創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年6月9日チケット販売サービス「TicketMe」を運営する「チケミー」が5000万円調達

2025年6月9日、株式会社チケミーは、5000万円の資金調達を発表しました。
引受先は、鈴木おさむ氏が代表を務めるファンド「スタートアップファクトリー」です。
チケミーは、チケット販売サービス「TicketMe」を運営しています。
ブロックチェーン技術を活用したNFTチケットプラットフォームです。不正転売防止や所有権証明を実現し、安全かつ便利なチケット流通をサポートしています。
今回の資金調達をきっかけに、クリエイター視点でのサービス改善やコンテンツとの連携をさらに強化していきます。
チケットを取り扱うイベント業界などでは、チケットの不正な高額転売が問題となっています。人気の高い公演ではチケットが抽選制となることが多く、入手できないファンが発生します。不正転売は、人気の高いチケットを入手して転売することで、利益を得ることを目的としています。不正転売は、アクセスの集中によるシステム負荷、正規購入者の機会損失や転売対策にかかるコストの増加、入場時の確認作業の煩雑化、さらにはブランドイメージの毀損など、さまざまな問題を引き起こしています。
これに対して、チケミーはNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)を活用し、チケットの発行・流通・管理をブロックチェーン上で一元管理する「TicketMe」を展開しています。
NFTは、ブロックチェーン技術を活用して、改竄されていないことや正当な所有者であることを証明できる、いわばデジタルデータに紐づく証明書のような仕組みです。
現在、インターネット上で流通するデジタルデータは簡単にコピーや改竄ができるため、著作物の不正流通を防ぐことが困難となっています。NFTはこうした課題に対する有効な手段として注目されており、デジタルデータに資産的な価値を持たせることで、その流通や管理を可能にします。
事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | NFT TicketMe イベント エンターテインメント サービス チケット チケミー ファンド ブロックチェーン リセール 株式会社 販売 資金調達 転売 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2024年6月24日、株式会社BTB創薬研究センターは、資金調達を実施したことを発表しました。 BTB創薬研究センターは、2020年6月に、京都大学の萩原正敏教授の創薬プログラムをもとに設立された企業…
2025年7月23日、株式会社フェイガーは、資金調達を発表しました。 この調達によりシリーズAラウンド全体の調達総額は約24億円となりました。 フェイガーは、カーボンクレジットの仕組みを活用し脱炭素農…
2021年11月9日、株式会社シェアリングエネルギーは、「シェアでんき」と「Tesla Powerwall」をパッケージ提供する新サービスを発売することを発表しました。 シェアリングエネルギーは、太陽…
2020年8月14日、株式会社4loopsは、「IDEA(アイデア)」のリリースを発表しました。 「IDEA」は、140字以内でアイデアのつぶやきを投稿することで、買取や出資を受けられるスマートフォン…
2022年6月20日、株式会社ZUUは、グループ会社の株式会社ユニコーンが、9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ユニコーンは、株式投資型クラウドファンディング「Unicorn」を運…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…