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ITデバイスとSaaSの統合管理クラウドを展開する「ジョーシス」が135億円調達

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2023年9月6日、ジョーシス株式会社は、総額135億円の資金調達を実施したことを発表しました。

ジョーシスは、ITデバイスとSaaSの統合管理クラウド「ジョーシス」を運営しています。

情報システム部門におけるITデバイスやSaaS管理などのノンコア業務を効率化するプラットフォームです。

また、ノートパソコンやモバイル機器の購入、設定、出荷、修理、保管までを網羅するITアウトソーシングサービスも提供しています。

今回の資金は、エンタープライズ事業の強化、グローバルでの事業展開の推進に充当します。


SaaS(Software as a Service)とは、クラウド上にあるソフトウェアをインターネット経由で利用できるサービスのことです。

インターネット環境さえあればWebブラウザからログインするだけで利用できるほか、保守・管理が不要、月額制であるため初期費用を抑えられるといった特徴があります。

SaaSは、会計・経費精算・営業・CRM(顧客関係管理)など、それぞれの業務に特化しているサービスが大半であるため、組織は必要に応じて複数のSaaSを導入し、利用する従業員にアカウントを配布します。

また、近年はテレワークやハイブリッドワークが普及しているため、企業では社外に持ち出されるノートパソコンや社外で利用されるデバイスなども増えています。

このように企業のIT環境は複雑さを増しており、情報システム部門は自社のIT資産を把握・管理することが困難となってきています。

これにより、不必要な者へのアカウントの交付によるコスト増大、業務に関係のない場所でのデバイスの利用などのガバナンス低下、セキュリティリスクの増大、企業が使用許可をしていない、あるいは従業員が利用していることを企業側が把握していないデバイス・外部サービス(いわゆるシャドーIT)などの問題が深刻となっています。

ジョーシスは、こうした情報システム部門が抱える、ITデバイスとSaaSの管理に関する課題を解決するサービスとして「ジョーシス」を提供しています。

SaaSはオンプレミス型と違って導入に高いコストやシステムの構築などを必要としません。そのためコスト面で課題のあるスタートアップや中小企業においても、必要とするシステムを導入できます。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

また、新たなシステムを導入するには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
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