40代以降におすすめのスモールビジネスランキングを紹介!具体的なメリットや始め方も解説
スモールビジネスを開始すれば副収入を得つつ本格的な起業に向けて準備できる
昨今は副業を解禁する企業が増えていることから、自分自身でスモールビジネスを始めようか検討している方もいるのではないでしょうか。
スモールビジネスのメリットは、高額な初期投資が不要な点です。大きなリスクを取らず手軽に始められるため、興味がある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
こちらの記事では、40代以降にスモールビジネスを始めるのにおすすめの業種ランキングを紹介します。初期投資が50万円以下で始められる業種を厳選したので、参考にしてみてください。
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この記事の目次
1位:AI・ChatGPTなどのDXコンサルティング
AI・ChatGPTなどのDXコンサルティングとは、AIの導入を検討している事業主へ導入や導入後のサポートを行う業務です。
業務効率化の方法を模索している事業主に対して、AIやITの専門家として適切なアドバイスや効果的な活用方法のコンサルティングを行います。
メリット
昨今はAIの技術が進化しており、実際に導入を検討する事業主が増えています。DXコンサルティングの需要が高まっており、市場も拡大しているため、知識やスキルが求められる場面は多いでしょう。
一般的に、スモールビジネスを始める際に取引相手(クライアント)を見つけるのは苦労します。企業の看板を使えずに「個人」として営業活動を行う必要があるため、地道な営業が求められるケースが一般的です。
しかし、DXコンサルティングは市場が拡大しており、それに伴って取引相手を見つけやすくなっている点はメリットといえます。初めて受注してファーストキャッシュを得るまでの期間が短ければ、モチベーションも持続しやすいでしょう。
現在はAIに精通している人材が乏しいため、専門的な知見や経験を活かしてコンサルティングができれば高い報酬を得られるでしょう。
例えば、月10万円でコンサルタント契約を締結できれば、安定して10万円の副収入を得られます。本業の傍ら、スモールビジネス規模で始める場合はコンサルティングに充てられる時間に限界がありますが、時間を確保して複数社と契約できれば本業以上に稼げる可能性もあるでしょう。
さらに、最新のAI技術に触れることで、実務を通じて自身のスキルと知識をアップデートできます。場合によってはフルリモートで稼働できるため、移動の手間をかけずコンサルティングに注力できる点もメリットといえるでしょう。
リスク
AI技術は日々進歩しており、競争が激しい特徴があります。DXコンサルティングを行う際には、最新技術を常に学び続ける必要があるため、学習負担を重く感じてしまう可能性があります。
また、取引相手ごとにニーズが異なるため、臨機応変に対応するスキルも求められます。コンサルティングはクライアントワークになるため、相手が何を求めているのか把握したうえで、最大限の付加価値を提供しなければなりません。
ただし、40代以降の方は豊富な社会人経験を持つ強みがあります。経験を活かして、取引相手が潜在的に抱えている悩みや問題を把握できれば、信頼関係をスムーズに構築できるでしょう。
スキルの習得と知識レベルを維持するために多大な時間と労力が必要となるため、本業とのバランスを取るのが難しいケースも考えられます。時間的・体力的にこなせるかを慎重に判断しましょう。
始め方
DXコンサルティングの副業を始め方は、以下のようになります。なお、AIに関する知識を有していない方を前提としているため、既に知識を有している方は、ご自身に必要なステップから着手してみてください。
- AI技術に関する基礎知識を習得する
- 必要に応じてAI関連の資格を取得する(AWS認定ソリューションアーキテクトやPythonエンジニア認定データ分析試験など)
- 実際に動かして実践的なスキルを習得する
- クラウドソーシングサービスや人脈を活かして取引相手を探す
- 実績を積んだらたポートフォリオを作成する
- 新しい取引相手を獲得する
- 継続的に学習してスキルと知識をアップデートする
AI技術に関する基礎知識を習得する際には、効率よく知識を得るためにもオンラインでの講座やセミナーを受講するとよいでしょう。
知識の定着具合を確認し、箔をつける意味でも資格を取得することは有意義です。資格があれば対外的に自身が知識を有している事実をアピールできるため、権威性を伝えられます。
実際に案件を受注する際には、クラウドソーシングサービスや人脈を活かして、取引相手を探しましょう。DX推進のための専門知識やリソースが不足している事業主を探し、アプローチしてみてください。
大久保の感想
2位:経営顧問
経営顧問とは、経営に関する悩みや問題を抱えている事業主に対して、専門的な助言や支援を提供する専門家です。
企業の経営状況を分析したうえで強みや弱みを把握し、今後の成長戦略や事業計画を策定します。あわせて、資金調達や予算管理、収益性向上などの財務面のアドバイスを行うことも重要な業務です。
必要に応じて、組織構造や人材育成計画の構築を支援したり、効果的なマーケティング戦略を提案することもあります。
メリット
経営顧問の業務は、これまでの人脈を活かしやすいメリットがあります。「経営に関する知識が豊富」というイメージを周囲に持ってもらえている方であれば、スムーズに案件を獲得できる可能性があります。40代以降で多くのビジネスパーソンと接点を持っている方にとって、始めるハードルは低いといえるでしょう。
特に、企業会計や商品開発、金融関連などの実務経験がある方は付加価値を提供しやすい強みがあります。取引相手が抱えている悩みを解決するために、自分の知識や経験が役立つでしょう。
また大規模な設備投資が不要で、自身の知識と経験を活かして始められるため、初期投資額がゼロ円で済みます。経済的なコストとリスクを負担せずに始められる点も、経営顧問のメリットです。
実際に経営顧問として稼働すると、さまざまな業種や規模の企業と関わることができます。経験を積むことで特定の分野や業界に関する深い専門知識を得られ、より顧問としてアドバイスできる幅が広がるでしょう。
リスク
経営支援を行う際には、企業の現状を緻密に分析しなければなりません。企業としては自社の詳細な情報を伝える必要があるため、まずは信頼構築をする必要があります。
場合によっては、経営顧問として信頼を得るまでに時間がかかる可能性がある点に注意しましょう。
つまり、経営顧問の仕事そのものを始めるのは容易でも、安定した収入を得るまでに時間がかかる可能性が考えられます。既に一定の人脈を有している方でも、継続的な営業活動が必要になる可能性がある点に留意しましょう。
また、取引相手の経営に大きな影響を与える立場にあるため、アドバイスやコンサルティングの結果に対する責任を負います。ある程度のプレッシャーがかかる点は押さえておきましょう。
始め方
40代以降の方が経営顧問のビジネスを始める際には、既存の人脈を活かし、プロジェクトベースで仕事を始めるとよいでしょう。
既に信頼関係を築けている事業主に直接アプローチしたり、知人や同僚の人づてで取引相手を探す方法が考えられます。取引相手が見つかったら、抱えている悩みを把握したうえで、具体的な成果目標を共有しましょう。
既に信頼関係を築けている取引相手であれば、自身の専門性や経験を把握しているはずです。「自分はどのような付加価値を提供できるのか」「どのような役割を期待しているのか」をすり合わせて、具体的なプロジェクトに落とし込むとよいでしょう。
課題や改善点があれば、専門家として指摘し、改善方法を提案する必要があります。定期的に進捗具合のフィードバックを行い、取引相手が求めているニーズを満たしているか確認しましょう。
成功事例
実際に経営顧問のスモールビジネスを開始して、成功を収めている丸尾さんの例を紹介します。
大手証券会社である大和証券に勤務していた丸尾さんは、業務を通じて長年付き合いのあるクライアントと良好な関係を築いていました。大阪から東京への転勤をきっかけに、IT業界の起業家との接点を得て、「ITの丸尾さん」というポジションを確立します。
その後、GMOインターネットやサイバーエージェントなどの子会社上場や東証一部(現在はプライム)上場などに関わります。
大和証券を退職後は自分で起業し、実際に経営顧問として若い起業家を支援しながら、自分の知識をどんどんバージョンアップさせていくことを意識しているそうです。
大久保の感想
まとめ
40代以降は、さまざまな社会経験を積んでおり、人脈を築けている強みがあります。スムーズに自分のビジネスを始められるメリットを活かして、自分に合ったスモールビジネスを始めてみてはいかがでしょうか。
こちらの記事で紹介したDXコンサルティングや経営顧問は、企業活動がある限り需要が見込まれます。高度な知識や専門的な経験を活かして付加価値を提供できれば、着実にビジネスを拡大できるでしょう。
初期投資額は50万円以下で済むため、始めるにあたっての心理的なハードルが低いメリットがあります。大きなリスクを負わずに40代以降でスモールビジネスを始めようか検討している方は、参考にしてみてください。
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(編集:創業手帳編集部)