注目のスタートアップ

介護・福祉事業者向けにICT導入・運用の伴走支援を行う「ビーブリッド」が9,500万円調達

company

2023年6月23日、株式会社ビーブリッドは、総額9,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ビーブリッドは、介護・福祉事業者の現場に対し、ICT導入・運用に関する伴走支援を行っています。

また、ケアテック企業向けに、介護・福祉現場のニーズに合った製品の開発・導入のコンサルティングを行っています。

今回の資金は、人材への投資、フランチャイズの導入、新サービスの展開などに充当します。


介護業界は、高齢化による需要増加と、生産年齢人口減少により人手不足が深刻化しています。

厚生労働省の「介護分野の現状等について」によると、介護人材は、2020年度末までに約26万人、2025年度末までに約55万人が不足すると予測されています。

介護業界ではこうした介護人材不足を解消するため、給与や職場環境などの処遇の改善を進めてきました。これにより、徐々に人手不足が改善されてきています。

とはいえ生産年齢人口の減少は根本的な人手不足な理由であり、業界単独で解決できるような社会課題ではありません。そのため、人手不足対策のため、業務効率化や省人化を実現するデジタル化も必要となります。

たとえば、介護業界では現場作業が多いため、IoTが大きな力を発揮します。介護施設においては居室にカメラやセンサーを設置しシステムによって入居者の状態を把握することで、急な体調の変化などへのいち早い対応や、見回り業務の効率化などが実現されています。

一方で、介護施設ではIT人材が不足していることも多いため、テクノロジーの導入・活用に苦慮している施設も多々あります。

ビーブリッドは、こうした介護・福祉施設の課題を解決するため、テクノロジーの導入・運用のコンサルティングを行っています。

IoTなどテクノロジーの活用は、業務効率化や省人化のために重要なものです。創業期はコストの面から多くのシステムの導入は難しいかもしれませんが、優先度の高いものから導入することで、創業期から効率的な業務を行うことができるでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っています。

また、大規模なシステム整備には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ DX ICT コンサルティング テクノロジー デジタル化 ビーブリッド 介護 伴走支援 導入 株式会社 福祉 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

経済状況予測SaaS「xenoBrain」を開発・提供する「xenodata lab.」が3億円調達
2023年1月24日、株式会社xenodata lab.は、総額3億500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、野村ホールディングス株式会社などです。 xenodata lab.は、…
電気運搬船や大型蓄電池を開発する「パワーエックス」が「電源開発」より出資受入
2022年7月5日、株式会社パワーエックスは、電源開発株式会社より出資を受けることを決定したと発表しました。 パワーエックスは、電気運搬船「Power Ark」の開発や、大型蓄電池の製造・販売を行って…
融資・補助金申請支援SaaS提供の「Scheeme」が1億円調達
2021年10月11日、Scheeme株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 融資や補助金の申請に必要な計画書類・申請書類をかんたんに作成できるSaaS「Scheeme」を提供…
「DX人材育成ナビ」在籍型出向を通じて実践的なDXプロジェクト経験を提供
「DX人材育成ナビ」のご案内です。 株式会社Professional Bankが厚生労働省の受託により実施する、企業のDX人材育成を支援する事業です。 企業内のDX推進を担うコア人材を対象に、在籍型出…
EV充電サービスを展開する「プラゴ」が資金調達
2023年1月18日、株式会社プラゴは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、総合リース会社3社(JA三井リース株式会社、東京センチュリー株式会社、三井住友ファイナンス&リース株式会社)で…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集