初心者がSNSビジネス運用を”本格的に”始めるための手順まとめ

創業手帳

これさえ押さえておけばOK!明日から始めるSNSビジネス運用

(2016/06/07更新)

消費者が情報を入手する場所は、テレビ・新聞・ラジオ・雑誌からWEBメディアに移行してきました。現在は、ソーシャルメディア(以下:SNS)から日常的に情報を収集するようになり、そのSNS活用の重要性が増してきています。
今回は、全くのSNS初心者でも明日からビジネス運用できるような手順をまとめました。是非ご活用ください。

事前準備4STEP

※まだ読んでない人は、前回の記事、「SNS使えてる?Facebook,Twitter,Instagramのビジネス活用チェックリスト」をチェックして、基本をおさえておこう!

1:SNS選定

何か商品を広めるにあたって、まず、どのSNSを使っていくかを選定しましょう。

どのSNSを企業活用していくかを決める上で、大切なことは、自社の顧客層が最も利用しているメディアはどれなのかを考えることです。

また担当者がメディアの特徴を理解することも必要です。

  想定すると良いユーザー層 特徴
Facebook 30代以上の男女 文章量が多い傾向
Instagram 20~40代女性 おしゃれな写真がメイン
Twitter 10~20代の男女 投稿が流れやすい

上記どれか1つのSNSに絞るのではなく、様々なSNSを連携させることが望ましいです。

ですが複数のSNSに同じように力を注ぐのではなく、自社の顧客層に一番適するメディアに力を注ぐことで、効果的なPRが可能となります。

2:SNS利用目的を設定

利用するSNSを選定したら、次に、ユーザーとどのように関わっていきたいのかを決めておく必要があります。

  • ユーザーとコミュニケーションを取りたい
  • ユーザーに親近感を持って欲しい
  • ユーザーにサービスや商品を知ってほしい

など運用の方向性をきちんと決めて、軸をぶらさず戦略を練ることが大事です。

3:SNS立ち上げ

運用前の戦略を練った後は、SNSの立ち上げです。

選定したSNSメディアでアカウント(利用する権利)を作成します。必要項目は、「名前」「メールアドレス」「パスワード」です。

名前は表示されるものなので、企業名やブランド名など認識しやすいものがよいです。

「公式○○○」の様なイメージで公式という文字を入れるとユーザーからの信頼を得やすいです。

メールアドレスは登録内容の確認や各種通知を受ける際に使用するものなので、SNS担当者のアドレスを設定します。

パスワードは、他の人に知られないように安全性が高く、推測しにくいものに設定する必要があります。

4:投稿戦略

運用前の最後のステップです!

実際に投稿するための具体的な計画を立てます。

  • 投稿の頻度(毎日、週に2〜3回等)
  • 投稿内容(商品紹介)
  • 会社の舞台裏(ユーザーの見えない部分)等
  • 画像(静止画、動画)

など運用前に決めておくと、軸がブレず、スムーズに運用を始められます。

実際の運用

運用

事前準備で決めた内容に沿って、実際に投稿してみます。投稿毎にユーザーから多くのリアクションがあったかを確認しながら、ユーザーとコミュニケーションをとっていきます。

社内向けには運用目的やルールを定め浸透させ、ユーザー向けには企業アカウントの対応方法・投稿内容・注意点をまとめたような「ソーシャルメディアポリシー・ガイドライン」も作成し、運用していくと良いです。

ユーザーからコメントが来たら、きちんと対応していきましょう。

分析

実際に投稿するだけでは、進歩しません。必ず分析をしていきましょう。

一定期間、運用してみてユーザーの反応を確認します。例えば、

  • 投稿の人気の有り無しの要因や現状を分析
  • ユーザーに投稿が見られている時間帯を分析(一部のSNSに限る)
  • どんなユーザー層に見られているのかを分析(一部のSNSに限る)

など継続的に改善していきましょう。運用の効率化を図る上で、投稿した情報がより多くのユーザーに届く様に環境生成していきます。(運用・分析を繰り返していきましょう。)

応用編

フォロワーを増やし、潜在顧客層にアプローチ

投稿は、フォロワーに情報を届ける為の手段です。そのため、投稿するだけでは、情報が届く母数(フォロワー)を増やしていくことはできず、潜在顧客層への接触もできません。

情報をより多くのユーザーに届ける手段を考える必要があります。

ここでは、応用のモデルケースについて説明します。

①アカウントのフォロワーの分析を行い、ペルソナ(顧客の人物像)設計をします。
②その条件に似た特性を持つユーザーにターゲットを絞り広告出稿、キャンペーンを行っていきます。そうすることで、的確な情報配信が実現できます。
③その後、アンバサダープログラムでブランド好意度の高いユーザーを特定して企業の情報を消費者目線で情報発信してもらいます。アンバサダーは企業のリピーターであり、生活者の代表的存在になるため潜在顧客にとって信頼できる存在となります。また、アンバサダーオススメ商品などを設けることで、ついで買い促進ができ、購入単価を上げていくことにも寄与していくことが可能です。

まとめ

SNS運用成功への近道は、誰にどんな情報をどのようなかたちで伝えたいかを考えることです。

今後は、ユーザー目線で考えて情報発信していくことが重要となります。

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(監修:株式会社BOKURA 宍戸崇裕(ししどたかひろ)
(編集:創業手帳編集部)

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