注目のスタートアップ

オンラインくじプラットフォーム「RAFFLE」などを運営する「フォッグ」が3億円調達

company

2024年9月24日、フォッグ株式会社は、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

フォッグは、オンラインくじプラットフォーム「RAFFLE」や、オーディションプラットフォーム「CHEERZ」、オンラインファンサービスのOEMパッケージ「Butterfly」、オーディション運営支援ツール「exam」などを展開しています。

今回の資金は、事業拡大のための人員強化、サービスレベルの向上、協業ビジネスの立ち上げなどに充当します。

今後、オンラインくじプラットフォーム「RAFFLE」をオンラインくじだけでなく、さまざまな形でファンにエンタメグッズを届けることができるグッズプラットフォームへと発展させていく計画です。


インターネットを主軸に活動を展開するクリエイターやパフォーマーにとって、グッズは収益源であると同時に、ファンとの関係を深めるものとしても重要です。

グッズの販売方法・届け方は多様ですが、オンラインくじはとくにエンターテインメント領域で成長している仕組みのひとつです。

オンラインくじとは、くじを購入し、抽選結果によって各賞の賞品をゲットできる仕組みです。

この仕組みには複数のメリットがあります。販売期間が終わってからの製造が可能であるため在庫リスクがないこと、限定アイテムを販売することで希少価値を創出できること、顧客に複数回の購入を促すことができること、エンターテインメント性のある購入体験を提供できることなどがメリットとして挙げられます。

フォッグは、オンラインくじプラットフォーム「RAFFLE」や、オーディションプラットフォーム「CHEERZ」など、エンタメ業界を中心にサービスを展開しています。

オンラインくじに限らずさまざまな形でエンタメグッズを届けるグッズプラットフォームへと成長させ、エンタメグッズ市場のDXと、国内エンタメグッズの海外展開をサポートする企業として、将来的なIPOを目指しています。

近年の国産アニメ・マンガにおける海外市場は、ローカライズ配信などの整備が進み、急速に成長しています。グッズの需要も相当数あると考えられるため、フォッグの今後の展開に注目が必要です。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Butterfly CHEERZ exam RAFFLE エンターテインメント オーディション オンラインくじ グッズ ファン ファンビジネス フォッグ 株式会社 物販 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

デジタル・マーケティング事業など展開の「Sole Brain」が5億円調達
2020年4月13日、株式会社Sole Brainは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ライフ・サービス領域のBtoC事業を行う企業をメイン・ターゲットに、デジタル・マーケティング事…
移住支援サービスを展開する「スカラパートナーズ」と総合人材サービス企業の「アデコ」が業務提携
2020年9月30日、株式会社スカラパートナーズは、アデコ株式会社と、業務提携を行うことで合意したことを発表しました。 スカラパートナーズは、専門の移住コンシェルジュが移住相談を行う支援サイト「Kom…
宇宙産業における総合サービスを提供する「Space BD」が10.4億円調達
2021年12月1日、Space BD株式会社は、総額10億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 衛星打ち上げサービスや、国際宇宙ステーション(ISS)での実験サービス、宇宙機器調達…
地域DXを推進する「DX通信」が8,000万円調達
2022年8月22日、DX通信株式会社は、総額約8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 DX通信は、デジタル技術の活用により地域課題を解決し、市民生活や地域経済を改善する地域DXを推進…
分子の動き・状態を感じるセンシング技術を活用した創薬基盤技術を開発する「モルミル」が資金調達
2022年11月24日、モルミル株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 モルミルは、分子の動きや状態を感じるセンシング技術である「chemical-tongue」と「NMR(核磁気共鳴法)…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集