起業時のホームページ作成費用を徹底解説!制作会社・フリーランス・無料ツールどれがいい?
制作会社・フリーランス・無料ツールのメリット・デメリットと選ぶ基準をまとめました
(2020/05/26更新)
今や、企業がホームページを持つのは当たり前の時代。
しかし、いざ作成しようとすると、ネット上には様々な情報があふれていて、どうすれば良いか迷ってしまう…なんてことはないでしょうか。
今回は、ホームページ作成の際にぶち当たる、以下の悩みの解決方法を解説します。
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- 一刻も早く作りたい!けど、誰に頼もう?
- かっこいいページじゃなきゃイヤ!でも、なるべく安く作りたい。
- とにかく作りたい!ただ、予算が・・・
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この記事の目次
ホームページ作成の関するお金と時間と質の関係
ホームページを作成する際に、まず選択すべきは、「時間をかけずにお金を払うか、お金をかけずに時間をかけるか。」です。
つまり、作成を依頼するか、自分で作成するか、のどちらかを選ばなければなりません。
作成を依頼する場合は、支払える費用によって、依頼すべき相手が変わってきます。
以下の図の通り、大きく3つに分けることができます。
- 時間はかけずに、お金をかける:「制作会社」
- お金を節約して、プロに頼む:「フリーランス」
- 無料で、自分で作る:「CMSツール」
しかし、注意しなければいけないのが、ホームページの「質」です。お金と比例しないんです!
高くても「なんじゃこりゃ?」という物が納品されたり、ホームページに詳しい人からすると「ぼったくりじゃん!!」なんて料金体系もあります。
質を見極めるのは難しいですが、3つの分類ごとに、選び方の基準を解説します。
1.時間はかけずに、お金をかける:「ホームページ制作会社」
一刻も早くホームページを作りたい!すぐに対応してくれなきゃ困る!という場合には、「制作会社」を探しましょう。
制作会社とは、複数のWebデザイナーが所属する会社で、大きな会社になると営業や制作で事業部がわかれています。窓口となるのは、営業やディレクター、デザイナーなど会社によって異なります。
制作会社のメリット
制作会社は、比較的柔軟に納期に対応できるため、タイトなスケジュールでも、依頼を断られることは、ほとんどないでしょう。
また、会社として法人格を所有しているため、個人に比べ、比較的信頼度は高いでしょう。
ホームページ制作会社のデメリット
ただ、10ページを作成するのに30万かかるのが相場と言われています。スタートアップにとっては、なかなかの金額ですね…
また、現在日本にあるWeb制作会社の数は1500以上。価格も質もピンからキリまでですので、その中から良い会社を選ぶのは、ホームページ制作に明るくないと難しいかもれしません。
ホームページ制作会社を選ぶ基準
お金をかけても、イメージとまったく違うものが納品されたり、何の効果ももたらさないサイトを作っては、もったいないですよね。
せっかくの投資が無駄にならないように、別記事で詳しく解説しますので、下記からご確認ください。
2.お金を節約して、ホームページ制作のプロに頼む:「フリーランス」
30万までは払えないけれどプロに頼みたい!という場合は、「フリーランス」を探しましょう。
フリーランスとは、特定の会社や組織に所属せず、仕事に応じて自由に契約する個人事業主や個人企業法人です。近年、フリーランスとして活動するライターやデザイナーが増えています。
現在では、インターネットを通して仕事を依頼できる「クラウドソーシング」サービスが広まったため、誰でもどこからでも、簡単にフリーランスに出会うことができます。
フリーランスのメリット
中には、制作会社よりも高い料金をとるフリーランスもいますが、制作会社よりも安いのが一般的でしょう。
デザイナーと直接やりとりできるため、対応が早かったり、イメージが伝わりやすかったり、柔軟に変更・修正してもらえるのが特徴です。
フリーランスのデメリット
しかしその一方、全て1人でこなすため、制作会社よりも対応できる分野の範囲が狭い可能性があります。
また、個人の評価はわかりにくく、お金を支払ったのに突然音信不通になってしまったなどのトラブルもあるのが現実です。
フリーランスを選ぶ基準
1.得意分野
ホームページには様々な種類があるため、得意分野も分かれます。例えば、集客が得意、デザインが得意、動画も掲載できる、物販サイトが作れるなどです。
自身の事業との相性や、ホームページを通してやりたいことが明確な場合は、必ず得意な人に任せましょう。また、作りたいホームページのイメージがわかない場合は、競合のホームページからあてをつけましょう。
2.ホームページを制作した実績
フリーランスになってから、実際にどのような仕事をこなしているか、その仕事でどのような評価を得ているかを確認しましょう。
過去の制作物を見ることで、質やスキルを把握できますし、自身の要望も伝えやすくなります。
3.信用
コミュニケーションが上手くとれるか、最後まできちんと誠意を持って対応してくれるか、見極めましょう。
ホームページ制作は、完成イメージを伝え、意図をくみとって画面に落とし込み、修正を重ねていく、かなり骨の折れる作業ですので、互いの信頼関係がないと成り立ちません。責任をもって納品まで完遂してくれると確信した相手を選ぶのがベストです。
フリーランスを探すなら:「ランサーズ」
インターネットを通して仕事を依頼できる「クラウドソーシング」を活用しましょう。日本全国のフリーランスが数多く登録しているため、その中で比較しながら自分にあった相手を選ぶことができます。
「ネット上ではなくてきちんと会いたい!」という場合も、事前に依頼内容に記載することで、絞り込むことができます。
また、初めての依頼で何をどう頼み、どこまで決めればいいかわからないという場合も、テンプレートがあるので、少し書き換えるだけで、簡単に募集をすることができます。
1.得意分野:プロフィールページや過去の制作物で確認できる
フリーランスはプロフィールページで、自身の得意分野やスキルを公開しています。
また、過去の制作物をポートフォリオとして公開していたり、提案時に見せてくれる人も多いので、複数人を比較して検討しやすいのが特徴です。
2.実績:過去の制作物や実績数、クライアントからの評価で確認できる
過去の制作物はもちろんですが、相互評価制度があり、フリーランスはクライアントから星の数で評価されます。また、評価コメント欄も公開されているので、星の数が満点の5に近く、良いコメントをもらっている人を選びましょう。
なお、ランサーズ上での実績数も公開されているので、どの程度ランサーズでのやりとりに慣れているかがわかります。ランサーズを使うのが初めての場合は、実績数が多い人を選ぶと、システム上で困ったことやわからないことがあっても上手くフォローしてくれるかもしれません。
3.信用:安心のエスクロー入金制度で万が一の時は返金される
エスクローとは、中立な第三者が決済を行うことで安全な取引を保証するものです。
仕事を依頼した後に、仮入金として一旦ランサーズに預け入れ、双方が仕事の完了に合意した際に、フリーランスに支払われます。そのため、納品後の修正などに対応してもらえないことはほとんどありません。
また、もし万が一、フリーランスから連絡が途絶え音信不通になっても、依頼をキャンセルすれば返金されます。
3.無料で、ホームページを自分で作る:「CMSツール」
とにかく安く!という場合は、自分で作ってしまいましょう!!「自分で作る」と言っても、コンピューター言語を勉強して…ではありません。
CMSという便利なツールがあるんです!
CMSとは、コンテンツ・マネジメント・システムの略で、Webサイトを管理・更新できるシステムです。CMSには複数の種類がありますが、詳しい説明をすると多くのWeb用語が登場してしまいますので、今回は割愛します。
CMSのメリット
なんと言っても、その安さでしょう!ほとんどのツールには無料プランがあり、初期費用も維持費用もかからずに作成できます。
そして、難しいコンピューター言語を使用する必要がなく、直感的な操作でホームページが作れてしまいます。
更に、テンプレートがあり、自身の情報に書き換えていくだけで要件を満たしたサイトが作れるので、そもそも何を載せたらわからない初心者でも安心です。
また、「少し文言を変えたい」「最新情報に更新したい」という場合に、無料で簡単に変更することができます。
CMSのデメリット
自分で編集できる範囲が限られているため、それ以外の範囲をカスタマイズすることはできません。
CMSを選ぶ基準
1.操作性
編集画面やデモ映像を見て、直感で操作できそうなものを選びましょう。
人によって感覚が違うので、自分の目で確認することをお勧めします。
2.デザイン性
やはり、見た目も重要です。ホームページは会社の顔である以上、その印象は会社の信用に関わります。
また、せっかく自分で作るなら、大勢に自慢したくなるような素敵なサイトにしたいですよね?
CMSで作るなら:「Wix」
1.操作性:操作がシンプルですぐに慣れる
コンピューターに詳しくない人でも、直感的な操作で作成できるようになっています。
また、編集画面が非常にシンプルで、覚えるべきことが少なく、短時間でやり方をマスターすることが可能です。
2.デザイン性:おしゃれなテンプレートがいっぱい
500以上のテンプレートがありますが、どれも洗練されたデザインです。
また、画像の変更なども簡単にできるので、自分のお気に入りの写真をいれるのもお勧めです。テンプレートのデザインが美しいので、より一層際立つことでしょう。
まとめ
ホームページを誰に依頼するか、もしくは自分で作るか、決まりましたか?
「逆に迷ってしまった…」「もっと詳しい話が聞きたい!」という方は、ホームページ制作の専門家を無料でご紹介することもできますので、是非お問い合わせください。
最後に、ホームページは作成が目的ではありません。どんなに素晴らしいサイトを作っても、誰にも見てもらえなければ作った意味がありません。
少しでも多くの人の目に触れ、そこから申し込みや問い合わせ、購入などに繋げるためには、「Webマーケティング」が必須です。
ホームページが検索されやすくするためのSEO対策や、FacebookなどのSNSとの連動、数万円で広告を出す方法など、様々な手法があります。
せっかく作ったホームページを上手にPRして、事業を加速させましょう!!
(編集:創業手帳編集部)
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