創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年4月8日介護施設の見守りセンサーとナースコールを統合するサービス「OwlCare」開発の「EMC Healthcare」が1億円調達

2022年4月7日、EMC Healthcare株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。
介護施設の見守りセンサーとナースコールを統合するサービス「OwlCare」の開発や、保育施設向け午睡見守りシステム「ベビモニ」を提供しています。
「OwlCare」は、見守りセンサーとナースコールを統合し、カメラ画像や行動検知などのAIを活用することで、介護スタッフへの最適な情報提供や入居者との最適な双方コミュニケーションを実現するサービスです。
「ベビモニ」は、天井に設置したカメラにより複数人の姿勢を検知し、うつ伏せになったときにアラートを出すサービスです。また自動で午睡チェックを行うため業務を効率化しています。
今回の資金は、「OwlCare」開発・製造の加速、組織体制の強化に充当されます。
—
介護業界は徐々にではあるものの人手不足が改善傾向にあります。しかし深刻な人手不足にあることは変わりなく、人手不足対策と入居者に対応できる時間を増やすため、業務効率化が図られています。
IoTは離れたところからでも入居者の情報を得られることが特徴的です。入居者になにかあった際には迅速に駆けつけることができ、それにより救える命も増えるはずです。
一方でIoTなどのプロダクトはまだ導入が始まったばかりであるため、システムに統合されていないことがあります。そのためオペレーションが煩雑になり、ツールに振り回されてしまうという課題も出てきています。
EMC Healthcareが開発している「OwlCare」は、見守りセンサーとナースコールを統合したサービスです。入居者の行動データと、入居者・介護士の能動的なコミュニケーションを同時に管理できるため、リモートでの入居者の管理を大きく効率化できるでしょう。
人材不足は介護業界に限らず大きな問題となっています。創業期は様々なリソースが足りない時期ですが、業務効率化ツールを厳選して導入することで、比較的楽に乗り切ることができるはずです。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | IoT カメラ コミュニケーション センサー 介護 介護施設 保育 株式会社 業務効率化 見守り 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年11月1日、株式会社アジラは、資金調達を実施したことを発表しました。 これにより、シリーズBラウンド調達総額は約6.4億円となりました。 引受先は、阪急阪神不動産株式会社のCVCファンドであ…
2021年9月27日、PAPAMO株式会社は、総額5,600万円の資金調達を実施したことを発表しました。 子供向けオンラインスポーツ教室「へやすぽ」を運営しています。 家にいながら、鉄棒や球技などの子…
2022年2月22日、株式会社クジラテラスは、株式会社チェンジ・ザ・ワールドが提供するサービス「change」と提携したことを発表しました。 クジラテラスは、浄水炭サブスクリプションサービス「SUMI…
2020年12月23日、ファインディ株式会社は、「Findy」において新機能「発信力レベル」をリリースしたことを発表しました。 「Findy」は、ハイスキルなエンジニアと企業をマッチングする転職サービ…
2025年6月27日、中小企業庁は、「中小企業省力化投資補助事業(一般型)」の第3回公募要領を公開しました。 業務プロセスの自動化・高度化やロボット生産プロセスの改善、デジタルトランスフォーメーション…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

