注目のスタートアップ

BtoB受発注プラットフォーム「アイミツ」を運営する「ユニラボ」が25.8億円調達

company

2023年3月15日、株式会社ユニラボは、総額約13億円の資金調達を実施したことを発表しました。

加えて、日本政策金融公庫、SBI新生銀行、商工組合中央金庫等から長期のデット7.8億円、メガバンク2行から短期のデット5億円を調達し、総額25.8億円の資金調達を実施しています。

ユニラボは、BtoB受発注プラットフォーム「アイミツ」「アイミツCLOUD」、法人向けSaaSの比較検討サービス「アイミツSaaS」を展開しています。

発注企業向けに、発注の相談をコンシェルジュが受け持ち、受注企業が対応しやすい形に具体化してマッチングする「コンシェルジュ」機能と、受注企業側に、サービスを利用したあとの成長に寄り添い、営業サポートを行う「カスタマーサクセス」を特徴としています。

今回の資金は、さらなるプロダクトの強化、積極的なマーケティング展開、組織・人員拡大(コンシェルジュ、カスタマーサクセス、エンジニアなど)に充当する予定です。


多くの企業ではFAXや電話を用いて企業間(BtoB)の受発注が行われています。

一方、こうしたアナログなやり取りでの受発注は、FAXで受け取った見積書・発注書の仕分けや、情報の転記などさまざまな非効率的な業務が発生するほか、ヒューマンエラーによる損失なども起こる可能性があります。

さらに受発注においては、よりコストを抑えられるプロダクト・サービスを探したり、怪しい事業者を弾いたりするため、複数の業者に同じ条件で見積もりを出してもらい、価格・条件・内容などを比較検討する相見積もりも行われています。

この相見積もりを行う際はさらに業務負担が高まることから、受発注業務ではデジタル化による効率化が求められています。

アイミツは、コンシェルジュによって抽象度の高い発注の相談を具体化して最適な受注企業とマッチングしたり、受注企業に営業リードを紹介するだけでなく、その後の成長をサポートするカスタマーサクセスを提供することで、BtoB受発注サービスにおいて差別化を図っています。

効率化はどの企業でも大きな課題となっています。創業期は最新のシステムを導入できる機会でもあるため、効果的なシステムやツールを選定・導入するとよいでしょう。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB アイミツ アイミツCLOUD アイミツSaaS カスタマーサクセス コンシェルジュ プラットフォーム マッチング ユニラボ 受発注 株式会社 検討 比較 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

独自の免疫測定技術を活用したPOCT向け免疫センサーデバイスを開発する「イムノセンス」が資金調達
2023年7月31日、株式会社イムノセンスは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社島津製作所のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「Shimadzu Future …
主に知的障害のある作家が手がけるアートデータのライセンスを管理しビジネスにつなげる「ヘラルボニー」が資金調達
2023年12月4日、株式会社ヘラルボニーは、資金調達を実施したことを発表しました。 ヘラルボニーは、国内外の主に知的障害のある作家の描く2,000点以上のアートデータのライセンスを管理し、さまざまな…
世界中のレストランとゲストをつなぐプラットフォームを提供する「TableCheck」が4.3億円調達
2025年3月31日、株式会社TableCheckは、総額4億3000万円の資金調達を発表しました。 TableCheckは、飲食店向け予約・顧客管理システムと、ゲスト向け飲食店検索・予約ポータルサイ…
3歳から始める料理教室「ハクシノレシピ」運営の「Hacksii」が資金調達
2019年11月18日、株式会社Hacksiiは、資金調達を実施したことを発表しました。 3歳から始めるレシピのない料理教室「ハクシノレシピ」を運営しています。 専属講師が自宅を訪問し、子供を尊重しな…
AIコンサルティング企業「FLUX」が44億円調達
2025年6月3日、株式会社FLUXは、総額44億円の資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は100億円に達しています。 FLUXは、創業から大規模言語モデル・予測分析・自然言語処…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集