Chat(チャット)GPTの新機能「GPT-4V」とは?無料で使える??利用方法の具体例をご紹介
GPT-4Vはいつから使えるか、無料で使えるのかなどまとめ
Chat(チャット)GPTの新たなモデル、GPT-4Vがリリースされました。これまでのChatGPTはテキストの質問に対して、テキストで返答してくれるものでしたが、今回のGPT-4Vのリリースによってどんな機能が使えるようになったのでしょうか。
本記事では、GPT-4Vの概要や、GPT-4Vの使い方・利用方法などについてまとめてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
GPT-4Vとは?いつから使える?無料で使えるのか?
GPT-4Vは、「ジーピーティーフォービジョン」と読みます。これまではテキストで質問をしたことに対して、テキストで返答してくれるだけでしたが、GPT-4Vのリリースによって、画像で入力したものに対してテキストで返答することができるようになりました。また、スマホアプリでは、音声で質問したことに対して、音声で返答してくれるようになりました。
GPT-4Vはすでにリリースされており、残念ながら無料で使うことはできません。ChatGPTの有料プランである「ChatGPT plus(プラス)」の契約者か、あるいは企業プランの契約者は、ChatGPT-4Vの機能を利用できるようになっています。「ChatGPT plus(プラス)」は月額20ドルで利用できます。
GPT-4Vの使い方・利用方法
画像を入力して解析する機能と、スマホアプリでの音声入出力機能がついたGPT-4V。以下では、画像解析機能の使い方・利用方法の具体例をご紹介します。ぜひこれらの例を参考に、業務に活かしてみてください。
画像を説明させる
画像の情報をブログやWebサイトなどで文章を用いて説明したい場合には、GPT-4Vにやらせると便利です。
GPT-4Vに以下の画像について説明してもらいました。
すると、以下のように、詳細に画像内の物について説明してくれます。
Webサイトの画像を見せてソースコードを書かせる
プログラミングのスピードを早めたいときなどは、画像でデザインを見せてそれを実現するコードをGPT-4Vに書かせることもできます。
創業手帳のWebサイトの上のボタンの部分を見せて、そのソースコードを書かせてみます。
すると以下のように、HTMLとCSSのコードが出力されました。
チャートを分析させる
画像内のチャートから、傾向などを分析させることもできます。
以下はGoogleの検索画面で日経平均株価を表示させたときの画像です。このチャートをGPT-4Vに分析させてみます。
数値が間違っている部分もありますが、それなりの分析をしてくれました。
画像から位置情報を推測させる
まだまだ精度は低いですが、画像からその場所の位置を推測させることもできます。
以下の画像は渋谷駅前のスクランブル交差点です。GPT-4Vを使い、場所の特定を行ってみました。
すると、以下のような回答をしてくれました。
しかし、最初に「画像の場所はどこですか?」と聞いた際には正確な答えが返ってきませんでした。今回は「日本のどこですか?」とより詳細に質問をしたために、正確な回答を得ることができました。現段階では自分自身が知らない場所の画像を貼り付け場所を聞いても、正しい回答が得られないかもしれませんので注意が必要です。
画像の文章を翻訳させる
画像内の文章を日本語に翻訳させることもできます。
以下の画像は、古い英語の本をGPT-4Vに日本語訳させてみたものです。
すると、以下のように翻訳してくれました。
海外旅行先などでわからない文章があった際に、文章を打ち込まずに、画像を見せるだけで翻訳してくれるので便利です。
画像から商品名を推測させる
画像から商品名を推測させることもGPT-4Vでは可能です。
例えば、Macbookの写真を投稿し、商品名を推測させてみました。
物足りなさはあるものの、Macbookであることは認識してくれました。何か買いたい商品や、Webで検索したい商品があった際にはこの機能を使うと便利でしょう。
GPT-4Vの使い方・具体的な利用方法。企業はどう活用するか?
GPT-4Vの現実的な使い方として想定できるのは、企業のカスタマーサポートでしょう。
チャットで画像つきの質問をして、GPT-4Vにその回答をさせる、という使い方が想定できます。例えば、企業の商品の型番などを質問させる、などの使い方があるかもしれません。
また、学校や教育系企業などでも教育目的で利用できるでしょう。
ホテルや飲食店などでは、翻訳機能をうまく活用し、外国人観光客とやりとりする際などに使うと便利です。
他にも、実用的な使い方は今後、たくさん出てくるでしょう。
GPT-4Vの使い方をマスターしましょう
以上、GPT-4Vの使い方・利用方法の具体例などについてご紹介しました。
GPT-4Vは現状、有料プランを使っている方しか利用できませんが、既に有料プランを契約している人はGPT-4Vを活用してみることをおすすめします。
今後、GPT-4Vを使ったサービスも色々と展開されるでしょう。ぜひ早い段階から使いこなし、ビジネスにどう活用できるか検討してみてください。
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(編集:創業手帳編集部)