ChatGPTなどのAI技術によってなくなる・消える可能性のある仕事18選!
ChatGPTなどのAI技術によってなくなる・消える仕事、生まれてくる新しい仕事の両方をご紹介
ChatGPTに代表される生成AIの登場によって、多くの仕事が失われるのではないかと懸念されています。日経新聞が報じたところによると、実際にアメリカでは2023年1〜8月までに「AI失業」と目される失業を経験した人数が8000人にまで達したといいます。
本記事では、そうした事態にあらかじめ備えられるよう、ChatGPTなどのAIに代替されそうな仕事と、新しく登場しそうな仕事をご紹介します。
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この記事の目次
ChatGPTでできる業務とは
ChatGPTでなくなる仕事をご紹介する前に、まずChatGPTでできる業務についてご紹介します。
文章の添削や校正
ChatGPTは、文章の添削や校正が得意です。文法的な間違いや誤字脱字の指摘・修正などは、「文章を添削、校正してください」などと命令するだけで全自動で対応してくれます。
壁打ち、ブレインストーミング、アイデア出し
ChatGPTは、アイデア出しが得意です。例えば、「東京都に住んでいる20〜30代の男性に商品を売るために考えるべきポイントは?」などと質問すると、それに応じたアイデアを返してくれます。何度かメッセージを繰り返すことで、より自分のアイデアを深掘りすることができます。
翻訳
文章の翻訳も、ChatGPTは得意としています。英日・日英翻訳だけではなく、他の言語についても対応しています。英文メールの翻訳や、旅行先でのちょっとした翻訳など、さまざまな分野・タイミングで利用できます。
アイデア・文章の要約
長い文章などを読んでいる時間がないときに、ChatGPTに指示することで簡単に要約することができます。ポイントだけを要領よく把握したい場合などに便利です。
プログラミング
ChatGPTはプログラミングも得意としています。もともとエンジニアリングの知識がある人がChatGPTを活用すれば、より効率的にプログラミングができるようになります。
メール、提案書などの文章の下書きの作成
ChatGPTは、メールや提案書など、定型的な文章の下書きを作成することが得意です。そのため、ルーティーンで行う簡単な文章作成はChatGPTで一度作成できるか試してみると良いでしょう。
ChatGPTなどのAIの登場で消える・なくなる可能性のある仕事
ChatGPTなどのAIの登場で消える・なくなる可能性のある仕事をご紹介します。
校正・編集
文法チェックや簡単な文章の校正はAIが対応できるようになってきています。ChatGPTなどの生成AIも、校正はすでに対応できます。
文法的に間違いがないかどうかなどの文章の基本的なチェックについてはAIが、中身の精査については人間がやるようになっていくでしょう。
放送・アナウンス
簡単なニュース記事の読み上げや天気予報の発表などがAIによって行われる可能性があります。実際に、YouTube上でAIが全自動でニュースを24時間読み上げる「ライブドアニュース24」のようなメディアも出てきています。
銀行窓口
ATMやオンラインバンキングが進化し、一部の銀行窓口業務が減少するかもしれません。実際に、多くの銀行が窓口を減らし続けています。
保安・警備業
セキュリティロボットや監視カメラにAIが組み込まれ、異常検知や一部の監視業務が自動化される可能性があります。警備員が必要になるのは、厳重な警戒をしなければならない重要な場面や施設、人に対してだけになるかもしれません。
物流・運輸業
自動運転やドローンが本格的に物流の足として出現することになれば、運転手や配達員のニーズは減少するでしょう。
農業
AIを搭載した農機具やドローンによる収穫や監視が増えてきています。この流れが加速していけば、AIなどを活用した大規模農業が主流になっていく未来もあるかもしれません。
診断・医療画像解析
AIは医療画像の解析を支援し、初期診断の精度を向上させる可能性があります。医師の仕事全体がなくなることはないものの、今後多くの医師はAIと一緒に働くことになるでしょう。
小売業
無人店舗や自動決済システムが導入されることにより、キャッシャーや店員の役割が変わる可能性があります。実際に、すでに日本でもコンビニなどの一部の店舗が完全無人で運営されるようになってきています。
法律関連の簡単な調査
既存の法律や判例の検索や比較をAIが行うことで、法律事務所の初級スタッフの仕事が変わる可能性があります。弁護士の仕事自体はなくならないものの、同じ仕事に必要とされる人数は減少するでしょう。
不動産仲介業
AIが物件の価格予測や顧客のニーズ分析を行い、不動産エージェントの役割が変わるかもしれません。不動産仲介の仕事は減り、より本質的な開発よりの仕事しか生き残れなくなる可能性はあります。
コールセンターのオペレーター
顧客の問い合わせをAIチャットボットが処理することが増えています。今後は、簡単な問い合わせに人間が対応することはより少なくなっていくでしょう。
市場調査
消費者の傾向や市場の動向をAIが解析し、予測するケースが増えてきています。すでにChatGPTやBingのAIチャットに質問するだけで、簡単な業界分析などはできるようになってきています。
研究アシスタント
論文の検索やデータの分析をAIがサポートすることで、研究者の補助の役割が変わる可能性があります。研究者はより本質的な研究に打ち込むことができるようになるでしょう。
秘書業務
人々のカレンダーやプリファレンスをもとに、AIが会議のスケジューリングや予約を自動的に行うことができます。予約やスケジューリングなどの秘書業務はこうしたAIによって代替されてしまうでしょう。
金融アドバイザー
シンプルな投資アドバイスやポートフォリオの管理は、ロボアドバイザーが行うケースが増えてきています。今後、金融アドバイザーの仕事はより個人の信用などが高い人に依頼が集中していくことでしょう。
翻訳
完璧ではないものの、基本的な翻訳タスクはChatGPTなどのAIで簡単にできるようになりました。今後は、商業出版や、顧客向けのプレゼンテーション資料などの公式資料以外の翻訳は、AIで代替されるようになりそうです。
繰り返し作業などの簡単な会計業務
請求や経費の管理など、ルーチンなタスクは自動化の対象となり得えます。すでにRPAなどの自動化ソフトによって、この分野の自動化は始まっています。
旅行代理店
旅行のスケジュール作成やホテルの予約などをAIが行うことで、伝統的な旅行代理店の役割も変わる可能性があります。
ChatGPTでなくならない仕事の特徴
ChaTGPTでなくならない仕事の特徴は、論理ではなく、感情や人の気持ちに寄り添うような仕事です。例えば、看護師や介護士、接客業などの仕事は、AIにはできないものも多いでしょう。
また、AIは体を持たないため、体が必要になるアナログな仕事などには対応できません。例えば、建設業や清掃業などの仕事は、いずれロボットで代替される可能性もあるとはいえ、AIにはできない仕事です。
ChatGPTなどのAIの登場で新しく生まれる仕事
ChatGPTなどのAIの登場で新しく生まれてくる可能性のある仕事を以下でご紹介します。
AIトレーナー
AIモデルをトレーニングするためのデータを調整、改良、または解釈する役割です。AIの「思考」をガイドし、人間らしい対話を促進するためのフィードバックを提供することも含まれます。
AI倫理監督
AIの動作や判断が倫理的、法的に適切であることを確認し、AIの使用に関するガイドラインやポリシーを策定する役割です。
AI統合スペシャリスト
企業や組織にAI技術を統合するためのスペシャリスト。既存のシステムとの互換性や効率的な動作を確保する役割です。
AIサポート&メンテナンス
AIシステムの運用、アップデート、トラブルシューティングを担当。常に最新の状態を保つための役割です。
AI教育トレーナー
企業や団体の従業員にAIツールの使用方法を教える役割です。
ChatGPTなどのAIによって消える・なくなる仕事に注意しましょう
以上、ChatGPTなどのAIの出現によって消える・なくなる仕事と、新しく生まれる可能性のある仕事をご紹介しました。
ChatGPTなどの先進的なAI技術を使うことでイノベーションを生み出している企業はすでにたくさん出てきています。最新技術に怯えるのではなく、積極的に使いこなしていくことでビジネスチャンスが生まれます。ぜひAIを使いこなす側に回ってみてください。
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(編集:創業手帳編集部)