Web会議システム・LiveOnとは?特徴や便利な使い方・料金について解説!

創業手帳

LiveOnは多機能で高品質なWeb会議システム。その特徴や使い方、料金などについて解説します。

近年、働き方改革やテレワークの普及により、オンラインを利用したWeb会議が行われることも日常的になりました。
参加するメンバーが離れた場所にいても、オンラインでつながりダイレクトに情報共有できるWeb会議システムには、様々なものが登場しています。
その中で、注目されているのがLiveOnです。LiveOnは、多機能かつ高品質で使い勝手の良いWeb会議システムです。

今回は、LiveOnについての詳細を解説します。

創業手帳では、Web会議に役立つツールや使い方について、詳しく解説した別冊「リモートワーク手帳」を無料でお届けしています。スピーディでスムーズなWeb会議を実現するために、ぜひご参考にしてください。

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Web会議はビジネスを効率化させることができる


Web会議は、従来の対面式の会議よりも、さらに効率的にビジネスを進めることができるものです。
ビジネスにおいて、Web会議を導入するケースもかなり多くなっています。
Web会議がビジネスにもたらす利点とはどのようなものか、下記にあげていきます。

素早く情報共有できる

ビジネスでは、社内や取引先と必要な情報共有を迅速に行うことが求められます。また、経営やプロジェクトのスケジュールを固めるために、素早い意思決定も重要です。
Web会議を行えば、離れた場所にいるメンバーとも即時に情報共有ができ、その場で素早く意思決定することも可能です。
その結果、仕事の進行スピードを上げることにつながります。

また、Web会議であれば、会議の場所にメンバーが集まるタイムロスもなくなり、複数のメンバーの日程調整もほぼ行う必要がありません。
そのため、Web会議を行って複数人を集める手間やタイムロスを減らすことは有益です。

会場までの移動時間をコア業務に充てられる

遠方で会議が行われる場合、出張して会場に出向かなければならないケースもあります。この場合、移動時間もかかり、交通費などのコストも考慮することが必要です。
Web会議であれば移動時間を割く手間が省け、その分を本来のコア業務に充てることができます。これにより、時間の無駄が省かれ効率的に仕事が進められます。
さらに、Web会議により出張がなくなることで、出張にかかるコストの削減も可能です。

コミュニケーションが活発になる

会社やプロジェクトに携わる人数や部署、取引先の数が大きくなれば、その分目標達成におけるそれぞれの思い入れや認識にずれが生じることもあります。
これは、物理的な距離により情報伝達が遅れ、目標への認識を共有しづらいことが原因の一つです。

Web会議であれば、中心となる現場から遠方の取引先まで密なコミュニケーションを取ることができ、同じ目標に向かうための意識を共有しやすくなります。
その結果、中心と末端の温度差がなくなり、チームが連帯感を持って経営やプロジェクト進行に臨めます。

LiveOnの主な特徴3つ


LiveOnは、Web会議をスムーズに進めることができるツールであり、そのための優れた特徴が3つあります。様々な便利機能が搭載されているほか、音声品質も高く操作も簡単です。
下記では、それぞれの特徴について詳しく見ていきます。

便利に使える機能がたくさん搭載されている

LiveOnでは、Web会議上でMicrosoft OfficeやPDFファイルなどの資料を簡単に共有できます。
さらに、音声や動画ファイルの再生および録音・録画も行えるため共有できる情報が多く、会議記録を後から参照することも可能です。

ディスカッション中に説明をわかりやすくするためのホワイトボード機能といった、メンバーが内容を把握しやすい各種共有機能も備えています。
メンバー間のコミュニケーションを円滑にできる機能が多数標準搭載されているのも、LiveOnの特徴のひとつです。

利用できる主な標準機能とは

・全員に資料共有できる
Microsoft Office・PDFのほか、参照したいサイトも資料として共有することができ、その資料に文字や図を書き込める機能もあります。

・ホワイトボード機能は説明に便利
会話や資料の共有だけではわかりにくい説明を、その場でホワイトボードに書いているように、文字と図を書いてリアルタイムで細かく伝えることができます。

・録音や録画もできて記録を残せる
Web会議の音声および映像は録音・録画でき、記録として保存・後から参照するのも簡単です。

・メディア再生機能でイメージを伝えやすい
音声や映像メディアを共有したい時、簡単に再生できてメンバーがその場で視聴できます。

・テレビ会議システムにも連動できる
LiveOnとテレビ会議システムと連動することにより、さらに多方面とのコミュニケーションが可能です。

・現場に設置したネットワークカメラにも対応している
商品の製造工場などにネットワークカメラを設置し、その映像をリアルタイムで確認できることにより現場の状況をメンバーが把握できる機能もあります。

・その他
Web会議に参加しているメンバーにアンケートを取り、その場で結果を表示する機能や、LiveOnのIDを持たない人を招待する機能で、より密なコミュニケーションが実現します。
さらに、テキストボックスで文字でのやりとりもできるほか、資料などのファイル送信、デスクトップ画面の遠隔操作機能のように便利な使い方ができます。

オプション機能について

標準機能のほか、有料でオプションをつけることで利用できる機能があります。

・アプリケーション共有・編集ができる
ビジネスツールとして使用するアプリケーションを共有でき、その場で編集・操作することも簡単にできます。

・参加人数を無制限にできる
標準機能では、参加メンバーの拠点は20拠点までですが、参加メンバーの人数を無制限にする機能により、セミナーやイベントで不特定多数へ発信することが、可能となります。

・HD画質でクリアな画面に
HD画質で1280×720の高解像度にも対応し、よりリアルな体感でコミュニケーションを取れます。

・スケジュールの共有ができる
Web会議のスケジュールや予約人数をまとめられる機能があり、日時の決定もスムーズです。

・その他
その他のオプション機能では、アカウント管理やログのダウンロード、それぞれの帯域の使用状況を確認する機能があり、Web会議の管理が可能です。
また、メンバーがオンラインかどうかを一覧できたり、コールセンターとの連動でスピーディに対応できたりといった機能もあり、便利です。

高音質・高画質でWeb会議をスムーズにする

LiveOnは、開発元であるジャパンメディアシステムがすべての機能を自社で開発しており、独自の技術により高音質での通信を実現しています。
海外などの通信状況が安定しない場合や、多数のメンバーが参加し負荷が大きくなる場合にも、ほぼCDと同等の32kHzの音質をキープできます。

また、1280×720のHD高画質を実現しただけではなく、解像度やフレーム数を状況に応じて選ぶことも可能です。
この高音質・高画質により、つまずくことなくスムーズにWeb会議を進められます。

操作は簡単で誰でもすぐに利用が可能

LiveOnのインターフェイスは、様々な操作においてアイコンをクリックするだけで簡単に利用可能です。
会議参加メンバーはログインから会議室を選択するだけで、すぐに会議が始められます。
そのため、PCの操作があまり得意でない人でも利用のハードルが低く、誰でも参加しやすいように設計されています。

LiveOnを導入するとどのようなメリット・デメリットがあるか


LiveOnを実際に導入したとき、その独自のメリットを享受することができます。しかし一方で、デメリットもあることは理解しておきたいところです。
では、Web会議システムとしてLiveOnが選ばれる理由とはどういうものでしょう。こちらでは、LiveOnのメリット・デメリットをあげていきます。

LiveOnのメリット3つ

まずは、LiveOnのメリットについて3つ紹介します。

セキュリティ体制を万全に取っている

LiveOnでは、アメリカの暗号規格である「AES(Rijndael)」を採用してデータの暗号化を行っています。
これにより、セキュリティの強度のみならずスピーディな処理能力を得ることができ、対策を万全なものにしています。

さらに、LiveOn独自のプロトコルを使用することで、もし暗号化が解かれた場合にも解読されることはありません。

外国語にも対応していて海外とのやりとりにも便利

LiveOnは、日本語だけではなく英語や中国語などの主要言語にも対応しています。そのため、海外のメンバーとのやりとりも問題なく行えます。

事業をグローバル展開している企業にとって、海外企業とのコミュニケーションを迅速に取れることは大きな利点です。
これにより、遠距離の取引きもほぼタイムラグなしで進めることができます。

利用料金は安価で安心の月額制

LiveOnでは、クラウド上で機能するクラウド/SaaS型(ASP版)と、自社システムを構築するオンプレミス型(イントラパック版)の2つから選ぶことができます。

この中のASP版は、利用料金がリーズナブルです。また、月額制であるため毎月の負担を抑えることができます。
イントラパック版でも初期費用こそ値が張るものの、長期的に利用することを考えれば結果的にお得になります。

LiveOnのデメリットも知っておこう

LiveOnの利用にあたっては、多少のデメリットも伴います。

特に、イントラパック版ではサーバーソフト費に多少まとまった費用が必要で、さらに年間利用料がサーバーソフト費とクライアントソフトライセンス費の20%かかります。
もちろん、前述のように長期的な目で見たときには安価と考えることができますが、初期費用をかけたくない人にはイントラパック版は不向きと言えます。

LiveOnの利用に向いているケースとは


LiveOnの機能を利用するにあたって、特にメリットを得やすいケースがあります。では、どのような場合にLiveOnを有効活用できるでしょう。
こちらでは、LiveOnを利用するのに向いているケースを紹介します。

Web会議のタイムラグなどを減らしたい

Web会議では、音声や映像が途切れることでタイムラグが生じ、スムーズなコミュニケーションが取れない場面も出てきます。

しかし、LiveOnの高音質・高画質であれば、通信が途切れることなくクリアな状態でやりとりができます。
そのため、タイムラグやストレスが生じず快適なWeb会議を行いたい人におすすめです。

頻繁にWeb会議を行う

LiveOnのASP版では、20拠点まで定額での利用が可能です。
この拠点数に収まる場合はWeb会議の回数が多いほどお得に利用でき、頻繁にWeb会議を行うのに適しています。

また、長時間のWeb会議を行う際にもお得になるため、じっくりとディスカッションを行いたい人にも安心です。

海外とも安定した通信環境でWeb会議をしたい

LiveOnは通信品質にも優れており、海外との通信で不安定になりがちな状況でも安定した通信環境を提供します。
そのため、海外とのコミュニケーションが取りにくいといった問題も出ません。さらに、多言語対応も相まって海外との通信に問題は生じにくくなっています。

LiveOnの料金プランについて


LiveOnは、比較的お得な料金での利用が可能です。料金プランは2種類であり、ASP版とイントラパック版で分かれています。
それぞれの料金体系が異なるため、以下では2つのプランの特徴と料金について紹介します。

LiveOnの2つのプランの特徴とは

以下では、2つのプランの主な特徴を説明します。

ASP版(クラウド/SaaS型)は即時利用できる

ASP版では、クラウド上での管理・運用が可能であり、サーバー設置などの手間や費用は必要ありません。
申込みが終了すれば即時利用でき、とても手軽なプランとなっています。

また、サーバー管理費もかからず安価な月額費用で利用できるため、ランニングコストが膨れ上がる心配もありません。
その他、必要な機能はオプションでつけることもでき、無駄のない運用が実現します。

自社のカスタマイズができるイントラパック版(オンプレミス型)

自社オリジナルのシステムを構築するイントラパック版では、専用サーバーを設置して運用を行います。
そのため、様々な機能をカスタマイズでき、自社の使い勝手に合わせられます。

また、自社内でシステムが完結することから、セキュリティ面にも優れています。
標準機能として参加人数が無制限のため、大規模なチームで運用する際にも便利です。

LiveOnの利用料金について

こちらからは、2つのプランの利用料金を紹介します。

ASP版(クラウド/SaaS型)

※基本料金

初期費用 78,000円(税別)/1ライセンス
月額費用 3,000円(税別)/1ライセンス

参照URL:ASP版(クラウド/SaaS型)

上記のように、費用は1ライセンスごとに初期費用が78,000円、月額費用が3,000円とリーズナブルです。
この場合の1ライセンスとは、接続する拠点(例えば、本社の会議室で1ライセンス・支社の会議室で1ライセンスなど)を指し、ライセンス数に応じて契約します。

※オプション料金

追加初期費用/会社コードごと 月額追加費用/1ライセンス
アプリケーション共有・デスクトップ共有 300,000円(税別) 1,000円(税別)
多人数モード機能(参加メンバー無制限) 300,000円(税別)
フルHD画質対応 300,000円(税別) 2,000円(税別)
スケジュール機能(スケジュール共有) 300,000円(税別)
管理(AdminTool)機能 300,000円(税別)
コール機能(コールセンター連動) 300,000円(税別)

参照:ASP版オプション機能追加費用

オプション機能については基本的に会社コードごとの契約となり、上記の表のとおり費用が加算されます。

イントラパック版(オンプレミス型)

※初期費用・年間利用料

サーバーソフト 1,000,000円(税別)
クライアントソフトライセンス 78,000円(税別)/1ライセンス
年間利用料 サーバーソフト及びクライアントソフトライセンスの合計の20%

参照:イントラパック版(オンプレミス型)

イントラパック版では、初期費用として1ライセンスごとにサーバーソフト費100万円、クライアントソフトライセンス費に78,000円が必要です。
その他、年間利用料として上記の表の費用が発生するほか、サーバーの設置やカスタマイズなどに別途費用がかかります。

※オプション料金

追加初期費用/会社コードごと
ID追加登録機能 200,000円(税別)
コール機能(コールセンター連動) 300,000円(税別)

参照:イントラパック版オプション機能追加費用

オプション機能については、イントラパック版では上記の表のみとなり、その他の機能は標準装備されています。

LiveOnの利用方法を知ろう


LiveOnを利用するまでの流れはとても簡単であり、新規登録から利用開始まで3ステップで終了します。下記では、LiveOnの利用方法について、大まかな流れを説明します。

ユーザーIDを登録する

LiveOnのログイン画面にアクセスし、画面下にある「新規登録」をクリックして必要事項を入力します。
入力が終われば「確認」をクリックし、入力情報に間違いがなければ「はい」をクリックすれば登録完了です。

ログインして会議室に入室する

ログイン画面にてユーザーID・パスワード・名前を入力して「ログイン」をクリックします。
次画面で会議室リスト画面が表示されるため、新規に作成する場合は「作成」をクリックして新規作成。
会議室が表示されている場合は、「入室」をクリックすれば会議室に入れます。

会議スタート

会議室に入室して音声を調整すれば、会議をスタートできます。

社外の担当者などの参加者を招待するには

社外のプロジェクト担当者や取引先をメンバーとする場合、ユーザーIDやパスワードを教えられないケースも出てきます。
このような場合は、招待機能を利用してURLを記載したメールを送ります。

メールに記載されているURLにアクセスすることで、LiveOnのアカウントを持っていない人でも会議に参加することが可能です。

まとめ

LiveOnは、クオリティが高くストレスのないWeb会議を実現するツールです。
豊富な機能や音声・映像の品質の高さに加え、直感的に使いやすいインターフェイスにより、幅広いビジネスマンに活用されています。
LiveOnに登録する前に、実際に使ってみてその機能や使い勝手を知りたい方もいるかもしれません。
LiveOnでは、14日間の無料トライアルを実施しているため、お試しで使ってみるのも良いでしょう。もし、自社のスタイルに合うようであれば、積極的に利用してみてください。

創業手帳(冊子版)では、起業時に必要な様々な情報を掲載しています。ぜひご参考にしてください。
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(編集:創業手帳編集部)

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