金調達を実施したことを発表しました。 高度な情報セキュリティを求める行政機関・企業・個人に向け、次世代のデータ・プラットフ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集