注目のスタートアップ

ライブコマース事業を展開する「Cellest」が資金調達

company

2023年7月19日、株式会社Cellestは、資金調達を実施したことを発表しました。

Cellestは、ライブコマーサーの育成・サポート、ライブ配信のプランニング、ライブコマース事業を新規に立ち上げる企業のコンサルティングを一気通貫で提供しています。

2023年5月には、ライブコマーサー専門エージェント「セレスト」所属のライブコマーサー「ぞうねこちゃんねる」の売上が、過去最高となる1,500万円を突破しています。

今回の資金は、ライブコマースアプリの新規開発など、ライブコマースプラットフォーム事業へと事業領域を拡大するために充当します。


ライブコマースとは、インフルエンサーなどがライブ配信を通じて、商品を紹介・販売する新たなEC(ネット通販)の形であり、中国で爆発的に市場が拡大したことで注目が高まりました。

中国のライブコマース市場は、2017年はほぼ存在しなかったのですが、2020年の中国のライブコマース流通取引総額(GMV)は、1兆2,299億元(約22兆円)というすさまじい市場へと成長しています。

日本でもその可能性が注目され、メルカリや楽天などが参入を試みていましたが、あまり振るわずサービスは終了しています。一方でコロナ禍においてオンライン販売の新たな形としてライブコマースをスタートした企業は一定の成果をあげているところもあります。

Cellestは、2017年と早期からライブコマース事業を手がけているスタートアップであり、今後日本におけるライブコマースのインフラ化に向けて事業を拡大させていく計画です。

株式会社Cellestのコメント

このニュースを受けまして、株式会社Cellestよりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

今回の資金調達では、ライブコマースアプリの新規開発に向けた投資が主な目的になります。

現在はライブコマース販売事業・ライブコマースコンサルティング事業が中心ですが、アプリ開発を進めることで、ライブコマースプラットフォーム事業へと事業領域を拡大していきます。

・今後の展望を教えてください。

まずは、ライブコマースアプリのローンチに向けてアプリの開発に注力する予定です。

また、現在ライブコマース販売事業やコンサルティング事業に関しても売上・案件数共に成長していますが、既存事業に関しても引き続きPDCAを回しながら、着実にライブコマースのノウハウと実績を蓄積することで顧客満足度を高めてまいりたいと思います。

「ライブコマースのインフラ化」を掲げ市場を拡大していく上で、企業提携も進めていきたいと思います。

・読者へのメッセージをお願いします。

現在事業成長に向けて協業や出資など、パートナー企業を募集しています。

”ライブコマース”を起点に、業種・業態に限らず幅広いパートナー企業と連携することで、日本におけるライブコマースの可能性や在り方を変え、戦略的な新しいシナジーを生み出してまいりたいと思います。

また、採用も強化中です。「ライブコマースのインフラ化」という偉業に挑戦してくださるメンバーを募集中しています。正社員、業務委託、業務提携など形態問わず、ライブコマース業界に興味のある方からのご連絡をお待ちしております。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との連携・提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Cellest EC インフルエンサー コンサルティング セレスト ライブコマーサー ライブコマース ライブ配信 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

マーケティングSaaS「MicoCloud」を提供する「Micoworks」が6億円調達
2022年9月30日、Micoworks株式会社は、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 直近では、2022年2月9日に約12億円の資金調達を発表しています。 LINE公式アカウント立ち…
3Dのバーチャル空間でライブ配信に参加できる新サービス「ツイキャスVV」がβリリース
2022年7月21日、モイ株式会社は、「ツイキャスVV」(ついきゃす・ぶいぶい)をβリリースしたことを発表しました。 「ツイキャスVV」は、ブラウザでユーザー同士が3Dキャラクターを使って交流できる3…
物流リソースのシェアリングプラットフォームを運営する「souco」が「NIPPON EXPRESSホールディングス」と資本業務提携
2023年6月2日、株式会社soucoは、NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 soucoは、全国2,000拠点を超える倉庫拠点の情報を…
3Dインテリア・コーディネート・サービス「KAREN」がローンチ
2019年1月16日、株式会社ASHBERYは、「KAREN(カレン)」を2019年1月16日(水)から開始することを発表しました。 「KAREN」は、オンライン型インテリア・コーディネート・サービス…
衣服・ライフスタイル生産プラットフォーム「sitateru CLOUD」提供の「シタテル」が資金調達 「TSI」と資本業務提携
2022年7月13日、シタテル株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、引受先であるTSIホールディングスと資本業務提携契約を締結したこともあわせて発表しています。 シタテルは、衣服を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集