注目のスタートアップ

メタバースに関わるクリエイターが所属するプロダクション「メタバースクリエイターズ」が資金調達

company

2023年6月21日、株式会社メタバースクリエイターズは、資金調達を実施したことを発表しました。

また、ソーシャルVR「VRchat」とクリエイタープロダクションとしては初となる公式パートナーシップ契約を締結したことも発表しています。

メタバースクリエイターズは、メタバースの第一線で活躍するトップクリエイターたちを束ねるプロダクションサービス「メタバースクリエイターズ」を運営しています。

企業・自治体などのコンテンツパートナーとしてメタバースコンテンツの企画・制作を支援しています。また、制作したコンテンツを「VRVhat」や「ZEPETO」などのメタバースプラットフォームを活用して世界に発信しています。

今回の資金は、オリジナルコンテンツの創出の加速、所属クリエイターの拡大などに充当します。

2024年までに企業・自治体との共創を含め、100以上のコンテンツを創出し、所属クリエイターを200名に拡大することを目指します。


メタバースとはインターネット上に構築された仮想空間です。従来の仮想空間と比べ、大規模かつ自由度が高いことを特徴としています。

メタバースは現実世界よりも自由な空間・体験をつくることができ、さらにインターネットに接続できる環境があれば世界中のどこからでも同じ空間にアクセスできることから、音楽ライブなどのエンターテインメントや、ビジネスにおける展示会・商談会などのイベントにおいて活用が進んでいます。

また、新たな体験を提供できることから、プロダクト・サービスなどのプロモーションとしても活用されています。

メタバースはいくつものサービス・プラットフォームが提供されていますが、多くのユーザーを集めているのが、ユーザー自身がメタバース内でさまざまなコンテンツをつくることができるUGC(User-Generated Contents:ユーザー生成コンテンツ)型のメタバースです。

UGC型のメタバースとしてもっとも有名なのが、ソーシャルVR「VRChat」です。「VRChat」では、ユーザーとコミュニケーションしたり、ワールドを歩き回ったり、ファッションを楽しんだり、ゲーム・スポーツ・音楽を楽しんだり、ワールドをつくったりといったさまざまなことを行うことができます。

また、こうしたソーシャルVRでは、自分の分身となる3Dモデルなどのアバターが必要となります。メタバースでは、こうしたアバターを自身で制作したり、それを売買したり、カスタマイズしたりすることも文化のひとつとなっています。

メタバースクリエイターズは、こうしたメタバースで活躍するトップクリエイターが所属するプロダクション「メタバースクリエイターズ」を通じ、企業や自治体のメタバースコンテンツやメタバースを活用した事業の実現をサポートすると同時に、クリエイターの活動をサポートしています。

ビジネスを成長させるには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ VR VRChat クリエイター コンテンツ ソーシャル パートナシップ プラットフォーム プロダクション メタバース メタバースクリエイターズ 企業 企画 制作 株式会社 発信 自治体 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ブロックチェーン技術を活用したファンプラットフォーム「Gaudiy Fanlink」展開の「Gaudiy」が9億円調達
2022年8月31日、株式会社Gaudiyは、総額9億円の資金調達を実施したことを発表しました。 2022年6月に発表した25億円の資金調達を合わせると、総額34億円になります。 Gaudiyは、NF…
コーヒーのサブスクリプション・サービス運営の「POST COFFEE」が5,000万円調達
2019年10月1日、POST COFFEE株式会社は、総額約5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 コーヒーのサブスクリプション・サービス「PostCoffee」を運営しています。 …
LINE公式アカウントを活用したECショップ作成サービス「Atouch」を手がける「IRISデータラボ」が1.1億円調達
2024年4月1日、IRISデータラボ株式会社は、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 IRISデータラボは、ネットショップ作成サービス「Atouch(アタッチ)」を開発・提…
釣りSNS「ANGLERS」運営の「アングラーズ」が資金調達
2022年1月1日、株式会社アングラーズは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社前澤ファンドです。 釣り専用SNS「ANGLERS」を運営しています。 全国の釣り人の釣果や釣り場…
フェムテック専門ECサイトの運営や法人へのフェムテック市場参入コンサルなどの「fermata」が2.1億円調達
2022年4月27日、fermata株式会社は、総額2億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 fermataは、フェムテック専門ECサイト「fermata store」の運営、商品に…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集