Midjourney(ミッドジャーニー)とは?無料版の使い方や始め方を解説!

創業手帳

創業手帳・代表が解説|Midjourneyは画像生成AI!コマンドのコツを掴めばスマホでも簡単に画像生成が可能!

この記事のAI要約!

●Midjourneyは、テキスト入力で画像生成ができるAIツール
●Webアプリ版のみ無料で25枚まで試用可能。登録にはDiscordかGoogleアカウントが必要
●有料プランは月額$10〜の4種類あり、商用利用も可能
●より効果的な画像生成のコツは、パワーワードや関数(パラメーター)などを使用する

起業家の応援とChatGPT 生成AIガイド補助金AIを運営している創業手帳の大久保です。

2022年に登場したChatGPTを皮切りに、AIに対する注目は日々高まりつつあります。
創業手帳アプリではいち早くChatGPTにデータ連携した機能をリリースし、その知見をもとにChatGPT 生成AIガイドをまとめました。

また、近年はチャット形式のAIだけでなく、画像生成AIも注目されています。
画像生成AIとは、テキストで指示(コマンド)を出すだけで、画像を生成してくれるAIです。
そんな、近年注目を集めている画像生成AIの1つが、Midjourney(ミッドジャーニー)です。

早速、Midjourneyを試したところ、簡単にスタイリッシュな画像を作ることができました。
今回は、Midjourneyの使い方をはじめ、登録方法やプランについても紹介します。
Midjourneyについて使い方などを知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

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画像生成AI「Stable Diffusion」について、詳しくはこちらの記事を>>
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画像生成AIサービスのおすすめ9選!文章で指示するだけ!無料サービスや商用利用可能も



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Midjourneyとは?進化し続ける画像生成AI

Midjourneyは近年注目を集めている画像生成AIで、テキストから画像やイラストを生成してくれるツールです。

Midjourneyは、Discord(ディスコード)というアプリ上で、チャット形式で操作して利用します。

なおDiscordとは、Discord Inc.が開発したチャットアプリで、米国を中心に2億5,000万人以上のユーザーが利用しているコミュニケーションツールです。

Midjourneyには、高度なAI技術が利用されており、非常に精巧な画像を生成してくれます。

現在(2024年7月)の最新バージョンは「V6.1」で、リリース当時の「V1」から定期的にバージョンアップを繰り返しています。

リリース当初の「V1」では、画像の一部がボケてしまうなど、そのまま利用できるようなクオリティではありませんでした。

しかし、「V5」ではかなり自然な画像を生成できるようになり、最新の「V6.1」のクオリティはとても高いです。

画像からイラスト・アートまでさまざまな場面で、すぐさま導入できるようなレベルになってきているでしょう。

Midjourneyは無料で使える?料金プランについて

Midjourneyは2022年の7月にオープンベータ版への移行が発表され、当初は制限付きで無料版が提供されていました。

2023年4月末でトライアルも終了していましたが、2024年8月21日(現地時間)に公式Xアカウントにて、限定的に無料で使える方法が発表されました。

誰でも試せるWebアプリ版の「Midjourney」を使い、DiscordまたはGoogleのアカウントでサインアップすると、25枚無料で画像を生成できます。

利用に必要なものはアカウントのみであり、クレジットカード情報などの提供は不要です。

ただしWebアプリ版はまだ試用中であり、編集機能も利用可能になったばかりの状態です。

Midjourneyの有料プランは4つ!

Midjourneyでは、4つの有料プランが用意されています。

プラン名 Basic Plan Standard Plan Pro Plan Mega Plan
料金/月額 $10 $30 $60 $120
年払い $96 $288 $576 $1152
Fast GPU 3.3 hr/月 15 hr/月 30 hr/月 60 hr/月
Relax GPU 制限なし 制限なし 制限なし
ステルスモード 利用可能 利用可能

一番安価なプランはBasic Planとなっており、月に$10から利用できます。
しかし、生成できる枚数に制限があるため、より多く・より早く画像を作成したいという場合には上のグレードのプランを利用しましょう。
また、Pro Plan以降になると、プロンプトを隠すことができるステルスモードが利用できる点が大きなメリットです。

なお、Midjourneyの有料プランで生成した画像に関しては、商用利用が認められています。

有料プランを利用し、条件をクリアした日はFast GPU Timeを1時間受け取れます。
Fast GPU Timとは画像生成に必要な時間であり、これを消費して画像を生成します。
月ごとに計算され、余った時間を翌月に繰り越すことはできません。
Fast GPU Timeを無料で受け取る条件とは、その日画像評価を行った人の中から、上位2,000名に入ることです。
3分程度評価すると獲得のチャンスがあるのでおすすめです。

Midjourneyの始め方・登録手順

続いて、Midjourneyの登録手順を解説します。

Midjourneyを利用する場合には、下記の手順で登録を進めていきましょう。

  • 1.Discordに登録・ログイン
  • 2.Midjourneyのサイトにアクセスし招待をうける

登録方法を理解し、Midjourneyの利用を始めてみましょう!

1.Discordに登録・ログイン

前述の通りMidjourneyは、Discordを通じて利用するため、まずはDiscordのアカウントを作成しましょう。

Discordのアカウントは、下記の公式サイトから登録できます。
https://discord.com/register

アカウントは、メールアドレスやパスワードなどの必要情報を入力することで、簡単に作成できます。

アカウントの作成が完了したら、下記のURLからDiscordにアクセスしましょう。
https://discord.com/


出典:Discord

アクセスできたら「Discordをブラウザで開く」をクリックし、メールアドレス・パスワードを入力してログインします。

ここまで完了したら、一旦Discordはそのままに、Midjourneyの登録を行いましょう。

2.Midjourneyのサイトにアクセスし招待を受ける

Midjourneyを利用するには、Discordだけでなく、Midjourney自体の登録も必要です。

まず、下記のURLからMidjourneyの公式サイトにアクセスしましょう。
https://www.midjourney.com/home/


出典:midjourney公式サイト

アクセスできたら右下の「Join the Beta」をクリックします。

すると画面が変わりますので、「招待を受ける」をクリックしましょう。


出典:midjourney公式サイト

Midjourneyのチャット画面へと遷移されたら、登録が完了です。


出典:midjourney公式サイト

Midjourneyの使い方【Discordでの場合】

続いて、Midjourneyの使い方をみていきましょう。

Midjourneyは下記の手順で画像を生成していきます。

  • チャットルームに参加する
  • 有料プランに登録する
  • プロンプトを入力する
  • 画像編集

有料プランへの移行方法も含めて、使い方を解説します。

チャットルームに参加する

Midjourneyへの登録が完了したら、チャットルームに参加しましょう。

MidjourneyはDMが利用できないため、チャットルームに参加して、その参加したルームにてテキストを入力して画像を生成していきます。

チャットルームへの参加は、画面の左側にある「NEWCOMER ROOMS」から好きなチャットルームを選択してクリックしましょう。

チャットルームに移行できたら、参加完了です。

有料プランへの移行方法

Midjourneyでは現在、無料プランでは画像生成が利用できないため、有料プランに登録する必要があります。

有料プランへの移行は、チャットルームから行えるため、手順を解説します。

<有料プランに移行する手順>

  • 画面下部のチャット欄に「/subscribe」と入力
  • 「Manage Account」をクリック
  • プラン選択画面から登録したいプランを選択
  • 支払い情報を入力して完了

プランは月払いにするよりも、年払いにした方が安く登録できます。

上のプランほど値段は高くなりますが、画像をより多く・より早く作成でき、利用できる機能も増加します。

プロンプトを入力して画像を作成する

有料プランへの移行が完了したら、チャット欄にプロンプトを入力して画像を作成しましょう。

プロンプトとは、AIとのチャット形式での対話において、ユーザ側が入力する指示や質問のことを指します。

Midjourneyでは、普通にチャット欄にプロンプトを入力しただけでは、画像を生成することはできません。

Midjourneyで画像を生成する場合には、チャット欄に「/imagine」入力して「/imagine prompt」を選択しましょう。

すると「prompt」の後ろの部分に文字が入力できますので、この部分に画像を生成するプロンプトを入力します。

プロンプトの入力後、しばらくすると画像が生成されます。

画像の編集|高解像度化する

Midjourneyでは、生成した画像の編集が可能です。

具体的には解像度を上げることが可能で、解像度を上げる場合には画像下部に表示されている「U1〜U4」のボタンを利用します。

Midjourneyで出力される画像は、デフォルトでは「512 × 512」となっています。

この解像度を「U1~U4」のボタンを利用することで、最大「1664 × 1664」で変更可能です。

出力された画像が粗い場合には、解像度を調節してみましょう。

Midjourneyの使い方【Midjourney Alphaでの場合】


「Midjourney Alpha(https://www.midjourney.com/explore)」にログインし、DiscordまたはGoogleのアカウントのどちらかにログインします。

左側一番上にある「Explore」は、プロンプトと他ユーザーの生成した画像がセットで見られます。

画像の上方にある「Random」「Hot」「Top Day」「Likes」などのフィルターを使えば、気になる点から自由に画像を確認することが可能です。

表示された画像の中から気になったものを選ぶと、その画像をじっくり見られます。

チェックするには、まず気になった画像を選び単体で表示されたら、右側にある機能一覧から自由に操作しましょう。

例えば「コピー」は画像に使用しているイメージやプロンプトを複製できます。

あらゆる便利な機能があるので、いろいろ試して活用しましょう。

また、単体で画像を表示したあと操作するほか、画像が複数表示された状態のまま、画像やプロンプトのコピーも可能です。

DiscordとMidjourneyAlphaでの違いについて


大量に画像生成することを重視する場合は、Web版のMidjourneyAlphaがおすすめです。

MidjourneyAlphaは画像生成履歴が一元化されているほか、それぞれの操作との行き来がしやすいためです。

しかし、プロンプトとパラメータの一括コピーによる保存には対応がありません。

画像生成以外の機能も使いたいときは、Discordが向いています。

Discord版はDescribe・Info・Blendなどの対応もでき、プロンプト全てのコピーにも対応があるからです。

ただし、パラメータの命令文は暗記しておくことが必要です。

Discord版とMidjourneyAlpha(Web版)の使用目的や使用方法によっても、どちらが自分に合うかは異なります。

上の比較ポイント以外にもメリット・デメリットはあるので、実際に使ってみてどちらが合うかを確かめることをおすすめします。

Midjourneyに最適なプロンプトを作成するコツ【初級編】

画像生成AIにおいてもプロンプトの質によって、出力される画像の質が大きく異なります。

プロンプトを研究する職種も登場しているほどで、これからの時代においてプロンプトの作成は1つのスキルとみなされる可能性があります。

ただ、ツールごとにも特徴があり、最適なプロンプトが異なる点には注意しましょう。

Midjourneyにおいてプロンプトを作成する際には、下記のコツを意識することが大切です。

パワーワードを利用する

Midjourneyでは、パワーワードを積極的に利用しましょう。

パワーワードとは、このキーワードを入れると上手くいく、画像が綺麗になるワードです。

<パワーワードの例>

  • 仕上がりを綺麗に:Realistic,photorealistic,16k など
  • 人物画像を生成したい:portrait,full body など
  • アニメ系統:anime,kawaii など
  • SF系:sci-fi
  • パワーワードを学ぶことで、自分のイメージ通りの画像を作成しやすくなります。

    有名クリエイター・有名ゲームの名前を入れる

    パワーワードと少し似ていますが、有名なクリエイターやゲームの名前を入れることで、その世界観に沿った画像を生成してくれます。

    例えば「Vincent van Gogh」と入れると、ゴッホの作品のように大胆な色使いと細かい筆致が特徴の画像を生成します。

    「Pablo Picasso」と入れた場合、ピカソらしいキュビズムによる立体的な表現を生かした画像ができます。「Salvador Dali」にすると、

    まるで夢の中の世界を細かく緻密に描くダリのような画像ができあがるのです。

    有名な画家の作品だけでなく、街中の壁にステンシルアートを描くバンクシーのテイストを持つ画像の生成もできます。

    バンクシー風の画像生成には「Banksy」と入れましょう。

    綺麗な画像のプロンプトを真似てみる

    きれいな画像を生成するコツは、イメージを可能な限り具体的に伝えることです。

    プロンプトは一語でも生成できますが、複数の単語を入れて条件を詳しくすると、よりイメージに近いきれいな画像を生成できます。

    イメージどおりにプロンプトを自分で表現しきれないときは、他の生成画像のプロンプトを真似る方法があります。

    画像のメインを表す単語を最初に入れ、その後空白やカンマを使ってプロンプトを複数入れましょう。

    Midjourneyに最適なプロンプトを作成するコツ【上級編】


    Midjourneyでは関数(パラメーター)を入れることで、より詳細に画像の調整が可能です。

    <関数(パラメーター)例>

    • 「–quality」:品質を指定(高くすれば生成時間が伸びる)
    • 「–ar」:縦横比を指定
    • 「–chaos」:カオス度を指定
    • 「–iw」:参考画像をどれくらい重視するか指定
    • 「::」:単語ごとの比重を指定

    どのパラメーターにおいても、文字列の後ろに数値を入れて指定します。

    これらの関数はある程度画像生成に慣れてきた、中上級者向けのコマンドと言えるでしょう。

    そのため、初心者の方はパワーワードを学びつつ、Discordのチャット上から綺麗に出力されている画像を探し、プロンプトを真似てみることから始めるといいでしょう。

    優れているプロンプトには共通点があるため、他人のプロンプトを参考にしながら少しずつ自分の型を見つけていくことがおすすめです。

    Midjourneyを使いこなすポイント


    Midjourneyをより快適に使いこなすには、自分専用のサーバーを立ち上げるのがおすすめです。

    自分専用のサーバーを用意すると、場所の取り合いや他人に生成画像を編集される心配もなく、快適な画像生成が可能です。

    専用サーバーの立て方は簡単で、Discord画面の向かって左側にある「+」プラスマークを選びます。

    サーバーの作成画面で「オリジナルの作成」を選択し、次の画面で「自分と友達のため」を選ぶとサーバーの立ち上げは完了です。

    この段階ではまだ必要な機能が何もないため、初めにベース機能を準備しましょう。

    サーバーに基本的な機能をつけるには、Midjourneyをサーバーへの招待が必要です。

    左上にあるDiscordマークを選んでDMページへ飛び、Midjourneyの名前を選択して「アプリを追加」を選んでください。

    その後認証すると招待が完了し、自分専用のサーバーでMidjourneyが使える状態になります。

    次に画像生成カテゴリーと情報収集カテゴリーを作り、自分が使いやすい状態へ最適化を進めましょう。

    大久保写真まとめ|創業手帳・代表 大久保の解説

    創業手帳の代表の大久保です。

    これまで多くの起業家の取材や支援をしてきました。

    そんななかで世の中を変える技術が登場するタイミングでは必ず、それを活用したチャンスが生まれるものです。

    AIの素晴らしい点は、AI自体を開発するのであれば別ですが、活用するだけなら無料か低価格で、かつ簡単に利用できる点です。

    Midjourneyは、現在無料で利用できない有料のツールですが、ハイクオリティな画像が作れる画像生成AIです。

    商用利用も可能なため、良質なプロンプトが作成できれば、実務に活かすことも可能でしょう。

    こうした技術は誰でもオープンに使えるからこそ社会に影響を与えます。

    アカウントの設定や、プロンプトなども最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れれば簡単です。

    こうした技術は、まずは「楽しんで慣れる」ことが大事です。インターネットも最初はそうだったでしょうし、そこでいち早く慣れ、使いこなした人がチャンスを掴んでいきました。

    皆様も、ぜひMidjourneyを始めとした生成AIを楽しみながら使いこなして頂ければと思います。

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    ぜひ、読んでみてくださいね。




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    (編集:創業手帳編集部)

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