無料でプロモーション!起業家に必要なWEBマーケティングスキルと活用方法
初心者でもできるWEBマーケティングの基本を紹介します
(2020/04/07更新)
現代を生きる起業家にとって重要なスキルの1つが、WEBマーケティングスキルです。WEBを通じて顧客を開拓したり、サービスや商品の認知を広げたりするのに欠かせないものと言えます。
とはいえ、何から始めて良いかわからない方も多いと思います。マーケティング=広告と捉え、広告費に予算がかけられないと考える人もいるでしょう。
しかし、WEBマーケティングは基本的には無料でできます。
そこで、無料でWEBマーケティングスキルを高めていく方法について解説します。
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この記事の目次
まずはブログでWEBマーケの定番であるSEOを学ぶ
ブログは、TwitterなどのSNSと違い、ある程度の文章量が必要なツールです。そのため、定番のWEBマーケティング手法であるSEOを学ぶのに向いています。
SEOとは検索エンジン最適化のことで、特定の検索キーワードに関し、グーグルなどの検索エンジンで上位に表示されるように施策することです。ブログのコンテンツを読者にとって有益かつ読みやすいものにしようとすることがまさにSEOの施策と言えます。
例えば、パーソナルジムを経営している人のブログが「地名 パーソナルジム」 という検索キーワードで上位表示された結果、アクセス数が増加。広告宣伝を行わずに体験レッスン受講の数が1.5倍に増えた事例があります。
潜在的な顧客が持っているであろう悩みや要望を解決する良質なコンテンツを提供することで、検索上位表示できれば、お金をかけずに集客することが可能です。
ブログの2,000字で何を伝えるか
ブログ記事は、検索エンジンに評価されるために、2,000文字以上など一定程度の長文を書くことが求められます。
昨今SNSなどで短文のやり取りや画像を通じたコミュニケーションが流行る中、日常で長文を書く機会が減っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、サービスや会社、ご自身の良さを伝え、目標となる行動をとってもらうには、ある程度の文章量で表現する力が必要です。
「すでにブログはおこなっているが全くアクセスが伸びない」
「何を書いたらいいかわからない」
と悩んでいる人も多いかもしれません。
現実に、ブログを始めたものの、日記のような内容を書いているだけで全く読まれない場合があります。
起業家がブログで発信すべき内容は、実際に行っているビジネスや専門分野に関連する記事で、ユーザーの悩みを解決するものにします。
例えば、動画制作分野での起業であれば、動画制作に必要な機材、編集のコツなどの記事を書きましょう。
専門的な知識がある分野で書くことで、ユーザーにとって有益な内容になるのはもちろん、検索エンジンから権威性があると評価されることが期待できます。
また、あなたのサイトを訪れてサービスに興味を持ったユーザーが問い合わせをしてくる可能性もあります。
できるだけジャンルを特化して、書き続けることが大切です。SEOでは、文章の量だけでなく公開された記事の数も重視されています。
ユーザーにとって役立つコンテンツを提供しつつ、検索結果で上位を狙っていきましょう。検索上位に浮上し、多くの人の目に触れることで、お客さんになってくれる人を増やすことにつながります。
セールスライティングのスキルを磨く
ブログでは、SEOという集客技術のみならず、人を集めた後に実際に商品やサービスを売るためのセールスライティングも学べます。
例えば、良い商品やサービスをネット上で販売していても、ただメリットを羅列するだけではなかなか購入には結びつきません。
しかし、ユーザーの潜在的なニーズを理解し、そのニーズに沿って共感力を高める文章が書ければ、それだけで購入率を高めることが可能です。
公開したブログ記事について、
ユーザーのCV率(※)にどのような変化があるかを確認しながら、文章の改善を重ねていけばセールスライティングスキルはアップします。
セールスライティングのテンプレートが、ネットだけでなく書籍でも扱われていますので、はじめはそれらをお手本に書いてみるのもおすすめです。
※CV率・・・コンバージョン率。最終目標達成購入率
コンテンツに対する反応は、無料でブログに導入できるグーグルアナリティクスやサーチコンソールといった解析ツールの活用によって数値で把握することが可能です。
他にもユーザーの行動を喚起するための施策はあります。
例えば、来店を要するビジネスの場合、体験レッスンを無料に変えることも行動喚起につながります。良いサービスを提供している場合、無料訴求に変えるだけで問い合わせ数が大きく変わり、結果として正式入会者数が増えるケースが多々あります。
セールスライティングで何を訴え、どのような行動を誘導していくかでWEBマーケティングの成果は大きく変わります。様々な手法を試しながら各々のビジネスに合う訴求方法を研究していきましょう。
SNS発信でファンを作る
昨今のWEBマーケティング施策の中で、特に注目されているのがSNS施策です。
SNSはSEOと違い、検索エンジンのアルゴリズム変動など外的リスクに依存せずに顧客と直接つながることができるツールです。
そのため、SNS上でうまく発信することができれば、外的要因でブログの集客がうまくいかなくっても、継続してユーザーとつながることができるので、WEB集客の点でリスク分散することができます。
また、一般ユーザーから自社サービスに関する口コミを発生させることで、信頼性の高い評価をネット上で広げて評判につなげるような手法もあり、その活用法は多岐にわたります。
SNSをやることで何が得られるのかについて解説します。
常に市場からのフィードバックがもらえる
SNSがマーケティングスキルを身に着けるのに最適な理由は、市場からのフィードバックがすぐにもらえる点が挙げられます。
例えば、ツイッターでは、投稿してしばらくすると
・インプレッション数
・プロフィールのクリック数
・リンクへ遷移した数
などがすぐに把握することができます。
つぶやいたことによるフォロワーの増加やユーザーからのいいね・リツイート・コメントなどもフィードバックとしてもらえます。
これらの数値が可視化されることにより、投稿した内容がフォロワーを始めとしたユーザーに対してどれくらい訴求できたかが確認できます。
これにより、PDCAを回すのにかかる時間がブログなどより短縮できるため、改善して成長するまでが早いこともメリットといえます。
※PDCA・・・Plan Do Check Actの略で事業を継続的に改善していくためのサイクルをさす
一般的なコツとして、
・ツイッターの文字数を280文字制限一杯まで使い、有益で充実した内容をつぶやく
・箇条書きなどを活用して、読みやすさを意識する
・画像や動画を使う
などが挙げられます。複数のパターンを用意して、比較しながら効果的な方法を検証していくのがおすすめです。
ターゲットと直接つながれる
SNSの良い点は、ターゲットとなるお客さんとダイレクトにつながれることも挙げられます。
ブログなど検索から流入したユーザーの場合、その人が問い合わせや購入をしない限り直接的なつながりを持つことはできません。しかし、SNSはユーザーと直接つながることができ、ユーザーが日々どんな活動をしていて、何を欲しているのかが明確にわかります。
ターゲットに対して何を提供したら喜ばれるかが把握しやすいのです。直接ユーザーとコミュニケーションがとれるSNSであれば、サービスを販売したときにすぐに買ってもらえるような関係性を作ることも可能です。
起業家がインスタグラムを活用した事例
前述のパーソナルジムを経営している起業家のケースでは、集客手段の1つとしてインスタグラムを利用していました。
最初は何を発信して良いかわからず、フォロワーも一向に伸びない状態でした。それでも、継続して発信を続けていたところ「ユーザーが何を求めているのか」がいいねの数から感覚的に把握できるようになりました。
そこからは筋トレの方法や、自分の筋トレをしている姿など、反応の良い投稿を集中して投稿するようになりました。
最終的に反応をくれるユーザーが増え、1年経った後にはインスタ経由の問い合わせも安定的に発生するようになったようです。
まとめ
以上では、起業家が学ぶべきWEBマーケティングスキルについて、具体的なやり方を中心に見てきました。
どれも無料で出来る内容なので、実施していない方にはぜひ取り組んで頂きたいのですが、一点だけ注意点があります。
それは、PDCAを回し、改善を続けるのが重要である点です。無料でできるWEBマーケティングのデメリットとして、費用がかからない分、簡単に辞めてしまう人が多い点が挙げられます。
特に、ブログで検索ユーザー向けに記事を執筆する場合、記事執筆時から検索エンジンに評価されるまでに最低でも3か月程度かかるため、最初の段階では辛抱強く続けていくことが必要です。
ブログやSNSでの発信は、もともと発信力やセンスがある人以外、最初からうまくいくことは非常に稀です。
反対に、WEBマーケティングのメリットは、ブログで言えば検索順位やアクセス数、CV率。SNSで言えばインプレッション数、プロフィール・リンクのクリック数など、数字で明確なフィードバックがある点です。
最初はうまくいかなかったとしても、継続することで少しずつ「数字を伸ばすコツ」をつかんでいく事ができます。
価値を届ける発信を続け、SEOやSNSに関するノウハウを学びつつ、それを取り入れていくことで、WEBマーケティングスキルは着実に上がっていきます。
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(編集:創業手帳編集部)