「DXセレクション2023」 中堅・中小企業等のDXのモデルケースとなる優良事例を選定・公表

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2022年11月22日、経済産業省は、「DXセレクション2023」の実施を発表しました。

経済産業省では、昨年度から中堅・中小企業等のDX(デジタルトランスフォーメーション)のモデルケースとなるような優良事例を「DXセレクション」として選定しています。

優良事例を選定・公表することで、地域内や業種内での横展開を図り、中堅・中小企業等におけるDXの推進・各地域での取り組みの活性化に貢献することを目的としています。

審査にあたっては、デジタルガバナンス・コードの以下の項目に対応する取り組みを評価します。
Ⅰ. 経営ビジョン・ビジネスモデル
Ⅱ. 戦略
Ⅱ-①. 組織づくり・人材・企業文化に関する方策
Ⅱ-②. ITシステム・デジタル技術活用環境の整備に関する方策
Ⅲ. 成果と重要な成果指標
Ⅳ. ガバナンスシステム

「選定の対象」
地方版IoT推進ラボの取り組みに参画している中堅企業・中小企業等。

経済産業省は、日本企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現できなければ、2025年以降、最大で12兆円/年の経済損失が生じる可能性があると指摘しています。

DXとは、デジタル化とデータ活用により、ビジネスモデルや企業そのものを変革させ、競争優位性を確立する取り組みです。

一般社団法人中小企業個人情報セキュリティー推進協会の「大手企業におけるDX推進」の実態調査(2021年10月11日発表)によると、大手企業の82.9%がDXに取り組んでいることがわかります。

一方で中小企業のDXへの取り組み具合については、中小機構の「中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に関する調査(2022年5月)」によると、DXに「既に取り組んでいる(7.9%)」「取り組みを検討している(16.9%)」中小企業は合わせて24.8%しかおらず、さらに「取り組む予定がない」中小企業が41.1%も存在しています。

「DXセレクション」では、中堅・中小企業DXの優良事例を選定・公表しています。どのような取り組みで成果をあげているのか確認できるため、今後の自社のDXの参考にできるでしょう。

昨年度の優良事例はHPに掲載されており、プレゼンの動画がYouTubeにアップロードされているため、一度見てみるのもよいでしょう。

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